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クリーン 2010年7月3日、早稲田松竹「想いを連れて−オリヴィエ・アサイヤス監督特集」にて。 2004年度作品。 監督:オリヴィエ・アサイヤス 脚本:オリヴィエ・アサイヤス 出演: マギー・チャン、ニック・ノルティ、ベアトリス・ダル、ジャンヌ・バリバール ロック歌手のリーを夫に持ち、自らも歌手として成功することを夢見るエミリー(マギー・チャン)。2人にはジェイという幼い息子がいたが、今は彼らの手を離れ、リーの両親に育てられていた。ある日、リーがドラッグの過剰摂取で帰らぬ人となってしまう。ひとりになってしまったエミリーは息子を取り戻すためにがむしゃらに生活を立て直そうと決意するが、これまで自分勝手に生きてきた報いを受け、何をやっても上手く行かない。そんな中、義父のアルブレヒト(ニック・ノルティ)がジェイを連れ近くのホテルに滞在しているとの知らせを受ける。そして2日間だけ息子と会う機会を得たエミリーは、ジェイと涙の再会を果たすのだが…。(amazon解説より) この映画は2004年にフランスで上映されていながら、日本では5年後の2009年(昨年)に上映された。 ドラッグという題材(でも抜け出します)のせいか、映画そのものが地味なためか理由はわかりません。 早稲田松竹は旧作を上映するいわゆる名画座です。 洋画の場合、女性向けの名画座が多い中、この映画館はプログラム編成に工夫と個性があり、私は重宝させてもらっています。好きな映画館です。 今回の特集はオリヴィエ・アサイヤス特集ということで、「クリーン」と「夏時間の庭」の2本立て。 あまり、洋画に詳しくないので、その監督の名前は知らなかった。 まったく、予備知識なしでの鑑賞。 実にオーソドックスな映画の作り方。そして丁寧で繊細な描き方。 ケレンミも無く、派手な演出もなく、この監督は地味です。 それでも、この映画は好きです。 この映画に、勇気をもらえます。 ドラッグに染まったエミリー(マギー・チャン)だったけど、子供と暮らす目標のため、ドラッグをやめるため、苦しみます。 人は相手にしてくれない。 人は変われることを、信じてあげること。 エミリーはドラッグをやめることができました。 中華料理の店員やファッションショップの販売店員は、息子と暮らす「生活」の糧のため。 でも、自分は音楽をやりたい。 そのせめぎ合いの時、後押ししてくれる義父のアルブレヒト(ニック・ノルティ)が言う。 「音楽をやりたいと思うこと、それでこそリー(息子)の妻だ。俺は応援するよ」 自分は自分であること。 自分が自分であるためには、自分の信じることをやること。 そのことを理解してくれる人がいること。 エミリーは、CDを録音するシスコの事務所で涙を流す。 人が変われることを信じてあげること、その気持ちの寛大さに救われました。 マギー・チャンもニック・ノルティも素晴らしかったです。
マギー・チャンは、ニック・ノルティとマギー・チャンの息子と会うことになるが、息子は会うことを嫌がり、マギー・チャンは失意の怒りでニック・ノルティから即座に立ち去る。 その後、マギー・チャンは、感情的になったことを後悔し、ニック・ノルティを捜す。 もう、二度と息子に会えないかもしれないと思ったから。 この一瞬のマギー・チャンの感情の揺らぎが、素晴らしかったです。 ニック・ノルティは、大人の寛大な気持ち、人間の奥深さを見せてくれました。 いい映画でした。 |

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こん
∧__,,∧ みにきたよ〜
( ^ω^ )
/ φ口o
しー-J
2010/7/9(金) 午後 4:10
コンコンさん
また来ましたね〜。
2010/7/9(金) 午後 11:13
あ、これ、昨日借りようかなとツ○ヤで手にした作品です。
マギー・チャンが、なんかいつもと違う女性像を演じているようですね。
今度観てみることにします。
2010/7/10(土) 午前 0:09 [ あきりん ]
あきりんさん
地味な映画でしたが、自分を信じることの勇気と信じてくれる人がいることに救われました。すいません、マギー・チャン、あんまり知らないんですよね。監督が前のダンナのようです。
2010/7/10(土) 午前 0:46
とても地味な作品ですが、懸命に生きようとするエミリーの
気持ちがひしひしと伝わってきました。
アサイヤスはフランス映画祭で『夏時間の庭』を見ましたが
地味な心理描写を丁寧にしてくれる監督さんですね。
しかし特集があったのですか
私も早稲田松竹とかチェックしないと・・
TBさせてくださいね。
2010/7/14(水) 午前 8:32
Cartoucheさん
人は間違うから、それだけで決めつけてしまうことがあります。チャンスは自分でつかみ取り、人も助けてくれるんだなということを感じさせてくれるいい映画でした。
2010/7/14(水) 午後 9:35
そうそう、早稲田松竹のラインアップは、なかなか興味をそそられる番組構成です。努力されていて、応援したくなります。
2010/7/14(水) 午後 9:37
今晩は!
マギー・チャンの演技が素晴らしかったです。
やり切れない中にも救いがある作品でした。
TBさせてください。
2010/7/27(火) 午後 9:47 [ k&k ]
kun**hima*303さん
最初は我儘なやつという印象でしたが、次第に母親として最後は自分を貫くマギー・チャンが、ほんと素晴らしかったです。これを「自立」というのでしょうか。
2010/7/27(火) 午後 10:39
エミリーの成長してゆく姿に、励まされるような感覚を覚えました。
なにげにイイ映画でしたね〜、これは。
TB、させてくださいまし〜。^^
2010/9/5(日) 午後 1:54
サムソンさん
コメントありがとうございます。後半のエミリー(マギー・チャン)のひたむきさとニック・ノルティの救われるセリフがよかったですね。いい映画でした。
2010/9/5(日) 午後 10:02
いい作品でした。こういうヒューマン・ドラマ好きです。
2010/10/3(日) 午後 10:00
もっさんさん
この映画を観て、やり直しができるんだと勇気づけられました。
2010/10/3(日) 午後 10:46
『夏時間の庭』も静かですがいい作品でした。
これは自然に気持ちが持って行かれてしまう・・・そんな作品でした。
私も勇気を貰ったかも ^^
トラバさせて下さいませ。
2011/2/6(日) 午前 0:13
恋さん
ああ、確かにそんな感じですね。人の気持ちを強く感じる映画ですね。マギー・チャンがよかったです。
2011/2/6(日) 午後 9:48