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2010.10.3 私は最上俊平、私立探偵である。ハードボイルド小説を愛する私は、決してペット探偵ではないのだ。だが、着物姿も麗しい若い女性とヤクザから、立て続けに猫捜しの依頼が。しかも、どちらの猫もロシアンブルー!?なりゆきで雇うことになった秘書に、独自に習得した猫捜しの極意を伝授し、捜査は順調に進むはずが…。名作『ハードボイルド・エッグ』の続編、いよいよ文庫化。(本の解説より) 「ハードボイルド・エッグ」はよかったです。 助手のばあさんとのやりとりが可笑しくて、そしてラストは泣けました。 今回は猫を捜すくだりが長く、ちょっと間延びした感じ。 助手は、アメリカ帰りの若い姉妹?の2人の女の子。訳ありの助手だが、前作のばあさんの個性よりはちょっとおとなしめで予想内。 それでも、主人公とバーのオーナーJとのハードボイルド的な会話、ハードボイルド好きな刑事とのマニアックな浮いたやりとりが楽しい。 バーのオーナーJはハードボイルドなセリフを発しているのに、経営セミナーに参加して、冷麺をメニューにしたりして、可愛いところがある。 私立探偵でありながら、ペット捜索しか依頼がこない。 だからますますペット捜しのノウハウが蓄積されていく。 なんというジレンマ。 でも、どうしてどうして、なかなかの探偵なのです。
喧嘩が弱くても、ちゃんと事件を解決するのですから。 最後は荻原浩さんらしい、ちょっとしみじみとした、女の子とのハートウォーミングな終わり方でした。 |
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深読みしてしまう癖の私は、荻原さんってペットに関して一言ある方に思えてなりません。なので、本作の隠れたテーマは「虐待」に思ってしまいました…。
老婆との件、私も涙してしまいました。
トラバさせてくださいね。
2010/10/18(月) 午前 9:29
金平糖さん
動物虐待で教えてもらったのが「さよならバーディ」でしたね。今回も裏テーマが「虐待」ですか。自分はあまり気になりませんでした。感受性が薄れているからかもしれません。
2010/10/18(月) 午後 9:47
ありゃ?これって文庫の表紙なんでしょうか?この表紙に全く覚えがないもので^^;
前作はボロボロに泣いたので、今回も密かに涙を覚悟して読んだのですが・・・ちょっと空振りでした^^;やはり相棒によって変わるのかな。3作目が出るならばまた意表をついた相棒を選んで欲しいものです。
大変遅くなりましたがTBさせて下さいね。
2011/2/28(月) 午後 10:25
紅子さん
あ、そうですよ、文庫の表紙です。そうですね、ちょっと面白いイヤミなばあさんが面白くラストは泣けました。相棒はたとえば言葉をしゃべる動物ってのはどうでしょうか、もうひとつかな。
2011/3/2(水) 午後 11:12