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2010年4月14日、フィルムセンター「映画の中の日本文学part3」にて。 1971年度作品。 原作:寺山修司 脚本:寺山修司 美術:林静一、榎本了壱 出演:佐々木英明、斎藤正治、小林由起子、田中筆子、平泉征、森めぐみ、丸山明宏、浅川マキ いつも家出を考える“私”は、人工飛行機を飛ばす幻想を見ている。私はまた、自分が出演している映画の中の現実世界からの逃避を夢見ている。私はスクリーンから外界の観客に語りかけることで、映画という虚構の世界から現実へ出て行こうとする……。万引き癖の祖母、ウサギを偏愛する妹、痴漢癖のある中年男 ―― 奇妙だがどこにでもいそうなキャラクターたちの、幻想と現実が交錯するシネ・エッセイ。(eiga.com解説より) すごい映画です。 衝撃ですね。 映画が虚構の世界だということを主人公が観客に向かって言う。 暗いと映画は見れなくなるんだと。 そして、白地の画面が写される。 実験的な演出。 正直、この映画、ストーリーはよくわからない。 家族との関係、母親への思い、なまり、田舎と都会、性、解放、コンプレックスと色々な要素が織り交ぜられているようには思うが。 それぞれが断片のエピソードだけ。 それでも、溢れんばかりの映像に魅了される。 やりたい放題の、映像のマジック。 カット割も何も関係ない。 手持ちカメラのドキュメント風の映像にロックの音楽が流れる。 40年前の映画とは思えないほど、既成概念を覆す映画です。 まったく関係ない話ですが、お婆さん役の田中筆子さんは「スイングガールズ」に出ていた。
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確かに衝撃を受ける作品ですよね。
私も衝撃を受けて早速原作も読みましたが更に意味不明。(笑)
でも、魅力的でした。
一時期、寺山の本と映画を見まくっていました。(高校の頃)
2010/4/19(月) 午後 10:50 [ ひろちゃん2001 ]
ひろちゃんさん
すごい映画でした。面白いとは思えないですが、ただただ圧倒されました。寺山修司の本も読んでいなくて、他の映画も知らないです。調べたら「あしたのジョー」の作詞もやっているんですね。
2010/4/19(月) 午後 11:10
寺山の映画の中では一番粗いのではないかと思っています(訛りの強い台詞も聞き取りにくいし・・・(笑))。
これより後の「田園に死す」「さらば箱舟」の方が、観やすかった記憶があります。
歌人としても素晴らしいし、才人でしたね。
2010/4/20(火) 午後 10:16 [ あきりん ]
あきりんさん
あ、そうなんですか。寺山修司さんの映画は全く観ていないので。「田園に死す」「さらば箱舟」、機会があれば観てみたいです。才能のある人は映画でも強い個性のある映画を撮るのですね。
2010/4/21(水) 午後 9:31
記事を読んで、とても興味が湧きました。
「わからない」のに惹きつけられる・・・その感覚、味わってみたいです。
美術の林静一さん、イラストレーターですよね。絵本も書かれていたと思います。
余計に見たくなりました。
2010/4/22(木) 午前 4:39
alfmomさん
「映画のパワー」みたいなものを感じました。例えば「2001年宇宙の旅」のような。林静一さんは日本的な着物のカラーが印象に残っています。榎本了壱さんも有名な人です。
2010/4/22(木) 午後 10:20