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2010年2月27日、シネマヴェーラ「映画史上の名作3」にて。 1951年度作品。 脚本:チェザーレ・ザヴァッティーニ 出演:カロル・バッティスティ、マリア・ピア・カジリオ、リナ・ジェンナーリ 年金支給額を上げよ――とのデモ行進に参加していたウンベルトは老退職公務員でアパートに一人暮らしの身。いつも小型犬のフライクを連れている。家賃が大幅に値上げとなり、その前に滞納分を払わなければ早刻立ち退き、と女家主に言い渡された彼は、途方に暮れる。どうにかお金を工面しようとするものの、いよいよどうにもならず自殺を覚悟する。フライクの命だけは何とかしようとするもののそれもままならず、とうとう彼を道連れに鉄道に飛び込もうとして……。(yahoo映画解説より) 暗く重々しく、救いようがないストーリー。 ラスト前、お金がないため生活ができず主人公は犬と鉄道に飛び込もうとして、犬に逃げられ自殺を失敗する。 結局、公園で犬と遊ぶしかない主人公を写したエンディング。 何も解決はしていないし、彼はどこへも行けない。 いずれはまた主人公は自殺しそうだ。 プライドが高い主人公。 定年後も仕事はしていない。その点はどうだろうかと思う。 家主に雇われている従業員の少女がいる。 その少女は二人の兵隊と付き合っているが、妊娠してしまった。 どちらの子供かもわからない。 少女は主人公のおじいさんには親切だ。 この少女とおじいさんは若者と老人の対比なのだろうが、いまいち意図が分からない。 この映画、大昔のイタリア映画とは言え、日本で生活苦、老人の孤独死が増えている中、
人ごとではない。 今の時代背景にあまりにマッチした映画。 でも、重苦しいので、もうちょっと救いの手を差し伸べるように、なんとかならないかと考えてしまう。 |

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デ・シーカ監督の「自転車泥棒」もなんともやりきれない話でした。同じ敗戦国だからか、情緒的に通じるものがあるのか、昔のイタリア映画を観ていると日本とかぶるものがあります。「道」とか、ほんと日本人好みだと思ってしまう。
2010/3/13(土) 午前 8:37
boyattoさん
「自転車泥棒」は大昔にTVで観ました。辛い映画でした。戦後貧しいイタリアの現実がこういう映画を作らせたのかもしれません(あまり詳しくないので)。イタリアの貧しい人々と日本人が近い生活環境にあったからでしょうかね。確かに日本人好みかも。
2010/3/13(土) 午後 2:45
「自転車泥棒」もそうでしたが、つらくてやりきれない映画ですね。少女は重苦しい雰囲気を少しばかり和らげるアクセントという位置づけでしょうか?それとも別の意味を込めているのかもしれませんが・・・。
2010/3/14(日) 午前 8:18
もしかしたら、同じ時間をすごしたのでしょうか。
敗戦の後でもこの立派な建築群が残っているという、文化的自慢をしつつのロケなのでしょうか、今は政治の過ちで、こんなに貧乏だけど、というメッセ−ジ?
2010/3/14(日) 午後 9:37 [ koukou ]
ヒッチさん
少女はそうかもしれません。でも、少女の環境も暗いですよね。老人も若者も未来が見出せないということでしょうかね。
2010/3/14(日) 午後 10:52
koukouさん
自分はお昼タイムでしたけど^^。koukouさんらしい建築からの見方ですね。そういえば、戦争ではイタリアの建築物はまったく爆破されなかったのでしょうかね。
2010/3/14(日) 午後 11:06