|
2010年5月9日、新文芸坐にて。 2009年度作品。 脚本:パク・ウンギョ、ポン・ジュノ 音楽: イ・ビョンウ 出演:キム・ヘジャ、ウォンビン、ユン・ジェムン、チョン・ミソン 「殺人の追憶」「グエムル/漢江の怪物」のポン・ジュノ監督が手がけた3年ぶりの長編。国民的人気女優のキム・ヘジャ、5年ぶりの映画出演となるウォンビンが親子を熱演する。貧しいながらも幸せに暮らしていた親子であったが、ある日1人息子が警察に拘束されてしまう。殺人事件の容疑者にされてしまった息子の無実を信じ、孤立無援の母は悲しむ間もなく、たった1人で真相に迫ろうとするのだが……。(eiga.com解説より) ネタバレあります。 音楽が素晴らしい。 不安定なフラメンコギターのようなメロディに乗せて、オープニング、ススキの草原のなか母親が両手をあげ、ゆっくりと踊っている。 ゾクゾクした。 いったい、これから何が始まるんだろうかと。 この監督は映像の切り取り方が独特で面白い。 その映像につける音がまたうまい。 薬草を裁断しながら母親が外を見る。その裁断する不気味な音と母親の目線が繰り返される。 ミステリーでありながら、子供を思う母親の執念がすごい。 男親にはとうてい太刀打ちできないほどの執拗さ。 噂で聞くが、夫よりもお腹を痛めて産んだ子供が一番大事だと。 ラストがまたすごい。 子供が、あるところから鍼の道具を見つけたのだ。 慰安旅行のバスの中で、鍼を内股に打って(元気になるらしい)、みんなと同じように踊る母親。 画面は揺れ、誰が誰だかわからない。 そこに、オープニングと同じ不安定なフラメンコギター風のメロディが流れる。 最初は、鍼で自殺するのかと思ったら、とんでもない、まだまだこれからもがんばるぞという意思表示の踊り。 恐れいりました。 ポン・ジュノが監督した「殺人の追憶」が観たくなりました。
何年か前、ポン・ジュノと浦沢直樹が対談していた記事を読んだことがある。 ポン・ジュノは、浦沢直樹の緊張感溢れる漫画の中にあるちょっとしたユーモアが参考になると言っていた。 この映画でも、緊迫した中、主人公のどこかとぼけた雰囲気がさらに怖さを増していた。 |

- >
- エンターテインメント
- >
- 映画
- >
- その他映画








ここ数年で、劇場で見た作品のbest1です。
「音」と「映像」が素晴らしかったです。
主役の二人の緊迫感を感じさせる演技、
最後まで緊張感を高めながらラストまで“連れて行かれました”。
あの後の二人の人生…複雑な気持ちが残りました。
ボン・ジュノ監督の「殺人の追憶」。私も気になってきました。
2010/5/25(火) 午後 9:08
alfmomさん
おお、ベスト1ですか!
確かに、母親の愛情というか、それ以上の言葉に言い表せないような生きざまにはただただ「凄い」というしかありません。二人の対比がユニークで最初も最後もやはり「凄い」です。彼女は今までと同じように生きていくでしょうね。その意思の鍼打ちですからね。
2010/5/26(水) 午前 0:00
これは怖い映画でした。息子が知恵遅れという設定が脚本の中で活かされていて秀逸でしたね。「殺人の追憶」もそうですが、ポン・ジュノ作品には独特のアクの強さがあります。韓国映画は面白いです。
2010/5/27(木) 午前 6:40
ヒッチさん
母親の執念のチェイサーと息子のとぼけた動きの対比が見事でした。「殺人の追憶」も面白そうなアクの強さがありそうですね。
2010/5/27(木) 午後 11:36
なんだか冷え込んだような感覚がありますね、この監督。映像が不気味で、つぎのシーンが恐い・・そんな感覚です。「グエムル」の怪物、でかくもなく、小さくもなく、中くらいの大きさのリアリズム、見事でした。
2010/5/30(日) 午後 9:16
冒頭のシーンから、引き込まれました。
ボン・ジュノ監督の才能っていつも惚れ惚れしますけど、これもまた見事でしたね。。トラバさせて下さいませ。
2010/5/30(日) 午後 10:15
トリックスターさん
不気味で、それにリアルですね、だから怖いのでしょうかね。日本映画にはない感性です。「殺人の追憶」が気になります。
2010/5/30(日) 午後 11:15
恋さん
いや〜、オープニングからゾクゾクしましたね。この監督の映像と音が独特で、怖いですね〜。ラストも凄かったです。
2010/5/30(日) 午後 11:37
これ、すごくよかった。殺人の追憶も衝撃的でしたが、これはそれ以上かも?
2010/6/2(水) 午後 10:32
もっさんさん
どこかリアルで不思議な映像と音が怖さを増幅していました。「殺人の追憶」もよかったですか、こちらも気になりますね。
2010/6/2(水) 午後 11:35
監督の手腕が光る作品でした。いろんな意味で衝撃を受けました。
トラバありがとうございます!トラバお返しさせて下さいね^^
2010/6/3(木) 午後 5:57
くるみさん
コメントありがとうございます。監督の独特の映像と音の使い方が秀抜でした。
2010/6/3(木) 午後 9:12
ハリウッドにはない独特な世界でしたね。
伏線の張り方もお見事だなと感じました。
TB、お願いします。^^
2010/8/17(火) 午後 10:52
サムソンさん
コメントありがとうございます。日本にもないハリウッドにもない韓国らしい?独特のセンスですね。韓国のほうが、「人間くさい」描きかたなのでしょうか。ミステリーとしても秀抜ですね。
2010/8/18(水) 午前 0:20
あの灸は・・ああして哀しみを無理に忘れるしか、その精神を保つ術はないのでしょう。
悲しいですが、強い。壮絶な母の姿にやられっぱなしでした。
サスペンス的にもとても面白い作品でしたね。
TBさせてくださいね。
2010/8/19(木) 午前 4:55
pu−koさん
ああ、そうか、哀しみをこらえるためのお灸だったのか。考えが浅はかでした。それにしても独特のセンスでした。
2010/8/19(木) 午後 9:44
こんばんは!
ポン・ジュノ監督さん、凄すぎますよね・・・完全に、やられました。
昨年の私のベスト1です。ちなみに2はチェイサー(^^)
それで、上げ足とりみたいで申し訳ないのですが、、、
あのハリ打ちしたのは、確か劇中のセリフで「ももの内側に(嫌な事を)忘れるためのツボがある」というようなのがあったと思います。
それで、あのラストなんだと・・・
あ〜〜〜また観たくなりました〜♪♪
2010/12/17(金) 午後 9:52 [ ナビィ55! ]
ナビィ55!さん
そうなんですよね、他の人のレビューを読んでいて、あれって思いました。自分の聞き間違い(元気になると思っていました)のようですね、すいません、まったく違う結末ですね。最初に何の脈絡もなくダンスシーンをインサートする監督のセンスに驚きました。
2010/12/19(日) 午前 0:30