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終電車 2011年1月4日、早稲田松竹、「フランソワ・トリュフォー特集」にて。 1980年度作品 監督:フランソワ・トリュフォー 脚本:フランソワ・トリュフォー、シュザンヌ・シフマン 出演:カトリーヌ・ドヌーヴ、ジェラール・ドパルデュー、ジャン・ポワレ、ハインツ・ベンネント、アンドレア・フェレオール、サビーヌ・オードパン 1942年ナチス占領下のパリ。モンマルトル劇場の支配人兼演出家のルカ(ジャン・ポワレ)はユダヤ人であるがゆえに、密かに地下室に身を隠していた。そんな中、妻で女優のマリオン(カトリーヌ・ドヌーヴ)は夫を愛しながらも新人俳優ベルナール(ジェラール・ドパルデュー)に次第に魅かれていく。やっと迎えたパリ解放の日、夫ルカとベルナールの間で、マリオンは?そこには意外な結末が…。戦時下のパリを舞台に人々の劇的な生き方を描き、セザール賞を独占受賞した本作は、カトリーヌ・ドヌーヴの代表作ともなった。トリュフォーによる大人の恋愛劇の決定版。(角川映画解説より) 「終電車」のタイトルは、男と女のラブロマンスかと思ったら、戦時中にドイツに占領され、娯楽がなくフランスパリの芝居を観にきた観客が急いで終電車に乗ることからついたようだ。 戦時中のナチスに対するレジスタンス、ユダヤ人も絡む話でありながら、そのことには目もくれず、お構いなしに男と女のストーリーにするあたり、トリフォーらしい。 途中まで、テンポも悪く、らしくないと思っていたら、最後にやってくれました。 ネタバレあります。 地下に隠れた夫の世話をしながら、新人俳優ベルナールに惹かれるマリオン(カトリーヌ・ドヌーヴ)。 2人は愛しあうようになる。 しかし、ベルナールがレジスタンスに属していたため、モンマルトル劇場を離れた。 そして・・・。 ベルナールが首を怪我して入院している。 そこへマリオン(カトリーヌ・ドヌーヴ)が見舞にくる。 マリオン(カトリーヌ・ドヌーヴ)は、新人俳優ベルナール(ジェラール・ドパルデュー)に「昔から好きだったのよ。もう離さない」みたいなことを言う。 「今さらそんなことを言われても」とベルナール(ジェラール・ドパルデュー)。 そこでカーテンコール。 舞台の劇のワンシーンだったんです。 ラスト、マリオン(カトリーヌ・ドヌーヴ)の右手は、好きなベルナール(ジェラール・ドパルデュー)へ、左手は夫ルカ(ジャン・ポワレ)へ繋ぎ、にこやかに笑うドヌーブ。 う〜ん、やられた。 ここでも、男2人に女1人の「突然炎のごとく」のパターン。 ああ、やっぱり女は強く、しなやかで、たくましく、したたか。 女性を尊敬するよとトリフォーも言っているようです。 この特集で4本「突然炎のごとく」「あこがれ」「私のような美しい娘」「終電車」を鑑賞、それぞれ個性的な映画で、すべてトリフォーらしく、遊び心に満ちた女性のたくましさ、したたかさ、一途さを描いていて面白かったです。
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そうですね、「突然炎のごとく」も女一人+男二人の物語でした。トリュフォーはこの設定が好きなのでしょうね。
それにしても、ドヌーヴはクール・ビューティの元祖ですね。美しい。
TBさせてください。
2015/4/2(木) 午後 10:41 [ あきりん ]
あきりんさん
死ぬまで恋ものがたりを撮りつづけましたね。映画の完成度とは別にトリュフォーの世界をいつも気楽に楽しんでいます。ドヌーヴは今でも気品がありますね。
2015/4/5(日) 午前 8:45