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2010年4月4日、東京日仏学館「フランス映画祭2010関連企画アラン・レネ全作上映」にて。
1960年度作品。
脚本:アラン・ロブ・グリエ 出演:デルフィーヌ・セイリグ、ジョルジョ・アルベルタッツィ、サッシャ・ピトエフ
豪華で冷たいバロック風のホテルの城館で、富裕な客たちが情熱を欠いた社交に興じている。若い女に1人の見知らぬ男が近づいてきて、あなたとは1年前に会い、愛し合ったと語りかける。彼は単なる誘惑者なのか、気違いか? 男の話は真実なのか、男とともに、夫によって表象されているこの住みなれた世界を去ることができるのか、女は苦悩する……。(eiga.com解説より)
いや〜、ショックでした。
実は昔、中学生か高校生の時に、この映画を一度観たことがある。
幼い子供心には、男と女の会話が理解できずに、睡魔に襲われて分けがわからずに観終わった苦い記憶がある。
あれから、うん十年経ち、もう一度観てみようと思った。
それなりに人生経験も積み、それなりに映画の見方も昔よりはましになっているだろうと。
しかし、やはり、ダメでした。
まったく理解できなかった。
この映画は何の話なのか、1年前に会いましたねという男に対して、あなたとは会ってはいないという女。
その質問が何度となく繰り返される。
時間が止まっているようにも見えるし、このホテルの人物が幽霊のようにも見える。
男と女も存在しない、この話そのものが妄想かもしれない。
ストーリーがあれば、当り前の願望だけど、観客はその結論を求めようとする。
それをあざ笑うかのように、この映画は、結局何も起こらないで終った。
えっ?という感じ。
結論を求め過ぎている観客に対するメッセージとも受け取れる。
さすがに、このままでは気持ちが悪い。
ウィキペディアで調べた。
「脚本のロブ=グリエ自身の言によれば、黒澤明監督の『羅生門』に触発されて作られた作品である。より正確に言うならば、芥川龍之介の『藪の中』を下敷きにした作品群の一つといえる。」らしい。
人によって、人の感じかたによって、何が真実かわからない。ということだろうか。
凡人の私には、この映画を理解するには、無理だったようだ。
ちなみに、この映画はココ・シャネルが衣装をデザインしたようだ。
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理解不能な映画に出会うと、「悔しさ」と「何とか少しでも理解の糸口をと願う気持ち」とがしばらく続きます。
時間を置いて再見すると、時々乗り越えられる事もありますが、そうではないことも。
shirakansuさんにとってのこの作品、再チャレンジされたのに“残念”でしたね。
凡人の私にも多分理解不能だと思いますが、タイトルと衣裳デザインがとても気になりますので、いつか見てみたいと思います。
2010/4/10(土) 午前 6:14
こんばんは。
この作品は大好きな作品で何度も見ていますが、私も必ず眠気に襲われます。
ただ、硬質なモノクロ画面と撮影の美しさが見事で、ストーリーを理解するより、イメージで観るものと諦めました。
TBさせてください。
2010/4/10(土) 午後 10:04 [ - ]
alfmomさん
ほんと、何とかこの映画のよさを感じたかったのですが、だめでした。全然自分が成長できていないことと理解力のなさにショックでした(笑)。まあ、相性が悪い映画もあるということでしょうかね〜。
衣装は白黒ながら写真のように個性的なデザインでした。
2010/4/10(土) 午後 10:43
bigflyさん
お好きな映画でも睡魔ですか。そう言えば自分も「2001年宇宙の旅」は好きなんですが、絶対睡魔に襲われます(笑)。この映画、モノクロの独特の映像と音楽は際立っていましたね。
2010/4/10(土) 午後 11:13
今日は。
Yahoo!トップ→映画→影武者
でやって来ましたm(_ _)m。
いやぁ〜、こんな映画観る人いるんだ(笑)。
長い間廃盤でヤフオクでは日本語字幕入りDVDが\10,000以上してましたからねぇ…
2009年にHDリマスター日本版を、こんな映画レンタル屋さんに有るはずないから買いました。
とにかくこの映画はうるさい。音楽だけでなく映像も整理されてなく「うるさい」。
記憶と時間の流れを主題にしている気がしますが、よく分かりません(涙)。
個人的にはもう一回観るつもりですが、人様には勧めません。
HDリマスターされた映像は巧く修復されキレイです。
ただ修復とは関係無く、画質が違うシークウェンスが一ヶ所有ります。
市販品のDVDに付いて来る解説は詳しく中々の出来。映画のプログラム並で他のDVDでこれ程の物が付いて来たこと記憶に無し。
2011/1/3(月) 午前 11:54 [ CYPRESS ]
CYPRESSさん
はじめまして&あけまして、おめでとうござます♪ いや〜、昔観た拘りから再見したのですが。。。 あはっ、全く同じ感想で成長できていませんでした(笑)。そうなんですか、去年までDVD化されていなかったのですか。乾いたというか無無機質というか不思議な映像とココ・シャネルの衣装は一見の価値があると思いますが、自分には難解すぎました。
2011/1/3(月) 午後 5:09