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2010年6月15日、シネマヴェーラ「映画史上の名作 サイレント小特集」にて。 1927年度作品。 脚本:アルフレッド・A・コーン 出演:ローラ・ラ・プラント、クレイトン・ヘール、フォレスト・スタンレー、タリー・マーシャル、ガートルード・アスター 夜な夜な幽霊が徘徊するという不気味な館を舞台に、大富豪の遺産を巡って、欲にまみれた人間模様が展開され、からくり屋敷の中を黒マントの怪人が暗躍する。戦前戦後の探偵小説を思わせるガジェットが満載の怪奇スリラー。ドイツ表現主義映画の傑作『裏町の怪老窟』で、その名を高めたパウル・レニが、ハリウッドで撮ったサイレント映画の傑作だ。舞台美術出身でもあるレニは本作でも美術や合成、カメラワークなどでその手腕を発揮しており、アメリカ映画でありながら、その端々にドイツ表現主義の影響が感じられる。原作は後に何度も映画化された傑作戯曲で、スリルと笑いのミックス具合はフランク・キャプラの名作『毒薬と老嬢』にも通ずるものがある。ラングやルビッチと並んで、ハリウッド映画を進化させたドイツ人監督パウル・レニ。もしも彼が長生きしていたら、後の映画史は変わっていたかも知れない。(樫原辰郎) この時代に観たら、かなり怖かっただろうと思う。
20年前に亡くなった主人の亡霊。 扉から延びる長い手、せむし男風のギョロメの謎の男。 ミステリー風でありながら、怪奇ものの恐怖映画風でもある。 時々見せるユーモアが、怖さの中で微笑ましく思える。 やはり、古典映画かなという感想です。 |

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