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2010年8月8日、新文芸坐「命一コマ 巨匠・内田吐夢の全貌」にて。 1933年度作品。 脚本:山内英三 美術:水谷浩 出演:小杉勇、中野英治、松本泰輔、森静子、桂珠子、北岡勲、三保敦美、生方一平 老警官に救われた少年・喬助は自分も警察官となって働こうと決意する。喬助が一人前の警官として派出所に勤めだした頃、銀行を襲ったギャングに老警官は射たれてしまう。しかも犯人は中学時代の親友だった……。(eiga.com解説より) 1932年の“大森ギャング事件”をもとにした竹田敏彦の同名戯曲が原作。当時、警察署内でのロケも特別に許可された国策に沿って製作されたが、人々が胸に秘めた様々な苦悩を描こうとした内田吐夢の傑作。結末の追跡シーンなど、若かりし水谷の大胆な美術が作品を彩る。(フィルムセンター解説より) 中野栄治がいい。 前半は主人公の警官(小杉勇)と旧友で、久しぶりに会って人懐っこい笑顔をふりまく。 後半は一転、反抗分子のボスとして厳しい顔で逃げまくる。 表裏の表情がなんともカッコいい。 屋外のロケ撮影がドキュメンタリータッチで、リアルでなかなか面白い。 しかし、犯人が明白だし、ミステリー要素が少なく、張り込みしている警官の頑張る姿が長い。 男の友情のドラマにしたかったんだとは思うが、途中で警察官の訓示みたいなテロップが流れたりして、警察のPR色が強い。 女性も2人登場するが、結局何も発展せず、中途半端な印象もする。
映画が警官映画なので、活弁士の澤登翠さんも、いつもの滑らかな調子ではなく、特に後半はセリフも少なく苦労されている感じがした。 インターネットで調べたら、評判がいいようだが、自分にはちょっと相性が悪かったようだ。 |

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