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2010.8.15 容疑者Xの献身 天才数学者でありながら不遇な日日を送っていた高校教師の石神は、一人娘と暮らす隣人の靖子に秘かな想いを寄せていた。彼女たちが前夫を殺害したことを知った彼は、二人を救うため完全犯罪を企てる。だが皮肉にも、石神のかつての親友である物理学者の湯川学が、その謎に挑むことになる。ガリレオシリーズ初の長篇、直木賞受賞作。(本の解説より) 信じられないような完全犯罪を400ページ弱の小説に凝縮させた読み応えがあり緊迫感のあるミステリー。 好きだといってもここまでやるのかと。 犯罪が「死」なら、完全犯罪を考えた理由も「死」。 ここまでやる理由も納得できるし、ここまでの理由づけがないと説得力がない。 ラストは涙してしまう。 人の良心に心が揺さぶられる。 湯川学が悪役に見えてくる。 生きるために人を傷つけ殺して生き延びた「白夜」「幻夜」。
逆に、生きるために懺悔し自白した「容疑者Xの献身」。 表と裏の関係。 理論派東野圭吾の真骨頂でしょう。 人は何のために「生きる」のか、そんなテーマも、この小説でちょこっと考えさせられましたね。 |
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先程「白夜行」を読破したばかりです。「容疑者Xの献身」といい、この作家さん、「愛する女性のためなら手を汚すのも厭わない」男に美学というか浪漫を感じるのかな…と思ってしまいました。見当違いな気もしますが、ミステリというよりもの凄い純愛小説でした。
2010/8/29(日) 午後 9:43
こういう純情小説が書けるところがすごいですよ。白夜に次ぐ傑作です。
2010/8/29(日) 午後 10:37
本書、好きですね〜〜。
映画化されたのを年末にテレビでやったいたので観たのですが、良かったです。いつもは好きな小説が映画化されるのが嫌いなんですが、コレは良かったです。
福山さんの「最愛」が、またまたピッタリ合っていて・・・。
小説も映画も曲も好きなのって珍しいです。
2010/8/30(月) 午後 2:05
boyattoさん
ほう〜、なるほど、女性ならではの視点ですね。一種のハードボイルド小説ともいえますね、自分の愛の表現を受け入れてもらえなかった絶望感でしょうか。勝手な推測ですがこの小説で母親と教師が恋愛関係になっていれば、もしかしたら母親は自白しなかったかもしれません。
2010/8/30(月) 午後 8:08
もっさんさん
究極の小説でした。「白夜」と双璧ですね。
2010/8/30(月) 午後 8:10
わぐまさん
胸が締め付けられるいい本でした。
福山さんは人気がありますね。「龍馬伝」もいいですね。最初は福山雅治より香川照之の個性が目立っていましたが、長い目でみると、実に寛大で龍馬らしい雰囲気がします。
2010/8/30(月) 午後 8:21
私もこの小説は、映画の前に半分読んで、映画の後に後半読みました。
よかったです。どちらも!
2010/8/31(火) 午後 11:38 [ moon ]
moonさん
原作がいいから、忠実に作った映画もいいんでしょうね。見事なストーリーの構成でした。脱帽です。
2010/9/1(水) 午後 11:19
本作のトリックは、素晴らしいの一言ですよね。
これを書きたいがために、「献身」の動機付けが今一つ納得行くものに出来なかったのかもしれないと思いました。
トラバか牛させて下さいね(*^^*)
2010/9/5(日) 午前 9:27
金平糖さん
まったく、同じ感想です、素晴らしい。考え抜かれた、恐るべき、悲しいトリックです。なるほど、先にトリックありきでしょうね。
2010/9/5(日) 午前 10:12
本格かどうかの論争で物議をかもしたそうですが、間違いなく本格ミステリーに入れていいと私は思ってます。トリックにも瞠目しましたが、湯川と犯人の心理戦も面白かったですね。
2010/9/6(月) 午後 11:41
べるさん
断然ミステリーですよ。犯人が分かっているのに、何故かずれる感じのモヤモヤ感、そして緻密なトリック、人間くさい到達点、どれをとっても一級品です。湯川が悪人に見えてきました。
2010/9/7(火) 午後 11:38