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突然炎のごとく 2010年12月26日、早稲田松竹、「フランソワ・トリュフォー特集」にて。 1961年度作品 監督:フランソワ・トリュフォー 脚本:フランソワ・トリュフォー、ジャン・グリュオー 出演:ジャンヌ・モロー、オスカー・ウェルナー、アンリ・セール、マリー・デュボワ モンパルナスで出会ったジム(アンリ・セール)とジュール(オスカー・ウェルナー)。文学青年同士の二人はやがて親友となり、美しい娘カトリーヌ(ジャンヌ・モロー)と知りあった時も共に彼女に惹かれてしまう。だが熱烈にアタックしたのはジュールであった。彼はカトリーヌと結婚し、祖国に連れ帰る。だが、第一次大戦後、久方ぶりにライン河畔の夫妻の家を訪ねたジムは、ジュールからカトリーヌと一緒になって欲しいと請われるのだが……。 (amazon解説より) 原題は「ジュールとジム」。 邦題の「突然炎のごとく」は映画の内容とマッチして、スリリングなタイトルで、いいですね。 男二人と女一人の恋愛ストーリー。 映画「冒険者たち」も同じ男二人と女一人の設定ですが、この映画はもっとドロドロの深みにはまっています。 ファーストシーンは1900年代初頭の時代らしいコミカルな動き。 恋愛映画のイメージからしっとりしたストーリーをイメージしていたので、ちょっと肩すかし。 ジュールとジムの男同士の楽しい雰囲気が出ていて面白い。 映画のストーリーも予想外、テンポも早く、撮り方も、ヌーベルバーグらしく自由度が高く、新しい時代の映画といえるでしょう。 奔放で自由な女カトリーヌ(ジャンヌ・モロー)は、ジュール(オスカー・ウェルナー)と結婚して、子供もありながら、ひと時の場所に落ち着けない。 違う男に恋をし、何週間も帰ってこない。 男目線からすると、こんな女性にはついていけない反面、魅力的で惹かれるところもある。 結婚したジュール(オスカー・ウェルナー)も、カトリーヌの魅力に取りつかれ手放したくない。 友人ジム(アンリ・セール)に結婚してくれと哀願する。 友人が結婚することで、カトリーヌのそばにいられるから。 そこまで考えるジュール(オスカー・ウェルナー)に、トリフォーらしい一途な愛の形を見た。 ジュール(オスカー・ウェルナー)は、あまりの奔放さについていけず、悩んだ末に断った。 カトリーヌは、ジム(アンリ・セール)が好きだった。 ジム(アンリ・セール)を忘れられなかった。 ジムに振られ相手にされないカトリーヌは、この方法でしか一緒になれない結論を出す。 ラスト、ジュール(オスカー・ウェルナー)の喪失感が痛々しい。 後年撮った映画「隣の女」と同じ純粋な愛がテーマでしょう。 女から見た究極の愛の結末。 いや、もしかして、奔放な女が悪戯をしただけかも。 自由な女から純粋さのイメージがしにくかったので、ラストの衝撃に唖然とする。 トリュフォーが描く男と女の映画は、面白い。
愛に飢えたトリュフォーがダブって見える。 トリュフォーの映画は何故か惹きつけられます。 |

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明けましておめでとうございます
コメ&TBいただき感謝です
2011年の初めにこのフレンチ作品をチョイスされるとは
シブいですね ジャンヌ・モロー演じるカトリーヌって女性
観終わったあとも尾を引く まさにフレンチ典型的な作品ですね
2011/1/2(日) 午前 0:00
ジュリアンさん
あけましておめでとうございます♪
トリフォーが好きで、ジャンヌ・モローも「恋人たち」を見て好きになりました。この映画ではあまりに奔放すぎて、無理って思う部分といい女やなあと思う部分に翻弄されました。
2011/1/3(月) 午後 4:39
これはずいぶん昔に観て、不思議な映画だな、と思ったことを覚えています。
もう一度見直すと、今は違った感想を抱くのでしょう。鑑賞予定リストに入れます。
2011/1/3(月) 午後 9:41 [ あきりん ]
あきりんさん
ラストの衝撃に唖然でした。えっ、そこまでカトリーヌの強い思いがあったのか、ただ単なる独特のお遊びなのか、よくわかりませんが、究極の愛の形としておきたいです。
2011/1/4(火) 午前 0:50
これ見た日本の若い女性が同じような感じで男と接したら
後ろから殴ってやろうかと思いますが(笑)何故かジャンヌ・モローだとま〜いいか♪となります。奔放な女性に男の忍耐ありですね
TB&ぽち
2011/5/29(日) 午後 1:43
ポニーさん
ほんま、そらそうや! ジャンヌ・モローのような美人ならヘラヘラして簡単に許してしまいそう〜。
2011/5/29(日) 午後 8:21
ゴダールもトリュフォーもルイ・マルと違って全くもてない男であったみたいで、それが、トリュフォー映画には色濃く出てますね。(笑)
この映画を観終わるとモローの「つむじ風」を思わず口づさみますね。
TBお返しします。
2014/11/4(火) 午後 9:39 [ ひろちゃん2001 ]
ひろちゃんさん
なるほど、持てない男の方が、屈折して人を惹きつける映画が作れる。この時代のモローは最高ですね。
2014/11/4(火) 午後 10:22