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2010年5月19日、DVDにて。 1970年度作品。 脚本:大和屋竺、藤井鷹史 音楽:鏑木創 出演:梶芽衣子、藤竜也、安岡力也、岡崎二朗、有川由紀、英美枝、小磯マリ 米軍基地の町には、マコ(梶芽衣子)をリーダーとするズベ公グループ、バロン率いるイーグルス、混血児たちのグループらがたむろしていた。混血児・数馬(安岡力也)は10年前に別れた妹を捜して、この町に立ち寄る。一方、バロン(藤竜也)は姉を黒人兵に犯されたことから、混血児を憎んでいて、混血児狩りを実行に移す。バロンは数馬の妹(有川由紀)を犯し、数馬を挑発する。翌日、復讐の鬼と化した数馬とバロンは、ついに対決の時を迎える。長谷部はシャープな構図やカッティングを駆使して、アメリカの半植民地的な日本の基地の町での憎悪と差別を摘出していく。二人の対決シーンではためく日の丸が空しい。(eiga.com解説より) ネタバレあります。 日活ニューアクション映画「野良猫ロック」シリーズの3作目。 何本か観た「野良猫ロック」シリーズの映画の中で、この映画は明らかに違っている点がある。 それは、何本かが大人であったり権力に対しての反抗が描かれているのに対して、この映画では不良グループが「混血児狩り」という一種デリケートな争いを扱っている点です。 姉を黒人兵にレイプされたクールなバロン(藤竜也)は、「混血児狩り」を行い、暴力で町から追い出そうとしている。 彼は「これは戦争ごっこじゃない、戦争だ」と言い切る。 彼は、マコ(梶芽衣子)が好きだが、姉のせいか男として不能でマコを抱くことができない。 バロンの仲間だった岡崎二朗はもうこんなことやりたくないとグループを脱退したいという。 「実はおれもハーフだった」と岡崎二朗は告白する。 バロンは苦しみながらも彼を拳銃で撃ち殺す。ハーフが許せないのだ。 マコはやがて男性的な数馬(安岡力也)が好きになる。 徐々にエスカレートしていき、バロンたちは数馬の妹(有川由紀)をレイプする。 そして、数馬とバロンの一騎打ち。 ともに相撃ち、さらに数馬は「俺はお前の兄貴じゃないと」と近寄ってくる妹を撃つ。 何といっても、この映画は藤竜也なしでは考えられない。 それぐらい屈折した過去を引きずって、やり場のないバロン(藤竜也)が魅力的で、クールでかっこいいのです。 梶芽衣子も黒い帽子、鋭い眼、長い黒髪といったスタイルが決まっています。 西部劇の雰囲気もあります。 題材もハーフがインディアンとも読み取ることも可能です。 場所が日本であり、アメリカとの関係と読み取れるかもしれません。 しかし、それよりも素直にバロンの屈折した気持ちを思いたい。 ハーフを嫌っているバロンはマコまで盗られたら、数馬をやっつけるしか方法は残っていません。 自分の存在を守るためにも、自分を取り戻すためにも。 悪者でありながら、なぜか数馬よりバロンに自分の気持ちが揺れてしまいます。 分からないのは、数馬が「俺はお前の兄貴じゃないと」と近寄ってくる妹を撃つ理由。 ハーフが生きていくことに絶望したためだろうか。 ラスト、すべてが終わり、マコ(梶芽衣子)がかぶっていた黒い帽子を深く下げ、顔が見えなくなる。
オープニング、帽子のつばを持ち上げ顔が見えるスタートと合わせた憎い映像がかっこいい。 もうどうしようもないというあきらめの意図にも考えられます。 |

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この頃の安岡力也は、実にカッコ良かった!
後のホタテマン(by ひょうきん族)当時とは大違い!
2010/6/7(月) 午後 9:36 [ iintyou ]
iintyouさん
昔はホタテマンも細くて、男前でかっこよかったですね。今はお笑い系と凄み系ですね。この映画の登場人物みんなストイックでした。
2010/6/7(月) 午後 11:33