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ワイルドバンチ 2010年6月20日、TOHOシネマズ 市川コルトンプラザ「午前10時の映画祭」にて。 1969年度作品。 脚本:サム・ペキンパー、ウォロン・グリーン 音楽:ジェリー・フィールディング 出演:ウィリアム・ホールデン、アーネスト・ボーグナイン、ロバート・ライアン、ウォーレン・オーツ、ベン・ジョンソン、エドモンド・オブライエン、ジェイミー・サンチェス、エミリオ・フェルナンデス、ストローザー・マーティン、L・Q・ジョーンズ バイオレンス映画の巨匠サム・ペキンパー監督が、20世紀初頭のメキシコを舞台に滅びゆくアウトローたちの姿を描いた傑作西部劇。1913年、アメリカ・テキサスでの銀行強盗に失敗したパイク(ウィリアム・ホールデン、アーネスト・ボーグナイン、ウォーレン・オーツ、ベン・ジョンソン、エドモンド・オブライエン)ら強盗団はメキシコに逃走する。旧友ソーントン(ロバート・ライアン、L・Q・ジョーンズ)ら賞金稼ぎに追われる中、メキシコ政府のマパッチ将軍の依頼で米軍用列車から武器を強奪するパイクたちだったが、マパッチの裏切りに遭い、仲間を人質に取られてしまう……。スローモーションに細かいカットを挿入するペキンパーのアクション演出は後続に大きな影響を与えた。(eiga.com解説より) 大昔、たしかビデオで観たはずだ。 ラストの大銃撃戦の印象が強いが、それ以外の記憶があまりない。 今回、初めての「午前10時の映画祭」。けっこう空いていた。 でかいスクリーンはやっぱり迫力がある。 若い時に観た時には感じなかったものが、今自分が歳をとったことで、見えなかったものが見えてきたようだ。 よかった。素晴らしい映画だった。 評判高い派手なスローモーションの銃撃戦よりも、そこに至るまでの年老いたガンマンたちのエピソードと最後の「男気」に感動した。 時代は変わりつつある。 馬ではなく、自動車が登場する時代へと。 自動車は、忘れ去られる西部の男たちの象徴でもある。 最後に強盗をした稼ぎで、引退することを決めていた歳取った主人公。 しかし、鉄道会社の経営者に騙され、一転、逃げるはめに。 メキシコ人の野盗と手を結び、鉄道で運搬する大量の銃を盗み、彼らにお金と交換する。しかし、主人公の仲間のメキシコ人が銃を盗んだことで、野盗に捕まる。 主人公たち4人は、仲間のメキシコ人を救うべく、メキシコの野盗に殴り込みをかける。 そして、大銃撃戦がはじまった。 滅びゆく哀愁よりも、男たちの仲間を救うという「意地」の気持ちの方が勝っていた。 金ではない熱い気持ちが行動させる。 バカやろうの薄汚い男たちだけの映画。 女はほとんど出てこない。 最初は喧嘩ばかりしていた奴らが、バーボンを回し飲みして、気持ちを通わせる。 こういうシーンは好きだ。 オープニングシーンで、子供たちがサソリと蟻を戦わせている。そして、両方を燃やす。このシーンも印象的。 アーネスト・ボーグナインの笑顔がいい。 主人公が殴り込みをかけることを決意した目を見て、旧友のアーネスト・ボーグナインが無邪気な子供のような笑顔をする。涙が出そうになる。「七人の侍」の勘兵衛(志村喬)の右腕稲葉義男を思い出した。 ただ、分からないことが1点あります。 主人公が、無傷に仲間のメキシコ人を救えたのに、野盗軍団の中の武器コンサルのフランス人を撃ったこと。そこから大銃撃戦となった。 何故彼は、武器コンサルのフランス人を撃って、敢えて銃撃戦にしたのか、誰か御存じでしたら教えてください。 仲間の爺さん(エドモンド・オブライエン)が、最後まで生き延びるといった映画的な広がりも気に入ってます。
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こちらでは10月の予定です。私も細かいところはあまり覚えてないので、その疑問点解明できるように着眼して鑑賞することにしたいと思います。
2010/7/1(木) 午前 6:15
「午前十時の映画祭」上映作品の中で、未見の物の一つですので
見るかどうか迷っています。
「大銃撃戦」の強い印象…私には、不向きかも。
見るとしたら、ヒッチさんと同じく、その「疑問点」を意識しながら見ようと思います。
2010/7/1(木) 午前 7:39
ヒッチさん
情けないことに理解力がないのです。何かわかれば教えてください。お願いします♪
2010/7/2(金) 午前 0:17
alfmomさん
う〜ん、どうでしょうか、西部劇や男の映画がお好きならお薦めですが。。。 alfmomさんの好みとは違うような気がしますね。
2010/7/2(金) 午前 0:20
あの展開では無傷で仲間のメキシコ人を救える状況には無かったように思います。暴力の連鎖というのでしょうか。大殺戮はこの映画では必然だったんですね。TBお返ししておきます。
2010/10/27(水) 午前 5:53
ヒッチさん
どうせ銃撃戦なら、気にくわないフランスの武器商人を、ということでしょうかね〜。必然ですか。やっぱり死ぬつもりだったんでしょうね。
2010/10/27(水) 午後 11:44
場所が西部なのでこれも西部劇と呼ぶのかもしれませんが
僕は見ていて『わらの犬』のラストと重なりました。好きですけどねこうゆうの超〜(笑)
TBしま〜す
2010/10/28(木) 午後 3:00
ポニーさん
悪人同志だから必然ですか。自分は「砂漠の流れ者」よりウエット度は軽いですが、時代に取り残される男たちの「男気」に感動しましたね♪
2010/10/28(木) 午後 11:45
アーネスト・ボーグナインがほんとよかったな〜っておもいますた
TBおねがいします
2011/4/20(水) 午前 10:07
る〜さん
汚い男たちの心意気を感じる、これもまた素晴らしい西部劇でした。
2011/4/20(水) 午後 9:54
ペキンパー監督の名作品ですよね。「逃げていく男たち」は映画評論家白井はんも言う”川島雄三の影響”を受けた人たちかもしれんですけれど。
蠍や蟻は岡本監督もよく小道具で用いてました。世界の三船だったから、ぜんぜん怖がらなかったですね。
2011/4/20(水) 午後 10:37 [ moemumu ]
moe*u*uさん
ペキンパー監督の代表作ですね。「ケーブルホーグのバラード(砂漠の流れ者)」も好きですけど。
2011/4/22(金) 午後 11:10
ボーグナインは、癖のある顔で、脇役で光りますね。「ポセイドン・アドベンチャー」や古くは「地上より永遠に」などがいいですね。
TBお返しします。
2011/6/21(火) 午後 11:49
fpdさん
「ポセイドン・アドベンチャー」よかったですね。最近の「レッド」でも元気な姿を見せてくれていました。
2011/6/22(水) 午前 0:09
西部開拓史から機械文明へと変わり、カーボーイも失業する時代らしいですね。高齢化したガンマン達の最後のあがきを感じます。
どなたかが、書いておられるように滅びの美学かもしれませんね。
2012/9/11(火) 午前 8:01
ギャラさん
時代の流れにまかせた男たちの意地と言うか挽歌とでもいうのでしょうか。この感じが、自分の感性とマッチしてペキンパーは好きな監督のひとりです。
2012/9/12(水) 午後 11:21