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2010年10月3日、フィルムセンター「ポルトガル映画祭2010マノエル・ド・オリヴェイラと ポルトガル映画の巨匠たち」にて。 1963年度作品 脚本:マノエル・ド・オリヴェイラ 出演:ニコラウ・ヌネス・ダ・シルヴァ、エルメリンダ・ピレシュ、マリア・マダレーナ、アメリア・シャーヴェス、ルイス・ド・ソウザ、フランシスコ・ルイス 16世紀に書かれたテキストに基づいて山村クラリャで上演されるキリスト受難劇の記録。自ら「作品歴のターニングポイント」と述べる本作でオリヴェイラが発見したのは「上演=表象の映画」という極めて豊かな鉱脈だった。一見して不自然な「虚構」のドキュメントだけが喚起する謎と緊張。前人未到の「映画を超えた映画」の始まり。(フィルムセンター解説より) 100歳で現役のマノエル・ド・オリヴェイラ監督の映画を観るのは、これが初めて。 田舎の山村でのキリスト受難劇が描かれる。 先日観た「ベン・ハー」にも描かれていたローマ帝国への反抗分子として、キリストが捕えられ、磔にされるお話。 まず、申し訳ないですが、キリストについてあまり詳しく知らないのです。 だから、延々と続く村の人々が演じるキリスト受難劇を、流れに任せて観ていました。 映画が始まるといきなりいびきを掻く人がいました。 すっとある人が立ち、その人を叱り、もうあなたは出て行くべきだみたいなことを言っていた。 もう一回いびきを掻いたら、必ず出てくださいと強い口調で言い切っていた。 丁寧で冷静な厳しい追及に、自分もいびきを掻いてはいけないと緊張しながら観た。 叱責された人はどうも眠気よけミントを食べていたと思う。それ以後いびきはなかった。 キリストのセリフが不思議な音階で、謡のような言い回しが眠気を誘います。 そして、ラスト、唐突に、戦争のニュース映像が流れます。 原爆投下、被災者の焼けただれた体の映像も流れます。 そして、村の人が新聞を読んでいるシーンになり、キリストの役の人が「3日後に帰ってくる」と言う。 この映画を観るには、たぶん素養が必要なのでしょう。
村の劇の終りと同時に、いきなり戦争のニュース映像。 キリストとどう関係があるのか。 キリストの復活で世界は救われるということなのだろうか。 もしそうなら、そんな単純な妄想で世界から戦争がなくなるとは思えない。 わざと戦争のニュース映像、特に原爆投下、被災者の映像を挿入した真意を聞いてみたい。 この映画は1963年製作、それから各地で戦争はいまだに起きている。 残念ながら、自分には素養もないので、この映画の良さがまったくわからなかった。解説で絶賛されたようには。 |

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2年前ポルトガルに行って大好きな国になりましたので
この監督さんの映画数作しか見てないのでこれも気になります。
でも宗教が絡んでくるとちょっとむずかしいかな・・
これからブロンド少女は過激に美しくが封切られますね。
楽しみです。
2010/10/6(水) 午前 10:47
見る為の「素養」が必要。
そういう映画、ありますよね。
この監督、100歳で現役でおられると言うのは、素晴らしいことです。
先日90代後半の新藤兼人監督が、お孫さんにサポートしてもらいながら、
多分最後になるであろう作品を撮っておられましたが、
ご苦労が多そうでした。
でも、情熱があれば、年齢は関係ないのですね。
こんな映画が劇場で見られること、凄いことです。
ポルトガルと言う国にはとても惹かれるものがありますので、
映画も見てみたい気持ちはあります。
2010/10/6(水) 午後 5:54
Cartoucheさん
ヨーロッパの宗教的な映画、自分には難解な映画の一つです。そうですか、この映画を観る限り、ちょっと自分は。。。
2010/10/7(木) 午前 0:11
alfmomさん
100歳で現役は、ほんとすごいことだと思います。自分のことで精いっぱいの老人のイメージしか思い浮かばない、映画を撮ることが想像できないですね。助けを借りてでも映画作りができることは幸せなことです、そのまま死んでも本望だと思われていることでしょう。
2010/10/7(木) 午前 0:18