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私のように美しい娘 2010年12月26日、早稲田松竹、「フランソワ・トリュフォー特集」にて。 1972年度作品 監督:フランソワ・トリュフォー 脚本:フランソワ・トリュフォー、ジャン=ルー・ダバディ 出演:ベルナデット・ラフォン、アンドレ・デュソリエ、シャルル・デネル、クロード・ブラッスール、ギー・マルシャン、フィリップ・レオタール 社会学者プレヴィンは、犯罪心理研究の対象であった女囚カミーユ(ベルナデット・ラフォン)に魅了され、彼女の無実を勝ち取るために奔走する。 晴れて出所した彼女とプレヴィンの前に突如、彼女の夫が現れ、プレヴィンを殴って気絶させる。カミーユはその間に夫を撃ち殺し、プレヴィンに殺人の濡れ衣を着せた。 刑務所に入ったプレヴィンとは反対に、男達を騙して自由に生きるカミーユは今や、有名人となり華やかな栄光への階段を上っていた。愚かな男達を皮肉たっぷりにコミカルに描いたチャーミングな作品。(角川映画解説より) 映画の内容はともかく置いといて、映画「あこがれ」で風に乗って自転車を漕いでいた爽やか系清純派ベルナデット・ラフォンが、男とすぐ寝るこんな女(の役です)になりはてるとは。 ああ〜、ショックです。 ほんとに同じ女優さんとは思えない。ヌードシーンもバンバン披露しているし。違う女優さんと間違っているのかな。 「あこがれ」と「私のように美しい娘」を同時上映するこの映画館早稲田松竹はクセモノ。 支配人が女性らしいので、ベルナデット・ラフォンがこんなになってしまったと男性にいじわるするためにわざと同時上映にしたんちゃうやろか。(支配人さん、冗談ですよ♪) 洋画の名画座は、どちらかというと女性向けのプログラムが多い。 その点、早稲田松竹はバリエーションが豊富、女性向けもあれば、マニアックな映画もあり、たまには古い日本映画も上映する。 重宝させてもらってます。 話はさておき、トリュフォーがこんなユーモア溢れる映画も撮れるんだと感心しました。 ネタバレあります。 自殺した男を殺した疑惑で間違って捕まったカミーユ(ベルナデット・ラフォン)に、社会学者プレヴィン(アンドレ・デュソリエ)が論文研究のためインタビューするところから映画は始まる。 彼女の過去の話は、お金のため手当たり次第に男とすぐ寝る話ばっかり。 そんな話を聞いていくうちに、プレヴィンはなぜか惹かれていく。なぜ惹かれるのか不思議。学者先生は大胆な女性に弱いかも。 カミーユの無実の罪を晴らすために、学者先生は東奔西走し、男が自殺していたシーンを8ミリで撮っていた男の子を捜しだした。 無実の罪から釈放されたカミーユは、時の人となり、歌手で大人気に。 2人は仲好くなるが、そこへ元夫が拳銃を持ってやってきた。 カミーユが元夫を間違って拳銃で殺してしまい、女性の悲劇になるところを、彼女は殴られて倒れているプレヴィンの手に拳銃を握らせた。 プレヴィンは無実の罪で刑務所に入れられる。 カミーユの元夫のお母さんが死んだことを聞いたプレヴィンは、インタビューの時に、お母さんの家に工夫してお母さんが死ぬような細工をしたことを聞いていた。 喜んだプレヴィンは弁護士に、お母さんの家に細工されている箇所を見つけて、カミーユの犯罪を立証してほしいと哀願した。 了解して弁護士が帰った後、プレヴィンがTVを見ていたら、カミーユの元夫のお母さんの家がブルドーザーで壊されていた。 そのTVのニュースの中に、カミーユと弁護士がくっ付いて笑っていた。 カミーユは弁護士を取り込んでいたのだ。 頭を抱えるプレヴィン。 なんとも笑える、そして、そのシーンに爽やかな歌声が流れる。 見事などんでん返しのエンディング! シャレてますね。 面白かったです。 描き方によっては、女性のドロドロな男性遍歴の話にもなるところを、こんなにユーモアのある映画にするなんて、トリュフォー、なかなかやりますね〜。 それにしても、トリュフォーが描く女性はたくましく、したたかな女が多いですね。
はたしてトリュフォーは女性を尊敬しているのか、恐れているのかどちらなんでしょうかね〜。 |

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これは観ようと思っている作品です。ヒロインが「あこがれ」のあの女性と同じ人とは知りませんでした。
トリュフォーは女性に対するときになにか、コンプレックスみたいなものがあったように思えます。
2011/1/6(木) 午後 0:08 [ あきりん ]
タイトルは知っていましたが、未見の作品です。
「あこがれ」の女性が出演しているのですね。
記事を所々読んでいくうちに、とても見たくなりました。
「はたしてトリュフォーは女性を尊敬しているのか、恐れているのか」
考えながら鑑賞してみようと思います。
2011/1/6(木) 午後 11:41
あきりんさん
ごめんなさいね、最後まで書いちゃいました♪ おんなじ人なんですよね〜、これが、あまりの違いに唖然です。自伝要素が強いと言われている「大人は判ってくれない」を見ると、母親に冷たくされて、その反動で愛に飢えているようでもあり、女性を不思議な存在のような扱いをしているようでもあります。まあ男からみると女性は異星人のようですからね。
2011/1/7(金) 午前 0:41
alfmomさん
男目線ではベルナデット・ラフォンのあまりの変わりように残酷な映画で、ショックでした。映画はどこかブラックユーモア溢れる面白い映画でしたが。トリュフォーの映画はすべて女性が強く主導権を握っています。男は弱いです。遊び心があるのが好きですね♪
2011/1/7(金) 午前 0:55
ははは、ショックでしたか、「あこがれ」の彼女のイメージとは余りにかけ離れていますね。
トリュフォーは、女性には酷い思いがあるみたいで・・・・
TBします。
2012/3/25(日) 午前 8:20 [ ひろちゃん2001 ]
ひろちゃんさん
ほんま、びっくりでしたよ。こんな意地悪な2本立てはないでしょう。珍しくトリュフォーらしい一途さはこの映画にはなかったです。
2012/3/27(火) 午後 11:20