最近気になること

ほとんど映画、ちょいと小説、きまぐれに音楽、の感想など気になることを記事にします!

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2010年5月22日、神保町シアター「喜劇映画パラダイス」にて。

1950年度作品。
原作構成:稲垣浩
脚本:三村伸太郎
音楽:服部正
出演:轟夕起子、森繁久彌、田中春男、花菱アチャコ、清川虹子、江川宇礼男、鳥羽陽之助、香川京子、岸井明

新宿の盛り場“紅葉屋”のお六(轟夕起子)は、器量・勇気・唄の才能と三拍子そろった人気者。ふとしたことから旅に出た彼女は、途中で理由も分からず小さな子供を預かるはめに……。「グロリア」ばりのストーリー展開に、ロード・ムービーとミュージカル・コメディの要素を加味した明るい映画で、「腰抜け二挺拳銃」を完全に自家薬籠中のものとした並木鏡太郎監督の快作。原案・稲垣浩、脚本は山中貞雄一派の三村伸太郎。(eiga.com解説より)

ネタバレあります。

この映画は「腰抜け二挺拳銃」のもじり?でしょうか。
でも、この映画は観ていないので、パロディ仕立てなのかどうか、何ともいえませんです。

森繁久彌2作目の映画。
とはいえ、森繁久彌がまだ主役ではなく、轟夕起子が主役のような映画です。
とても明るく楽しい映画でした。
映画を観ながら、ニヤニヤしていました。
コメディ映画だとは思っていたけど、さらにミュージカルがつくコメディ映画でした。

いきなり、居酒屋でお六(轟夕起子)がお銚子片手に歌を披露する。
それが、さながら西部劇で出てくるバーのマダムのように。
いいですね〜。
「腰抜け二挺拳銃」で歌われた「ボタンとリボン」に似ているような似ていないような。
ボタンとリボン

実は子供の頃、家のおばあさんがこのレコードを持っていたのを見つけました。
SP版の78回転です(化石のような話ですね〜)。
親が捨てるというのをこのレコードだけを残した記憶があります。
多分、今も実家のどこかに眠っていると思います。
何故おばあさんが、こんなレコードを持っていたのか、家は貧しかったし、よくわかりません。当然、おばあさんは、もう亡くなっているし。
その時にちゃんと聞いておけばよかったなと、この歳になって思います。

さてさて、話は戻って・・・。
お六は、ある人から男(田中春男)と子供を捜し出すように依頼をうけ、旅に出ます。
その2人を見つけたが、その2人を殺そうとする謎の2人の侍もいます。
さらに、「宮本武蔵」の偽物で、二刀流を見世物にして歯痛の薬売りの森繁久彌が絡んできます。
陽気な歌も歌います。
話術よりも動きで笑わせようとするドタバタ喜劇の森繁久彌は貴重かも。

敵をやっつけたと思っても、実はお六(轟夕起子)が手助けしているのです。
その子供は実は、殿様(花菱アチャコ)とお屋敷勤めの女(清川虹子)の隠し子だということがわかり、謎の2人の侍が暗殺を企てていたのです。
といっても、そこはコメディ、謎の2人の侍が、あまりにどん臭いのです。
森繁久彌の二刀流踊りに目を回して倒れてしまいます。

寄り道話も馬鹿馬鹿しくて楽しいです。
ある村の明主は、娘(香川京子)を神の化身であるヒヒのお告げのとおり、人身御供にする。
森繁久彌に退治を依頼するが、実は、娘(香川京子)は親に反対されていた好きな男(岸井明)と駆け落ちするための猿芝居だった。
ヒヒのぬいぐるみに入った太い男(岸井明)と森繁久彌のオトぼけな戦いについ笑いが。

ようやく、お六は2人の侍をやっつけ、子供はお城に帰ることに。
ラスト、馬車に乗った森繁久彌とお六の2人が楽しそうに、「お六の歌」をデュエットして、森繁久彌が落ちたりしながら、俯瞰ショットでエンディング。
最近ちょっと元気がなかったので、とても楽しい気分にさせてくれました。

それにしても、田中春男という俳優は昔の日本映画に、ほんとによく出てきます。
気弱いずるがしこい役どころが多いですが、いつか記事にしたいほどの日本映画での活躍ぶりです。
貴重なバイプレーヤーでした。

観終わって、3人連れの観客の中から「三村伸太郎(脚本)はオシャレだね」という一言。
映画通の人は多いんですね。

閉じる コメント(6)

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かなり前に見たのでよく覚えていないのですが、これは森繁の映画デビュー作でなかったでしょうか?昨年の日本映画専門チャンネルの追悼特集でも見逃しました。でも、ヒヒの場面はよく覚えています。面白かったですね。

2010/5/26(水) 午前 6:37 ヒッチさん

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おー、珍しい映画を見てますね。
私も、最近、森繁の追悼番組でみました。
題名は、「腰抜け」シリーズのもじりですが、物語の関連性はありませんでした。

2010/5/26(水) 午前 8:59 [ ひろちゃん2001 ]

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ヒッチさん
調べたら2作目のようですよ。自分は文芸作品「樋口一葉」を撮った並木鏡太郎が、こんなコメディも撮るのかと驚きでした。ヒヒの場面はあまりにおとぼけ過ぎて笑ってしまいましたね。

2010/5/26(水) 午後 10:24 シーラカンス

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ひろちゃんさん
おお〜、それはそれは好みが合いますね♪
そうなんですか、二丁拳銃とはあまり話の関連性はないんですか。歳のせいかこういう映画を観て安心してしまう自分でいいのか、ちょっと反発するところもあって複雑な気持ちです。

2010/5/26(水) 午後 10:35 シーラカンス

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こんにちは。
ストーリーは違いますが「腰抜け二挺拳銃」からだいぶ影響を受けていると思いますよ。
「二挺拳銃」のボブ・ホープは歯科医でしたし、ホープとジェーン・ラッセルの関係もこの作品の森繁と轟の関係と似ていますし(鉄火女のラッセルが影でホープを助けるなど)、ホープも拳銃使いと間違えられますし、セリフが文字となって画面に現れるなんて場面も同じでした。
昔の日本人は「ボタンとリボン」を「バッテンボー」と歌っていたと映画本にはよく書かれていますね。(確かに英語の不得意な私にもそう聞こえますが)

2010/5/27(木) 午後 6:00 [ - ]

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bigflyさん
ほう、歯科医、鉄火女、間違われる拳銃使い、セリフの画面表示、やはり、かなり影響をうけているんですね。ありがとうございました。それにしても3人も観られている方がいるとはうれしい限りです。「バッテンボー」は聞いたことがありますね。そっちの方が英語らしく聞こえるのもわかりますね。

2010/5/28(金) 午前 0:07 シーラカンス


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