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2010年4月11日、シネマヴェーラ「官能の帝国3〜田中登作品をめぐって〜」にて。 1973年度作品。 脚本:田中陽造 撮影: 高村倉太郎 出演:中川梨絵、山科ゆり、絵沢萠子、堂下繁、高橋明、あべ聖、薊千路、織田俊彦 舞台は江戸時代の裏見世。女郎おせん(中川梨絵)は一緒に寝た客が3人続いて死んだことから“死神”と仇名され、吉原から落ちた器量よし。そんな彼女と、彼女に想いを寄せる枕絵師、人形使い、ヤクザ者のヒモ(高橋明)との交情をニヒルなコメディ・タッチで綴る。特に人形使いがおせんを人形に見立て、初めて女を抱くシーンの様式美は本編中の白眉。ドン底の境遇でも優しさとバイタリティーを失わないヒロイン・中川梨絵の奇妙な明るさが印象的。田中登は本作で監督協会の新人賞を受けた。(eiga.com解説より) この映画、よかったです。 ヒモ男から虐げられても、それでも離れられない女の情の深さと弱さとそれでも生き抜いていく力強さを感じさせるおせん(中川梨絵)が素晴らしい。 時代劇である着物の鮮やかさ、赤のトーン、浄瑠璃人形、盲目の女、墓場、川辺の葦、心中といった際立った小道具を使って、男と女の見事なドラマに仕立て上げている。 浄瑠璃三味線弾きの盲目の女と人形使いは結婚することになっていた。
しかし、人形使いの男は、人形以外の女を抱けなかった。 そんな時、人形使いの友人の男が盲目の女を犯した。 女はわざとその男と心中未遂をして、晒しものになっていた。 人形使いの男へのあてつけだった。 私はこうやって愛する人と晒しものになって幸せだと。 あるきっかけで人形使いは、初めて、女としておせんと愛し合うことができた。 人形使いは大阪に一緒に行こうと誘う。 女郎仲間は、女郎から抜け出せる最後のチャンスだからと言う。 おせんが待ち合わせの場所に走って行くと、大阪で待ってますという手紙が置いてあった。 「お坊ちゃんだね〜」というおせんの一言。 たぶんおせんは、大阪には行かずに、女郎の生活を続けるのだろう。 諦め、吹っ切れた、奥に潜む悲しさが混ぜ合わせたようなこの一言が素晴らしい。 |

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それにしても、タイトルがすごいですねぇ。。。
今、照れくさくて、口に出せません。内容とはそれなりに違うと思うんですけどね。。。
後で残るなんて、当時、全く考えなかったんでしょう。。。
2010/4/18(日) 午後 10:49
もすもすさん
タイトルは、ねえ〜、日活ロマンポルノですからね〜♪ でも、女性の観客が10人ぐらいいたのにはびっくりします。時代は変わったです。それなりにエロいですが、この映画はよかったです。
2010/4/18(日) 午後 11:38
TBありがとうございます。
シーラカンスさんは目が肥えているのでつまらなかったら申し訳ないと思いましたが。楽しんでもらえたようで安心しました〜。
中川梨絵という女優さんいいですよね。冷めているけど、情に厚い人間を演じるのが上手いと思います。
2010/4/19(月) 午前 7:39 [ - ]
ユメニさん
目が肥えてるなんて、自分なんて全然だめですよ、いやになります。普通の感じ方しかできなくて。素直にこの映画よかったです、これが田中登の個性なのかと思いました。この映画の中川梨絵はきっぷがよくて、情に厚い女に気持ちが揺れました。
2010/4/19(月) 午後 9:56
いえいえ。普通ではなくてシーラカンスさんの視点がちゃんと有りますよー。観る映画の範囲も広いし、名作を沢山観られてるのでこの作品は良いと思ってもらえるのか不安でした^^
2010/4/19(月) 午後 10:25 [ - ]
ユメニさん
ありがとうございます。もっと視野を広げないといけないと反省しきりです。名作は自分にはどうでもいいのですが、ただ映画館にかかっている映画の中でたまたま選んだだけです。ただいい映画にめぐりあいたいというだけです(めっちゃ、かっこよすぎ(笑))。この映画、ラストのセリフが気に入っててます(実際のセリフと違っているかもしれないですが)。
2010/4/19(月) 午後 10:59
そうなんですね。確かにカッコイイ。映画ファンの鑑じゃあーりませんか!^^私も視野を広げないといけないといけないんですが、偏食気味です。
2010/4/20(火) 午前 7:36 [ - ]
ユメニさん
あはは、理想と現実はなかなかね〜。新聞も読まないと、TVも見ないと、本も読みたいし、人と話もしたいし、音楽も聴きたいし、時間が足りないですね。おっさんには、映画を観れる時間は限られているのでね。あと何本観れるかと考えてしまいます(愚痴っぽくてすいません)。若いユメニさんはとりあえず好きな映画を見ればいいのでは(説教くさいですね〜)
2010/4/20(火) 午後 8:17
ご鞭撻ありがとうございます♪
あと何本観れるかというのは分かりますね〜。
膨大なまだ見ぬ名作が映画だけではなく、膨大に有り今も次々作られてますものね。一日一本観て…と計算しても一生のうちに触れられる作品はと考えると人生有限だぁ〜と思います。(なんかサモシくてすいません)という訳で、今現在面白いなぁと思える作品を観るしかないと思ってます。
2010/4/20(火) 午後 8:35 [ - ]
ユメニさん
ご鞭撻って、やめてくださいよ〜。恥ずかしいです。まあ人によって好みが違うので、結局今自分が観たい映画を見るのが一番ですね。また、観られた映画を参考にさせてくださいね♪
2010/4/21(水) 午後 9:26
照れないで下さいよ。こっちが参考にさせていただいてます^^
でも、そうなんですよね。好みがなんとも。しかしあんまり参考にはならないと思います…。私は作品が一番言いたい事が分からなかったり、焦点がブレているような気がしますんです。
2010/4/23(金) 午後 11:13 [ - ]
ユメニさん
参考にしてますよ〜♪そんなことないですよ〜。「華岡青洲の妻」では教えてもらいましたよ。自分こそ、いつも中途半端な記事で全然だめだと反省しきりです。愚痴っぽいですが(はっきり言って愚痴ですが)、映画を観て記事をアップすることに追われているので事務的になっていることがイヤらしいですね、ハイ。
2010/4/23(金) 午後 11:44
そうですか。記事をアップすることに追われ事務的に・・という風には読んで感じませんよ^^分かりやすいし納得できます。
「バージンブルース」の主人公の心境は目から鱗でした。男性じゃないと分からない繊細な気持ちに気がつかされました。
自分は女性なのでやはりその視点でしか見えない事が多いですね。
2010/4/24(土) 午後 11:23 [ - ]
ユメニさん
今8本の映画の感想がたまっています。映画は観たいし、感想も書きたいしとちょっと疲れ気味です。また愚痴っぽくなっていますが、ユメニさんなんで、許してくださいね。自分勝手な我儘な独り言で〜す。「バージンブルース」はおっさんが主人公なので、同じおっさん目線でそうかなってことだけです。逆に女性の気持ちは難しいですね。男性より複雑な気がします。
2010/4/25(日) 午後 10:38
イヤイヤ愚痴ではないですよ。文からちゃんと映画の意図や雰囲気が伝わっていますので、真面目に感想を伝えようとしていらっしゃるから疲れてるのでは。偉いです。私は当たり前ですが女性の気持ちは難しくは無いですね。かなり単純だと思います。
2010/4/26(月) 午前 1:57 [ - ]
ユメニさん
観た映画は出来るだけ自分なりに考えるんですが、なにせボキャブラリが足りないので、言葉にするのに悪戦苦闘です。だから時間がかかってしまいます。男からしたら、女性の気持ちは宇宙人ですよ(笑)。特に私の奥さんは。。。
2010/4/26(月) 午後 9:52