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2010年7月15日、神保町シアター「映画少年の夢」にて。 1967年度作品。 脚本:藤田繁矢、埴谷淳 撮影: 鈴木達夫 音楽:黛敏郎 出演:平田重四郎、根岸一正、久米明、佐々木すみ江、三条康子、久万里由香 藤田繁矢(藤田敏八)の自らのオリジナル・シナリオによる監督昇進第1作。更生を誓って少年院を出た純は、指導員の家に引き取られるが素行は相変わらずだった。やがて昔の仲間の集団脱走計画に巻き込まれるものの、結局純は彼らの行動にも共鳴できない。藤田繁矢監督は従来の不良少年もののパターンを踏襲しているが、すべてをクダラないと感ずる少年像の生々しい存在感には、強烈なオリジナリティーが感じられた。(eiga.com解説より) 藤田敏八監督のデビュー作。 藤田敏八監督らしさが、すでに現れている。 ちょっと捻くれていて、ユーモアも交えて、大人の世間体、常識への反抗心を随所に主人公に託す。 オープニングはいつものボールを蹴るシーンのストップモーション。 電車を横長く写してみたり、遊び心も藤田敏八監督らしい。 腹を刺されて、家までたどり着き、新聞紙を破りながら、痛いよと言いながら1枚2枚と数える斬新さ。 若者の一途さ、情けなさ、苦さ、反抗、色んな要素を含んだ青春映画。 従来の価値観を素直に覆す発想。 やはり才気を感じさせる。 まだ非行少年たちを真面目に描き、弾けるところまでは至らず、枠の中で収まっているけど、日活ニューアクションの下地は十分感じられる映画でした。
いや違う。 もしかしたら、日活ニューアクションではない、もっと違うレベルの青春映画を作りえたかもしれない。 それほど、監督の視点はするどい。 |

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『非行少年・若者の砦』も良かったけどネ。
2010/7/24(土) 午前 8:31 [ iintyou ]
iintyouさん
『非行少年・若者の砦』は未見です。
この映画と近い描き方なんでしょうか。
2010/7/25(日) 午前 10:44