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2010.6.19 『招き寿司』チェーン社長・豪徳寺豊蔵が破格の金額で探偵・鵜飼杜夫に愛猫の捜索を依頼した。その直後、豊蔵は自宅のビニールハウスで殺害されてしまう。なぜか現場には巨大招き猫がおかれていて!?そこでは十年前に迷宮入りした殺人事件もおきていた。事件の鍵を握るのは“猫”?本格推理とユーモアの妙味が、新しいミステリーの世界に、読者を招く。(本の解説より) 東川篤哉さんは「館島」「密室の鍵貸します」「密室に向かって撃て!」に続いて4作目の読書。 相変わらず絶好調のユーモア。 今回は「猫」フルコースのミステリー。 一応断っておきますが、猫は食べないですから。 さしずめ、生カニを食べて、茹でたカニをしゃぶり、カニ鍋をして、最後にカニ雑炊をしたようなもの。 まあ、よくここまで、馬鹿馬鹿しく、いえ、真剣に猫づくしのトリックを考えたものだ。 招き猫、味噌汁、鰹節(おっと、あぶない)、そして最後は三毛猫は○○だった。というオチ。 それと日本映画ファンには嬉しい内容があります。 「丹下左膳餘(よ)話 百萬両の壺」のセリフが出てきます。 猫を捜すシーンで「さて10年かかるか20年かかるか、まるで仇撃ちだ」というセリフ。 わざわざ上記の映画の内容まで登場します。 「百万両の猫」語呂がいい。実際120万円の依頼で猫捜し。 東川篤哉さんは、結構マニアックな映画ファンかもしれない。 2人の刑事が殺された被害者の家に行き、ボケた大家との会話が笑ってしまう。 刑事が何度説明しても、また最初の会話に戻ってしまう循環系の可笑しさ。 こういうベタな笑いは好きです。 また「人間が猫を捜すという行為そのものが、無理なんじゃないですか」と探偵の助手が言うと、
探偵は「そんなことはない。猫が人間を捜すより可能性がある。諦めるのはまだ早い」と。 こういう切り返しの笑いも結構好きです。 「スパダ宮の柱廊」は知らなかったなあ〜。 |
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猫づくしでしたね〜。お笑い系だけでなく、トリックもなかなかのものだったと思います。
笑っているとその中に伏線が隠されていたりして、驚きました。歯ブラシのことなんて感心しました。
2010/6/25(金) 午後 5:20
ねこりんさん
猫づくし、ユーモアの中にある伏線、結構大胆なトリック、楽しかったですね。歯ブラシなんて何気なく読んでいましたが、そういう伏線があるとは。東川篤哉さんの文庫本は4冊以外に出ていないので、他の本も文庫本化してほしいです〜。
2010/6/26(土) 午前 11:32
私もこのシリーズを読むたび、映画が台詞やトリックに多々使われているので、東川さんは映画ファンではないかと思っていました。(一作目に使われたホラーは実在するのか気になっています)
右と左の区別が暫しつかず、混乱する私にはちょっと耳が痛い真相でした。気をつけなくっちゃ。
トラバ返しさせて下さいね(*^^*)
2010/7/6(火) 午前 11:37
金平糖さん
トボけた笑いにはまっています。あんまりホラー映画は観ていないですけど、たぶん存在しないと思います。私もです。方向音痴なので、初めて来た道を帰ろうとすると必ず間違います。(左右の区別音痴とはちょっと違うかな、まあ似てますよね)
2010/7/6(火) 午後 10:13
なぜか息子が持って来た猫だらけの表紙に惹かれて借りたような記憶が^^装丁もですが、内容も面白くて猫好きの私には凄くお得感を味わった作品でした。懐かしいことに私の東川さん人生(?)はこれから始まってるんですよねぇ(しみじみ)。
大変遅くなりましたがTBさせていただきます♪
2010/10/18(月) 午後 11:06
あ、私が借りたものと装丁が違ってましたね^^;;;えっと、ノベルスは猫がたくさん載っていたのです^^;
2010/10/18(月) 午後 11:06
紅子さん
ネコずくし満載の紅子さんのようなネコファンにはたまらない小説でしょうね♪ 東川さん人生がよかったかどうか、自分の人生の巡り合わせ、面白いです。小説によってドタバタ調、切り返しセリフの可笑しさと使いわけしている気がしますね。
2010/10/20(水) 午前 0:20
紅子さん
あ、そうなんですか、文庫は1匹でした、ですけどね^^。ノベルスは違うんですかね。
2010/10/20(水) 午前 0:21
私も読みました。
いや〜笑った笑った。
著者が映画好きなのもいいですね。
あんまり面白いので会社で回覧してしまいました。
2011/8/22(月) 午後 11:38 [ dalichoko ]
chokoboさん
あまりに馬鹿馬鹿しくて、セリフの妙も楽しくて、ぜひ映画にしてほしいぐらいですよ。まさかこんなところで「丹下左膳餘(よ)話 百萬両の壺」が出てくるとは。東川篤哉、別の小説でもヒッチコックへのオマージュが出てきます。ハハっ、隠れ東川篤哉ファンとしてはうれしい限りですね。
2011/8/23(火) 午後 10:57
このシリーズは、映画ファン(オタク)をくすぐる会話が出てきて、
映画ファンなら更に楽しくなる小説ですね。
TBお返しします。
2014/3/26(水) 午前 6:41 [ ひろちゃん2001 ]
ひろちゃんさん
まさか、「丹下左膳餘(よ)話 百萬両の壺」のセリフが出てくるとは思わなかったです。映画マニアには嬉しい限りです。
2014/3/26(水) 午後 10:28