|
2010年4月3日、早稲田松竹にて。 2009年度作品。 原作:太宰治 脚本:冨永昌敬 音楽:菊池成孔 出演:染谷将太、川上未映子、仲里依紗、窪塚洋介、ふかわりょう、洞口依子 結核を患う少年・ひばり(染谷将太)は終戦を機に、「健康道場」と称する風変わりな療養所に入所する。そこで出会う、気まぐれな看護婦・マア坊(仲里依紗)と、美人婦長の竹さん(川上未映子)、おかしな療養者たちとの日々。やがてひばりは生きる活力を取り戻していく――。生誕100周年となる太宰治の同名小説の映画化。療養所の日々の中で少年に芽生えていく恋心と希望をユーモアたっぷりに描く。(解説より) 併映だった「ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜」のような男と女のドロドロ映画ではなく、若い主人公の感性とユーモアも交えて飄々と綴られた療養所の話です。 ひばり(染谷将太)は戦争末期に結核にかかり、死を覚悟していたが、戦争が終わったことで、いきなり生きることに執着するところから始まる。 ひばりは新しい時代にあった「新しい男」を目指す。 結核診療所なので、隣人が死んだりと、死と向かい合わせでありながら、若いひばりには、マア坊(仲里依紗)と竹さん(川上未映子)が気になってしようがない。 マア坊(仲里依紗)とは仲がいいけど、二人は若いので、いつも喧嘩ばかり。 その点、年上の竹さん(川上未映子)は大人で、少年ひばりには憧れのような存在。 ひばりは、この二人の間をさまよいながら、その療養所の人たちの生活ぶりもユーモラスに描かれます。 菊池成孔の音楽が素敵でした。 冒頭のバスのシーンで、フランス映画のようなスキャット風の音楽が心地いい。 戦後というより現代の感じがどうしてもするため、音楽がより、その時代の雰囲気を醸し出しています。 患者の詩人が作った歌を看護婦たちがギターで歌う歌もよかったです。 最後まで、竹さん(川上未映子)は、謎に包まれていて妖しい女。 朝早く、雑巾がけをしている後ろ姿は、ホラーと見まがうばかり。 若い監督の感性を楽しませてもらいました。 死に近い療養所でありながら、生き生きとした生を楽しむひばりの青春映画です。 そのアンバランスさが面白い。 川上未映子の関西弁が柔らかく、仲里依紗の弾けぶりがこの映画を明るくしていました。 洞口依子は、ひばりの母親役で久しぶりに映画で観ました。
いかにも母親らしくないところが、洞口依子らしいです。 病気をされていたようで、お元気でなりよりです。 |

- >
- エンターテインメント
- >
- 映画
- >
- 映画レビュー






観ている人が少ないのか、評判が悪いのか、私も記事を書いたのですが、コメント、TBが0でした。
そこそこに、太宰文学の香りもして、仲、川上も悪くないのですが・・・
TBします。
2012/4/13(金) 午後 9:39 [ ひろちゃん2001 ]
ひろちゃんさん
そんなに悪いとは思いませんでしたけどね。ユニークな俳優陣が楽しく、特に菊池成孔の音楽が面白かったです。
2012/4/17(火) 午前 0:29