|
白夜 2010年9月19日、新文芸坐「魅惑のシネマクラシックスVOL.12」にて。 1957年度作品。 脚本:ルキノ・ヴィスコンティ、スーゾ・チェッキ・ダミーコ 出演:マルチェロ・マストロヤンニ、マリア・シェル、ジャン・マレー、クララ・カラマーイ ドストエフスキーの同名短編小説の映画化。オールロケが多いルキノ・ビスコンティ作品には珍しく、全編スタジオで撮影された。イタリアの港町に住む青年(マルチェロ・マストロヤンニ)がある晩、橋のたもとで悲しみに暮れる美しい女性(マリア・シェル)と出会う。離ればなれになった恋人(ジャン・マレー)を探すため毎晩同じ場所で待ち続ける彼女に、青年は魅かれていく。舞台俳優をしていたマルチェロ・マストロヤンニがビスコンティに才能を見出され、主役に抜擢された。1957年ベネチア国際映画祭銀獅子賞受賞。(eiga.com解説より) 青年は橋のたもとで佇む女性に恋をする。 その女性は何故橋のたもとにいるのだろうか。 娼婦なのか、精神を病んだ女性なのか、ミステリアスな女性の謎を推測しながら映画は展開される。 やがて、謎は解き明かされる。 1年前にある男性と恋に落ち、1年後にこの橋のたもとで落ちあう約束だという。 1年経っても、ある男性は現れず、青年は女性に気持ちを打ち明け、女性も心を通わせ、恋愛関係になりそうな朝に、ある男性が橋のたもとに現れた。 青年は幸せに登りつめた瞬間に、一気にどん底に落とされた。 まるで屋外と見紛うような、室内のセットが素晴らしい。 暗い夜の街と橋のたもとの雰囲気は情緒感たっぷりで、まるで舞台の芝居を見ているような。 ただ、女性が1年間も連絡もせず、橋のたもとで待っている不自然さが目立ち、気持ちが乗りきれなかった。 女性には、何かまだ隠された秘密があるのではとずっと思っていたが、結局謎の過去はなかった。 青年も純粋な性格で、要は2人ともストレートに人のいい若者なのです。 その時代の若者らしい?素直な感情があまりにストレートすぎたため、屈折している自分には、ちょっとなじめなかったようだ。 ラストの出来事も、青年の切ない気持ちに心が揺さぶられなかったのは、「いい人」だけにとどまっているせいだと思う。 マリア・シェルは、いつもニコニコして、可愛らしい女優さんでした。
|

- >
- エンターテインメント
- >
- 映画
- >
- 映画レビュー






同感です!!
このセットがとても美しかったのですが、そうそう。全体に
不自然なところがあるのですよね。
私も共感出来ませんでした。
でもヴィスコンティは大好き〜
TBさせてくださいね。
2010/9/30(木) 午後 11:41
本当に、セットが素晴らしい映画でしたね。
でも、余りに演劇臭くなってしまったので、映画的にはいまいちな感じですね。
ブレッソン版の方が好きです。
2010/10/1(金) 午前 4:36 [ ひろちゃん2001 ]
いい人だけれど個性の薄い若者が、なんだかマストロヤンニらしくなかった記憶があります。
2010/10/1(金) 午前 5:58
ヴィスコンティは結構追いかけていましたが、本作はスクリーンで観る機会を逸しています。幸いDVDを入手出来て観ています。ヨーロッパの有名俳優が一堂に集まった感じですが、マリア・シェルとしては「居酒屋」とほぼ同じ時期のものですね。弟のマキシミリアンはドイツのイメージが強いですが、彼女はそうでもないですね。
2010/10/1(金) 午前 7:39 [ SL-Mania ]
ああ、これは「観るリスト」に入っているのですが、未見です。
今から見れば設定そのものが時代がかっているのは仕方がなさそうですね。マストロヤンニ、若いんだろうな。
2010/10/1(金) 午後 0:19 [ あきりん ]
文芸坐って、大昔に通いましたが、やっぱりいい映画館なんですね。
この映画は女性の心理と男性の心理が、どこか重ならない現実を見事に表現していますね。
相思相愛っていうのは、なかなかあり得ないことなんですよね。
2010/10/1(金) 午後 0:30 [ dalichoko ]
Cartoucheさん
セットは素晴らしかったですね。ただ、ストーリーがどうも古臭いというかメロドラマぽかったです。ヴィスコンティはほとんど観ていないので、もう少しみてみたいです。
2010/10/2(土) 午前 0:12
ひろちゃんさん
ほんとセットとは思えない見事なものでした。美術の力ですね。1幕舞台のような映画でしたが、ストーリーがどうもいまいちで。。。ブレッソン版もあるんですか。
2010/10/2(土) 午前 0:21
boyattoさん
こんな地味な映画にたくさんの人からコメントもらってびっくりしています。青年といいながら、マストロヤンニは当時33歳のようです。あまり若々しい感じはしなかったです。
2010/10/2(土) 午前 0:25
SL-Maniaさん
ヴィスコンティは結構好きな方が多いんですね。
マリア・シェルは知らなくて、マキシミリアン・シェルのお姉さんだったんですね。
2010/10/2(土) 午前 0:29
あきりんさん
「観るリスト」に入っているんですか。自分も観れていない映画があります。いつでも観れると思うと逆に安心しちゃってなかなか観ないんですよね。マストロヤンニ、若々しい感じはなかったですね。
2010/10/2(土) 午前 0:33
chokoboさん
古い洋画も時々上映しているので、助かってます。自分にはそういう機会が少ないので。女性は目の前にいるマストロヤンニを見ていないですからね。男性にとっては辛いですね。
2010/10/2(土) 午前 0:37