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2010年5月15日、新橋文化にて。 2009年度作品。 脚本:クエンティン・タランティーノ 出演:ブラッド・ピット、メラニー・ロラン、クリストフ・ワルツ、マイケル・ファスベンダー、ダイアン・クルーガー、ティル・シュバイガー、ギデオン・ブルクハルト 1944年、ナチス占領下のパリ。「ユダヤ・ハンター」の異名をとるナチス将校ハンス(クリストフ・ワルツ)に家族を殺された映画館主のショシャナ(メラニー・ロラン)は、ナチス高官が出席する国策映画のプレミア上映会の夜、復讐を果たそうと計画を練る。一方、ナチス軍人を標的とするアルド・レイン中尉(ブラッド・ピット)率いる連合軍の極秘部隊「イングロリアス・バスターズ」も、ヒトラー暗殺を企て映画館に潜入するが……。クエンティン・タランティーノ監督が、1978年の「地獄のバスターズ」に着想を得て製作した戦争ドラマ。ブラッド・ピットが主演。ナチス将校、ハンス・ランダ役のクリストフ・ワルツが第62回カンヌ映画祭男優賞、第82回アカデミー助演男優賞を受賞。(eiga.com解説より) イングロリアス・バスターズとは「不名誉な野郎ども」という意味らしい。 オープニング、遠くから補助付オートバイに乗ってくねった道をやってくるナチスの姿を見て、映画「大脱走」を思い出した。 そして、カメラが引いていくと、ユダヤ人をかくまっているフランス人の農家の主人の目線に変わる。 ゆっくりと近づいてくるナチスの恐怖が、農家の主人と同じように観客にも伝わってくる。 それから、「ユダヤ・ハンター」の異名をとるナチス将校ハンス(クリストフ・ワルツ)が、最初は軽い挨拶をしてミルクを飲みながら、やがてネチネチと農家の主人を追い詰めていく。 途中から、フランス語から英語に変えて、ユダヤ人がどこにいるのかを問い詰める。 ユダヤ人は英語がわからないことを知っての知的な行動。 そして、いきなり、機関銃を床下にぶっ放す。 緊張感溢れるオープニングに一気に引き込まれる。 ナチス将校ハンスが、冷酷で知的で冷静でユーモアがある人物であることが、チャプター1でたたき込まれた。 この映画には、いくつかのチャプターに分かれている。 ナチスがらみのチャプターは、緊迫感があり見応え十分。 連合軍がナチス将校に変装してスパイのドイツ人女優と地下のバーで会うが、そこには予想外にナチスの将校がいた。 ここでも、ナチスの将校が、しつこいほどに連合軍のミスを引き出そうと一連のやりとりをするくだりが実に緊張感溢れて面白い。 また、ハンス(クリストフ・ワルツ)と映画館主になったショシャナ(メラニー・ロラン)が出会うシーンも、一挙一動に、ばれるのではないかとヒヤヒヤものでした。 それにひきかえ、連合軍「イングロリアス・バスターズ」の脳天気なこと。 大麻?を吸いながら、バットで脳天割、ドイツ人の頭の皮をはぐ、残虐なチャプター。 さらに、映画館に乗り込むのも、まったく計画性がない行き当たりばったり。 知的なドイツ人とおバカな連合軍の対比は究極的。 そこに、ユダヤ人のショシャナの復讐劇が絡んでくる。 個性が強いですね、この監督は。 残虐でありながら、ブラックユーモアを感じさせる不思議な演出方法は、この監督独特のもの。 戦争がなせる残忍さなのか、それとも人が残酷なのか、ラストもあまり気持ちがいいとは思えないハーケンクロイツ。 ショシャナの行動だけが、オーソドックスな演出でした。 この映画全体を観て、なんとなく、この監督は、映画の面白さだけを追求している映画少年のような気がした。 映画的には面白いです。 ただ、チャプターごとに、好き嫌いが分かれるように思います。 自分はナチスがらみのチャプターは好きですね。 ハンス役のクリストフ・ワルツは、まさにナチスという感じがして、お見事です。
でも、最後の展開には、「えっ」て感じで、ほんとって思いましたね。 |

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クリストフ・ワルツ・・・オスカー受賞は納得でした^^
個人的には歴史も変えてしまうタラちゃん、好きです☆
トラバお願いします!
2010/5/30(日) 午前 10:13
歴史を変えたのか・・あるいはあのヒトラーは影武者だったかも・・〈笑)タラちゃんが日本語を熟知していたら、向田邦子さんのドラマを好きになることでしょうね。会話の妙。
2010/5/30(日) 午後 9:21
このチャプター1は素晴らしかったですね。
タランティーノがどう最初を持って来るのかが、とても楽しみだったのですけど、ストレート直球で、もうずっしり ^^
クリストフ・ワルツが事実上主役ですけど、その才能を見つける監督の力量も凄いものだと感じます。
トラバさせて下さいませ。
2010/5/30(日) 午後 10:18
くるみさん
主役はブラッド・ピットだと思っていたのですが、クリストフ・ワルツが食っちゃっていましたね♪ 残虐性がタラちゃんらしい。
2010/5/30(日) 午後 10:56
トリックスターさん
タラちゃん、歴史を変えちゃいましたね、恐ろしい(笑)。あは、影武者ですか、ありえるかも。セリフはうまいです。飲み屋で3つのしぐさがドイツではそうしぐさはしないとか好きですね。すいません〜、あまり向田さんのドラマ観てないんですよね。
2010/5/30(日) 午後 11:24
恋さん
つかみはOKですね♪ 酒場でのゲームもなかなか緊張感あふれていいですね。クリストフ・ワルツもそうですが、ナチスの配役がいかにもナチスって感じで個性が強くて、ほんと俳優を見つける才能もセリフも凄い才能だと思います。
2010/5/30(日) 午後 11:43
助演男優賞のヴァルツの演技が見物でした。
自己中だけど、切れ者でしたね。
冒頭のシーンは引き込まれました。
2010/5/31(月) 午前 11:11
ちいずさん
クリストフ・ワルツはネチネチ系でいやらしかったですね〜。ナチスが知的で、連合軍がアパッチで、タラちゃんの映画は安いステーキと高級食材を一緒に食べたような満腹感を味わいます。
2010/5/31(月) 午後 9:34
なんでもあり感がいいですね。
良い子は観てはいけません!ですけど・・・。
トラックバックのお返しを倍返しで。
2010/6/9(水) 午前 2:48 [ てるてる ]
てるてるさん
う〜ん、確かになんでもありですね。ナチスストーリーだけだと名作で綺麗ごとになりそうなので、あえておバカ残忍性にしたように思います。私も言っときます、よい子は観ないでくださいね〜。倍返し恐れ入ります。
2010/6/9(水) 午後 9:18
タラちゃんらしさが炸裂した映画でしたが、その個性が上手く出ていて面白い作品でしたね〜
こういう描き方ができるというのも凄いな〜と思います。彼の思いが伝わるような感じでした。(^^ゞ
大変遅くなってすみませんでした。TBさせてくださいね♪
2010/6/24(木) 午後 11:25
choroさん
コメントありがとうございます。タラちゃんの両面の個性が明確で楽しかったです。この映画、結構好きですね。
2010/6/26(土) 午前 11:22
ヴァルツの演技、すばらしいね。
2010/8/15(日) 午後 10:14
もっさんさん
彼が主役かと思うほど、いやらしく面白くないユーモアで喋りまくるまるでタラちゃんのようでした(笑)。
2010/8/15(日) 午後 11:57
チャプターごとに分かれてるのが見やすくて、ぐいぐい映画に引きこまれる感じでした。
タラちゃん本領発揮の一作、という感じでしょうか。
TB、お願いします。
2010/8/17(火) 午後 11:05
サムソンさん
映画としては、ほんと面白いです。緊張あふれるチャプターとバカっぽいチャプターと多種多様のバランスも考えていないところがタラちゃんらしい。
2010/8/18(水) 午前 0:24
ブラックユーモアとスリルのバランスもよく面白かったですね。
特に序章の緊張感は凄かった。
タラちゃんの真骨頂であり、確かな才能も感じさせてくれる作品でした。
TBお返しさせてくださいね。
2010/8/19(木) 午前 4:36
pu−koさん
バランスいいですか?バランス悪いのがタラちゃんらしいように思うのですが。ドイツとアンチドイツの緊張感は凄かったです。その見返りでバカっぽい連合軍、そういう意味ではバランスよかったのかも。
2010/8/19(木) 午後 9:40
TBお返しさせていただきます。
居酒屋のシーンが印象的でした。あとラストも。
2019/1/21(月) 午後 0:15 [ ふつうの映画感 ]
> ふつうの映画感さん
意外に緊張感がありゾクゾクしました。
2019/1/23(水) 午後 7:35