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2010年10月2日、浅草新劇場にて。 1968年度作品 監督:小沢啓一 脚本:池上金男、小沢啓一 出演:渡哲也、松原智恵子、佐藤慶、小林千登勢、藤竜也、岡崎二朗、小池朝雄、深江章喜、南原宏治、谷村昌彦 藤田五郎(渡哲也)は、刑務所の中で獄死した弟分の林田(藤竜也)の姉(小林千登勢)を探して林田の故郷を訪ねると、彼女が赤線の女になっていることを知る。地元の暴力団・名振会(南原宏治)は、五郎を煙たがり、刺客(佐藤慶)をさしむけるが……。(eiga.com解説より) 日活アクション映画だよなあ〜。 まさに男のダンディズム。 東映任侠映画のように我慢の末にストイックに殴り込みをかけるのとはちょっと違う。 あくまでも、アイデンティティのため、相手に斬りかかる。 仲間を殺され、追われるように、恋人となった松原智恵子とフェリーで逃げることになる。 そこで、渡哲也は考える。(考えたはずだ) 自分はこのまま逃げていいのだろうかと。 友が殺され、そのことを見捨てて自分だけ恋人と逃げていいんだろうかと。 松原智恵子は、将来の夢を嬉しそうに渡哲也に話す。 「ちょっとトイレに行ってくる」と言い残して、船を降りた。 そして、悪いヤクザの南原宏治にドスで襲いかかる。 この映画は、まだ日活ニューアクションのような若者の反抗心が溢れた映画にはなっていない。 あくまでも昔の日活アクション映画に東映任侠映画をプラスしたような色合いの映画。 情を重んじる、古いタイプの映画と言える。 渡哲也がかっこいいのです。 敵役の佐藤慶がスマートなニヒルな役で、松原智恵子の父親を殺した懺悔を込めて、松原智恵子にお金を送ってやるやさしさを持ち、「ヤクザは死ねばいいんだ」と渡哲也との一騎打ちでも自ら刺され、渡哲也を逃がしてやる。かっこいいのです。 藤竜也も冒頭だけの登場だけど刑務所の中で死ぬ儚さを見せてくれ、岡崎二朗はチンピラヤクザの純情さがぴったりです。 深江章喜のガムをくちゃくちゃ噛むいやらしいヤクザを観ていて無性に腹が立ちました。 谷村昌彦は、「ゲッタウエィ」でラスト2人を国境まで運ぶお爺さんを彷彿とさせるユーモア溢れる町のおじさんを演じて、渡哲也と松原智恵子をフェリー乗り場まで運んでくれます。こんな些細なことに気を配る映画に嬉しくなります。 松原智恵子が朝食を作ってハンカチをかぶせて出かけていきました。
渡哲也はそのハンカチをかぶり、いい匂いを嗅ぎ、寝ころびます。 「転校生」の吾朗ちゃんと同じシーンです。 渡哲也の気持ち、分かるように気がします。 |

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哲ちゃん、まだ顔がむくんでない!
体型も、恒彦と同じ!?
2010/10/7(木) 午後 4:43 [ iintyou ]
iintyouさん
カッコよかったですよ。若かったですし、細かったですよ。自分の御贔屓は藤竜也ですけどね。深江章喜のいやらしさも好きですね。
2010/10/7(木) 午後 10:53