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溝口健二「虞美人草」

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虞美人草
2010年12月25日、シネマヴェーラ「溝口健二傑作選」にて。

1935年度作品
監督:溝口健二
原作:夏目漱石
脚本:伊藤大輔、高柳春雄
出演:夏川大二郎、月田一郎、三宅邦子、武田一義、大倉千代子、二条あや子、梅村蓉子

大学の研究室の助手の小野(月田一郎)は、恩人の娘・小夜子(大倉千代子)と婚約している。だが家庭教師をしている藤尾(三宅邦子)の誘惑に抗えない小野は、そのことで苦しみ…。夏目漱石の原作で名高い驕慢で魅力的なヒロイン・藤尾に対し、対照的に清純で控えめな小夜子を中心に置いた溝口は、小野の小夜子に対する裏切りと回帰に焦点を当てた作品に作り上げた。(シネマヴェーラ解説より)

館内のアナウンスどおり、音声が悪く雑音が入りまくりでした。
それにしても、原作は未読ですが、溝口監督の個性もあまり感じられず、平凡な出来栄えだと思います。

小野(月田一郎)は、婚約者小夜子(大倉千代子)がいるにもかかわらず、金持ちで自由奔放で我儘な藤尾(三宅邦子)のアタックに、その気になる。
幼い頃から育てられた恩人の娘小夜子(大倉千代子)を裏切り、藤尾(三宅邦子)の元に行くことを決める。
そんな折り、知り合いの男性(夏川大二郎)に、「君の人生にとって一番今が大事な時だ」と諭される。
目が覚めたように小野(月田一郎)は、小夜子(大倉千代子)に会いに行く。

表面的なストーリーを追いかけるだけで、感情の起伏が少なく、工夫もなく、ラストもあっけなくエンディング。
同時期の「折鶴お千」「浪華悲歌」とは、かなりレベル感が違う。
夏目漱石の原作が、溝口監督には合っていないのかも。

閉じる コメント(4)

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これは出来がよくない溝口作品の典型ですね。サウンドトラックの消耗で台詞も聞き取りにくいです。私は本作のLDを所持していますが、それは字幕が出てきます。

2010/12/27(月) 午前 8:37 [ SL-Mania ]

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SL-Maniaさん
おお、こんなマニアックな映画も観られていたのですね。さらに、LDもお持ちとは、すごすぎます。音声が悪いから字幕ですか。それまたすごい話ですね。

2010/12/28(火) 午前 0:13 シーラカンス

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明日、シネヴェ−ラに行こうかなと思っていましたが、、、、

2010/12/29(水) 午後 1:34 [ koukou ]

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koukouさん
そうですか、自分は平凡な出来のように。。。音声が悪すぎたのかな。溝口監督には珍しく、短いカットをつなぐ処理をしています。広角レンズも使っているようなシーンもあります(間違いかも)。

2010/12/30(木) 午前 8:45 シーラカンス


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