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接吻泥棒 2010年10月11日、シネマヴェーラ「川島雄三「シブ筋」十八選」にて。 1960年度作品 監督:川島雄三 脚本:松山善三 音楽:黛敏郎 出演:宝田明/団令子/新珠三千代/草笛光子/北あけみ/中谷一郎/河津清三郎/東郷晴子/頭師孝雄/上田吉二郎/石原慎太郎/堺左千夫/有島一郎/沢村貞子/塩沢とき/千石規子/星由里子 交通事故で気絶した女の子に、男が口移しに水を飲ませている写真が週刊誌の表紙を飾った。「接吻泥棒」です。男はボクシングのチャンピオン、女の子は名門高校の女生徒。彼女は大胆な男に反発を感じながらも、次第に惹かれていく。石原慎太郎の原作を松山善三が脚色、川島雄三が監督した異色のロマンチック・コメディ。石原も本人役で出演。音楽は黛敏郎。(日本映画専門チャンネルにて) 久しぶりに「接吻」という言葉を聞きました。 今聞くと、何か気恥ずかしくなりますね。 いつまで使われていたのでしょうかね〜、自分が知っている頃は、もう「キス」でしたけど。 テンポが速く、セリフも機関銃のように(これも死語ですね)飛び出し、場面展開もめまぐるしい。 高度成長期を反映したようなスピード感溢れる映画。 話は、モテモテのボクシングのチャンピオン(宝田明)が4人の女(団令子/新珠三千代/草笛光子/北あけみ)に迫られ、その中の一人の女子高生(団令子)を本当に好きになり、残りの3人に別れてくれるように手切れ金を渡すといった他愛のないドタバタコメディです。 4人の女(団令子/新珠三千代/草笛光子/北あけみ)が集まると、宝田明を巡って必ず喧嘩になる。 ピザ投げ、スパゲッティ投げ、階段から落ちる、部屋の窓から屋上に逃げるといったドタバタ、ほんと川島雄三監督は好きですね〜。 ラスト、宝田明と団令子が仲良くなり、「先生にお礼を」と言ってマムシ酒の居酒屋に入る。
原作者の石原慎太郎が現れ、「先生のおかげで二人は仲良くなりましたが、この続きはどうなるんでしょうか」と2人が聞く。 一瞬、映画と現実が交差する不思議な空間。 いかにも、川島雄三らしいユニークなシーンでした。 |

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おおお懐かしい、大昔に深夜TVでもみて、面白さで一気にみた記憶があります。
団令子を始めてみて好きになりました。
慎太郎は、この頃をほんと変わりましたね、まさかこんな保守的で右翼のおっさんになるなんて。
2010/10/11(月) 午後 11:20 [ ひろちゃん2001 ]
ひろちゃんさん
観てましたか♪ こんなに明るい東宝の女優さんはいないのでは。ナイズバディでした。星由里子がまだその他大勢で出ていました。慎太郎はでも男前でしたね。「太陽の季節」とこの映画が同じ原作者とは思えないです。
2010/10/11(月) 午後 11:40
団令子も鬼籍に入ってしまった女優ですね。石原慎太郎は今ではすっかりぶつぶついう老人になっていますが、前は突っ張ったあんちゃんという感じでしたね。映画にもよく登場していました。主役になったこともあったんじゃないですか?
2010/10/12(火) 午前 7:19 [ SL-Mania ]
SL-Maniaさん
確か数年前だったか、まだ若かったですよね。ちょっと悪女っぽいところも魅力でしたね。石原慎太郎は頑固なじじいの印象ですね。右よりですしね。増村保造監督の映画でしたっけ。
2010/10/12(火) 午後 11:01
増村監督の方は三島由紀夫ではないでしょうか。「からっ風野郎」とかいう映画。確か東大で知っていたんではないでしょうか。三島は罵倒されながら、撮影に臨んでいたということです。石原の方は東宝だったと思いますが、俄かに題名が出てきません。
2010/10/12(火) 午後 11:21 [ SL-Mania ]
SL-Maniaさん
失礼しました。三島由紀夫でしたね。東宝で監督もやってますよね。いきなり監督になるということで、助監督たちから反発があり、脚本で優秀な岡本喜八が監督になれたと聞いています。さて主演はなんだったんでしょうか、わかりません?
2010/10/13(水) 午後 10:22
「やとわれ監督って、言ったものです」白井佳夫氏(聞き書きの記:キネマ旬報昭和38年の何月かは忘れました。)で監督自ら(当代の有名人を起用させられ)ぼやいていました。
当時の石原氏は、自決した三島氏とも親交深く、「行動と死」をテーマにする両氏とは合わないところあったかも。何しろ(戯作者)を理想とする川島監督でしたから。
でも、映画ではえらくおとなしい石原氏、今では考えられないですね。
2010/12/4(土) 午後 0:25 [ moemumu ]
moe*u*uさん
映画は、おっしゃるようなソリの合わない感じはしなかったですね。楽しいドタバタ調コメディで、石原氏の原作とは思えない。戯作者川島監督、不思議感がいいですね。
2010/12/5(日) 午前 0:46