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2010年4月19日、神保町シアター「ニッポンミュージカル時代」にて。 1968年度作品。 脚本:中原弓彦(小林信彦)、前田陽一 音楽:いずみたく 出演:岡本信、ジャガーズ、中村晃子、尾崎奈々、てんぷくトリオ、内田朝雄、三遊亭円楽、南道郎、
大泉滉
ビートルズの劇映画に影響された和製ポップス映画。脚本の中原弓彦は、作家・小林信彦のペンネーム。「気狂いピエロ」のパロディーあり、硫黄島で元日本兵の生き残り(南道郎が巧演)が出てきたりと、お遊びがあって楽しい。物語は、ジャガーズのリーダー・岡本信が密輸事件に巻きこまれ、女殺し屋集団に狙われるが、ほかのメンバーとともに逆襲に出るというもの。(eiga.com)馬鹿馬鹿しいというか、あきれるというか。 ギャグとナンセンス(今では死語?)とドタバタ調とパロディのフルコース。 一言でいえば、変てこりんな映画です。 決して面白いとは言えないけど、歳のせいか性格がかなり丸くなっているので、微笑ましく観ましたけどね。 一人ハイテンションの観客がいて、すべてのシーンで笑っていた。 こういうわざとらしい人が映画館にいると偏屈な私は余計に面白くないと感じるのでありました。 かの有名な小林信彦が脚本を書いているので期待したけど、ギャグだけで笑わすのはかなり至難の技なんですね〜。 正確に言うと、映画1本をギャグだけで持たせるのは、かなり厳しいということでしょうか。 前田陽一監督もこの映画の遊び心をパワーアップするだけの演出ができたかどうかも怪しい。 もっと、弾けた演出がほしかったと思います。 センスを感じたのは、硫黄島で密輸軍団とジャガーズの追いかけっこの中に、元日本兵の生き残り(南道郎)が登場して、ジャガーズを助けるくだり。 横井庄一さんが「恥ずかしながら帰って参りました」とグァム島で発見されたのが、1972年。 それより4年も前に、ギャグで使うとは、すごい。 山の上で、内田朝雄が顔にペンキを塗り、ダイナマイトを体に巻きつけ、マッチをつけ自爆する。 そして、右にパンして海を写す。 「気狂いピエロ」のカメラワークそのままのパロディ。 中村晃子は積極的で可愛いし、尾崎奈々は、おしとやかで可愛い。 それぞれ可愛さが違いますが、二人ともとっても爽やかです。 |

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かなりキワモノ映画のようですね。最初は溝口とか成瀬とか古い邦画をたどって行くとそのうち本筋から外れてこんな映画に突き当たることもある。それもまた古典映画の楽しみ方のひとつだと思います。
2010/4/22(木) 午前 8:02
ヒッチさん
自分は笑い系の映画が好きなんで、あまりこだわりはないんです。色んな映画を観て、自分にあう映画を多く見つけるだけですね♪
2010/4/22(木) 午後 10:50
作品とは関係のないところで共感してしまいました。
「ハイテンションの観客がいて、すべてのシーンで笑っていた。
こんなわざとらしい人がいると偏屈な私は余計に面白くなく感じる。」
全く同感です。感情が映画に入り込むのを阻害します。
中村晃子のこの歌大好きでした。懐かしいですね。
2010/4/25(日) 午前 5:26
alfmomさん
そうなんですよね〜、映画を観る時の映画館の雰囲気で感想も変わる時もあるような気がします。シラ〜としてしまいました。中村晃子、めっちゃ可愛かったです。
2010/4/25(日) 午後 11:07