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2010.2.3 膨大な書物を暗記するちから、遠くの出来事を知るちから、近い将来を見通すちから―「常野」から来たといわれる彼らには、みなそれぞれ不思議な能力があった。穏やかで知的で、権力への思向を持たず、ふつうの人々の中に埋もれてひっそりと暮らす人々。彼らは何のために存在し、どこへ帰っていこうとしているのか?不思議な優しさと淡い哀しみに満ちた、常野一族をめぐる連作短編集。優しさに満ちた壮大なファンタジーの序章。(集英社文庫の解説より) いかにも恩田陸らしい世界です。 と言いながら実際のところ、正直あまり内容が理解できていない。 それでも、その不思議な世界に浸ることそのものが楽しい。 これはなんだろうと疑問に感じることから、次第にそんなに考えなくてもいいかなと思えてしまう。 多分、恩田陸にマヒしているのだ。 10の連作短編からなる。
「しまう」「虫干し」「響く」「裏返す」といった常野一族の専門用語。 民話、時代もの、幻想、戦争の暗闇、時間、シュール、郷愁と色んな手法を使って読み手に語りかけてくる。 人が失くしたもの、大事なものを、ふと思い出させてくれる。 ラスト「国道を降りて・・・」で、「光の帝国」で亡くなったミサキが帰ってきた。 常野一族って、いったい何者? |
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本書は、常野シリーズの中で一番好きな作品です。恩田さんらしい不思議な作品ぞろいですが、何故か読者を引っ張り込み読ませてしまうところも恩田作品らしいなぁと思いました。
トラバ返しさせて下さいね。
2010/3/3(水) 午前 10:15
金平糖さん
懐かしさと怖さと大事なものと色んなことを思わせぶりに感じさせてくれる恩田さんらしい小説でした。
2010/3/4(木) 午前 0:25