|
2010年8月24日、フィルムセンター「フィルムコレクションに見るNFCの40年」にて。 1929年度作品。 脚本:野田高梧 出演:渡辺篤、浪花友子、吉谷久雄、結城一郎 小津安二郎監督の「和製喧嘩友達」は1929年公開で、77分の作品。トラック運転手2人と若い娘をめぐる友情物語で、渡辺篤、吉谷久雄らが出演した。 同作品は長い間フィルムが失われたままだったが、13年前に新潟の商家から短縮版フィルム約14分が見つかり、同センターと松竹がデジタル復元作業に着手。9・5ミリという特殊なフィルムだったため、専用の技術を持つオランダのハーゲフィルム映画保存社に復元を依頼し、さらにIMAGICA(日本)が補修を行った。(共同ニュースより) 二人のトラック運転手が、身寄りのない娘を引きうけ恋の鞘当てとなるが、娘に相思相愛の青年がいることを知り身を引く。アメリカ映画『喧嘩友達』(1927年)のコンビ喜劇を巧みに和製化した小津安二郎の監督第9作。(フィルムセンター解説より) 元々77分の映画を14分版で観て、感想を書くのはどうかなと思ったのですが、まあ、いいかと♪ 面白かったです。 サイレント映画らしくテンポがいい。 渡辺篤と吉谷久雄のコンビ。 つっこみ渡辺篤とボケ吉谷久雄のやりとりがおかしい。 渡辺篤は、いつものちょっと癖のあるイヤミの役を薄めた感じで、丁度これぐらいがコメディ向き。 2人は食べ物も分け合う仲のいい仲間。 それが、交通事故で出会った身寄りのない娘を引きとり、家に住ませてから、2人の行動はぎこちなくなる。 最初、真っ黒な顔をしていた娘が顔を洗うと、美しい娘に。 唖然とするデコボココンビ。 それから、娘が気になってしようがない。 渡辺篤が卵を割ってしまうと、渡辺篤は吉谷久雄に「お前の卵が割れたぞ」と。 「卵に俺もお前もないじゃないか」と。 仕事場でも娘のことで大喧嘩になる。 親方が喧嘩なら好きにやらせておけみたいなところもいい。 結局、娘は別の男と仲良くなる。 その後ろ姿を見ながら、おとぼけコンビ2人が肩を組んで、帰っていく哀愁のシーンがいい。 娘と男は汽車に乗って旅立つ。 その汽車を追っかけながら車を走らせ、並走するシーンはなかなかの迫力。 祝福の手を振りながら、別れの挨拶をする。 テンポの良さとユーモアとちょっとした哀愁のバランスがいい映画でした。
14分でも、この映画の楽しさは十分伝わってきます。 アメリカ映画『喧嘩友達』に触発されたとのこと。 昔の小津安二郎監督は、アメリカ映画に傾倒していたらしい。 |

- >
- エンターテインメント
- >
- 映画
- >
- その他映画








ダイジェスト版でなくぜひとも本編を見てみたいですね。このころの小津のユーモアはアメリカ映画の影響を大いに受けていますから、本家の「喧嘩友達」もいっしょに見てみたい。
2010/8/29(日) 午前 9:41
ヒッチさん
やっぱり、観られていたんですね(笑)。14分版でも全体の雰囲気は充分味わえました。私も本編観て見たいです。どこかで発見されるのを期待したいです。
2010/8/29(日) 午後 8:42
渡辺篤と吉谷久雄のコンビが最高!
ナイフとフォークで食事するのも面白い。
若い頃の小津作品は洒落ていますねえ。
2011/2/17(木) 午後 6:55 [ oduyasu ]
oduyasuさん
貧しいのかと思っていたら、ナイフとフォークですもんね。アメリカ映画の影響を受けていた小津監督がうかがえますね。
2011/2/18(金) 午前 0:09