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世にも怪奇な物語 2010年10月24日、ケーズシネマ「アラン・ドロン生誕75周年記念映画祭」にて。 1967年度作品 原作:エドガー・アラン・ポー 特異な作風で知られるE・A・ポーの怪奇と幻想の世界をヴァディム、マル、フェリーニの3監督が、それぞれの個性とスタイルを生かして映画化したオムニバス3部作。「黒馬の哭く館」は殺された男の魂が、黒馬に乗り移り、美しい令嬢を死の世界へ連れ去る。ヴァディムが監督、当時彼の妻だったフォンダが主演。「影を殺した男」は背徳的な生活に溺れる男が、自分と瓜二つで同姓同名の男にことごとく悪事を邪魔されるために相手を殺すが、自らも死ぬ。監督はL・マル。「悪魔の首飾り」は過度の飲酒で絶望的な生活を続ける天才的な舞台俳優が、少女の幻影に取り憑かれ自殺を遂げる物語で、監督はフェリーニ。強烈な風刺を鋭ぎすまされた映像の中に描いたこの第3部が白眉。(eiga.com解説より) TV「世にも奇妙な物語」はこの映画のタイトル「世にも怪奇な物語」から取っているのでしょう。 *「黒馬の哭く館」 監督:ロジェ・バディム 出演:ジェーン・フォンダ、ピーター・フォンダ セクシーな衣装、斬新なデザインと色彩、エロチックな男と女の戯れ。 中世にこんなエロッぽい衣装を着ることはまずないやろと思いつつ、映画の遊びを楽しませてもらいました。 怖いというより、サディステックな形に変えた男と女の愛でしょうか。 ジェーン・フォンダが弟のピーター・フォンダに恋をするという不思議な味わい。 *「影を殺した男」 監督:ルイ・マル 出演:アラン・ドロン、ブリジット・バルドー 人間の悪の心と良心の戦いでしょうか。 サディステックなアラン・ドロンの魅力満載です。 この章もエロッぽいです。 捕まえた女を裸にして、メスで手術しようとするアラン・ドロン。 ポーカーゲームでいかさまをして勝負に勝ったため、ブリジット・バルドーの背中をムチで打つアラン・ドロン。 男から見てもアラン・ドロンは色っぽいですね。妖しいですね。 ブリジット・バルドーもキツイ表情が妖艶ですね。 *「悪魔の首飾り」
監督:フェデリコ・フェリーニ 出演:テレンス・スタンプ ネタバレあります。 この章が一番怖い。 昔、荻昌弘のTVの洋画劇場で観て、あまりの怖さにトイレに行けなかった記憶があります。 今回も、やはりラストの少女の表情が怖い。 毬をテレンス・スタンプの頭に持ちかえ放り投げる。 濃霧漂う橋がかすかに浮かび上がる様が怖い。 狂気のテレンス・スタンプ、喧騒溢れる極採色のローマ、オペレッタ風のニーノ・ロータの音楽。 まさにフェデリコ・フェリーニの映画です。 |

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タイトルは知っていましたが、原作はポーだったのですね。
しかも監督はバディム、マル、フェリーニ…
なんと豪華なのでしょう〜!
見たいので、解説はさらっと読ませて頂きました。
2010/10/31(日) 午後 11:10
この映画は子供の頃に見たのですが、当時、監督の名前なんか知らなかったのに、フェリーニ編の実験映画ぶりに度肝を抜かれた印象があります。
2010/11/1(月) 午後 1:04 [ ひろちゃん2001 ]
alfmomさん
子供の頃にTVで観て、フェリーニ編はほんと怖かった記憶があります。おっさんになって見ても怖かったです。全然成長していませんね〜。
2010/11/1(月) 午後 10:11
ひろちゃんさん
同じですね、でも実験映画とかそんな余裕はなかったですよ。霧の中でよく見えないながら、テレンス・スタンプの頭であったり、少女の目が怖かったです。今でも凄かったです。
2010/11/1(月) 午後 10:15
フェリーニは、この霧のシーンが気に入ったみたいで、「アマルコルド」でも使ってますね。
2010/11/2(火) 午前 1:24 [ ひろちゃん2001 ]
ひろちゃんさん
「アマルコルド」は未見ですが、それぐらいこの映画の濃霧は効果的でしたね。
2010/11/3(水) 午前 11:46
「ドロン生誕75年祭」で、未見だったこの映画を見ました。
それぞれの監督により、テーストは異なりますが、最初のジェーン・フォンダガ印象的でした。2番目のウイルソン役のドロンも、二役で、苦渋の演技が印象的でした。
すでにコメント&TBはもらっていました。
TBお返しさせてください。
2011/1/22(土) 午後 0:12
fpdさん
コメントありがとうございます♪ それぞれ趣向が異なるので、それぞれ楽しめました。サディステッックなドロンもよかったです。
2011/1/22(土) 午後 10:14
3話目が怖かったのは、心理的な恐怖とあわせてビジュアル面でも少女のシーンを際立たせていたからですね。フェリーニらしい猥雑な色彩が見事でした。個人的には1話のフォンダ姉弟の共演が今回いちばん印象に残りました。TBお返ししておきます。
2011/1/23(日) 午前 10:33
ヒッチさん
霧で包まれた幻想と猥雑な色彩とそして、あの少女の怖さが、エドガー・アラン・ポーの世界を作りだしていました。第1話も人気がありますね♪
2011/1/23(日) 午後 9:33
ポーの物語の怖さは、第3話が一番出ていたように思いました。
でも、ジェーン・フォンダの妖しい美しさが一番印象に残りました(私がおじさんになった証拠です)。
TBさせてください。
2012/8/1(水) 午前 0:33 [ あきりん ]
あきりんさん
いや〜、子供の頃にみて、トイレ行けなかったぐらい怖かったですよ。おじさんの私も妖艶なジェーン・フォンダ、いいですね〜♪
2012/8/1(水) 午後 11:19
今は結構ホラー、ミステリーのオムニバス企画は多くなりましたが、一流監督共演、豪華キャストというのは貴重ですね。
こちらからもTBお願いします。
2016/10/5(水) 午前 10:44
> atts1964さん
豪華なスタッフ、キャスト、内容もレベルが高かったと思います。ホラーとしてはフェリーニが一番怖かったです。
2016/10/6(木) 午後 6:14