|
四つの恋の物語 2010年12月3日、フィルムセンター、「生誕百年 映画監督 黒澤明」にて。 1947年度作品 ◆第一話「初恋」 監督:豊田四郎 脚本:黒澤明 出演:池部良、久我美子、志村喬、杉村春子 ◆第二話「別れも愉し」 監督:成瀬巳喜男 脚本:小国英雄 出演:木暮実千代、沼崎勲、英百合子、菅井一郎 ◆第三話「恋はやさし」 監督:山本嘉次郎 脚本:山崎謙太 出演:榎本健一、若山セツコ、飯田蝶子 ◆第四話「恋のサーカス」 監督:衣笠貞之助 脚本:八住利雄 出演:浜田百合子、河野秋武、田中筆子、清水将夫、進藤英太郎、花沢徳衛 題名の示す通り、豊田四郎・成瀬巳喜男・山本嘉次郎・衣笠貞之助という4人の監督によるオムニバス作品。女学生と高校生の淡い恋心を描く「初恋」(豊田)、愛する男の心を察してわざと愛想づかしを言い、男のもとを去っていく女を描く「別れも愉し」(成瀬)、三枚目役者と踊り子の他愛ない恋を描く「恋はやさしく」(山本)、空中ブランコ乗りの命賭けの恋を描く「恋のサーカス」(衣笠)の4話からなる。(eiga.com解説より) 期待した割には、面白くなかった。 短編の映画の難しさでしょうか。 まず脚本が面白くないのです。 限られた時間制約のため、物語の膨らみが足らず、表面だけの急いだ結末となっています。 それに、ほとんど、古い時代のありきたりのストーリーです。 新鮮さが感じられず、工夫が足らないと思います。 特に、3作目と4作目はひどいです。 4作目は、冒頭の殺人事件の発端がサスペンス風なのかと面白くなりそうと思っていたら、そのあと先細りで、情がからんだ人間ドラマに終わってしまい、それぞれ感情を吐き出す普通の映画で終ってしまった。 田中筆子は、今まで観た彼女の映画の中でも準主役級の映画出演で、60年も前から女優をやっていたのかと、違う感慨を持って見ていた。 第三話「恋はやさし」は、小国英雄のちょっとした面白さは感じられるものの、小手先に終わっているのが残念です。 成瀬巳喜男監督の演出も平凡だと思います。 その中でも、1作目の「初恋」はそれなりに楽しく観た。
黒澤明特有の男の純情さがこの脚本でも特徴的です。 ふっくりした幼い久我美子の若々しさが魅力です。 池部良が物干しにぶら下がって、一気に木に登る早業にはびっくり。 ユーモアも交えながら、2人(池部良、久我美子)の淡い恋の一途さを古い時代の大人たちが摘み取る。 それでも、摘み取られたかのように見えて、実は若い2人は行く末の恋を夢見て生きていくラストに新しい時代の予感を感じました。 戦後の日本の未来の予感です。 |

- >
- エンターテインメント
- >
- 映画
- >
- 映画レビュー








私も、NFCで観ましたが、まったっくの同感です。
面白いのは1話のみ、久我美子よかったなあ、ラストは希望かなあ。
2010/12/23(木) 午前 0:49 [ koukou ]
koukouさん
おお、観られていましたか♪ そうですよね、巨匠4人がそろっているのに、ね〜。久我美子はぽっちゃりしてかわいかったですね、「ジャコ万と鉄」の彼女もいいですよ。
2010/12/23(木) 午前 11:04
「四つの恋の物語」では、やはり黒澤明脚本の第1話がよかったです。久我美子は「酔いどれ天使」が魅力的でしたね。
2018/1/28(日) 午前 6:16 [ tou*hun* ]
> tou*hun*さん
自分も1作目の黒澤明脚本はらしい、純粋な感じが微笑ましいなと。
2018/1/31(水) 午後 9:17