最近気になること

ほとんど映画、ちょいと小説、きまぐれに音楽、の感想など気になることを記事にします!

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ショーシャンクの空に
2011年1月9日、TOHOシネマズ市川コルトンプラザ「午前10時の映画祭」にて。

1995年度作品
監督:フランク・ダラボン
原作:スティーブン・キング
脚本:フランク・ダラボン
出演:ティム・ロビンス、モーガン・フリーマン、ウィリアム・サドラー、ボブ・ガントン、ジェームズ・ホイットモア

1947年、銀行員であったアンディ・デュフレーン(ティム・ロビンス)は、妻とその愛人を射殺したという身に覚えのない罪で終身刑2回という判決を受け、ショーシャンク刑務所に投獄される。刑務所の雰囲気に馴染めず孤立するアンディだったが、希望を捨てることなく自由になることを信じ続けた。そんな中、レッドと呼ばれる囚人エリス・ボイド・レディング(モーガン・フリーマン)と出会い交流を深めていく。そして、刑務所内での信頼を次第に勝ち取っていき、自らの無実の証拠を掴むのだが……。(午前10時の映画祭解説より)

いい映画でした。
無実の罪で刑務所に入れられた主人公と「塀の中の人々」の20年にも亘るドラマ。
20年間を丁寧に描くことで観客は同じ体験をしたかのように主人公たちと同じ気持ちになれるという、とても映画らしい映画でした。

アンディ(ティム・ロビンス)は囚人の中では変わっています。
あまり人と交わろうとはしません。
最初は調達屋のレッド(モーガン・フリーマン)だけ話をする程度でした。
そして、力を鼓舞したいゲイの男にも力ずくでやられてしまいます。
囚人たちのペンキ塗りの仕事の時に、刑務官のリーダーに税務面のアドバイスをしてやり、その代わり、仕事の後にビールをみんなに飲ませる約束をしました。
昼からビールを飲む気持ちよさ、それも刑務官がいる目の前で飲む爽快さを囚人たちは味わい、次第にアンディは他の囚人と溶け込むようになり、仲良くなっていきました。

いつも飄々として、家の近所を散歩しているかのように刑務所の中を歩いています。
刑務所の中でも、音楽を聴いて、心を豊かにしないといけないと、無断でクラシックを大音声で流したりします。
アンディ(ティム・ロビンス)は、希望を持っています。
レッド(モーガン・フリーマン)は、「希望は危険だ、自殺する可能性がある」と反発します。
彼は、毎年、審査の結果、仮釈放を不可されてきたからです。
希望を持つとその虚しい結果の反動のショックで、自殺することもあるということでしょう。
囚人の仲間の老人は、仮釈放で出所しても、希望がなく、自殺してしまった。

「必死で生きるか、必死で死ぬか」
どうせ、死ぬなら必死で生きた方がいいと、ラストで、残念賞から1等賞を得てようやく仮釈放されたレッド(モーガン・フリーマン)は言います。
この映画からは、何か元気をもらいます。勇気をもらいます。
教訓めいた書き方になりますが、人にとって生きていくうえでは希望はやっぱり大事なことなんですね。

最後にやってくれましたね♪
ある程度予想はしていましたが、そしてボスにもひと泡吹かせました。
希望を持っていないボスは、あの結末しか考えられなかったのでしょう。
アンディとは対照的です。

ここからネタバレあります。



アンディは何故刑務所を脱獄しようと考えたのでしょうか。
刑務所の中であっても、アンディの気持ちの中では自由がありました。図書室の工事予算を勝ち取ったり、レコードを聴いたりと。

しかし、ある囚人がアンディが無実で別の犯人がいたことを知らせると、ボスがその囚人の口封じをします。
そこから、アンディには自由がなくなったのです。
脱税を恐れたボスの束縛のもと、一生、この刑務所からは出られないと思った時に、初めて自由を意識したのだと思います。
もし、別に真犯人がいることを知らないでいたら、彼はこの刑務所にずっといたかもしれません。
面白い展開でした。
刑務所の中という環境に関係なく、束縛を受け精神的に自由を失った(希望がない)時に、自由(希望)を求めることになったように思えるのです。(まったく的外れかもしれません)

リタ・ヘイワース、マリリンモンロー、ラクウェル・ウェルチと美女のポスターが時代とともに変化していくところのアイデアもうまいです。
それだけ長い間刑務所にいることの寂しさも感じます。

モーガン・フリーマンのナレーションには、アンディの謎めいた人物像から次第に友人として信頼していくさまの移り変わりが滲み出ていました。
飄々としたティム・ロビンス、モーガン・フリーマンの渋い演技も味わいがあり、深い友情で結ばれているラストも爽快で、俯瞰ショットの青い海は、閉ざされた刑務所からの解放感を素晴らしい形で表わしていました。

閉じる コメント(26)

刑務所の中のリタ・ヘイワース、が、確か小説でのタイトルだったと思うのですが、そうですね、ポスターが変化していくのですよね〜
スティーヴン・キング原作のホラーではない作品ですが、見応えのある素晴らしいドラマだと思います。
トラバさせて下さいませ。

2011/1/19(水) 午前 9:44 恋

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恋さん
原作は未読です。ポスターの使い方は刑務所の長い年数を感じさせて憎い演出ですね。アメリカ映画らしい映画ですね♪

2011/1/19(水) 午後 7:19 シーラカンス

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この映画でモーガン・フリーマンの人間味あふれる演技に触れました。90年代のお気に入り映画の1本です。希望、友情などを描いた素晴らしい傑作です。

TBさせてください。

2011/1/19(水) 午後 8:46 fpd

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fpdさん
モーガン・フリーマンは地味ですが渋くて私も好きな俳優です♪ モーガン・フリーマンが次第に「希望」を見出していく様が見事でした。ラストの素晴らしいエンディングもやった、ですね♪

2011/1/19(水) 午後 10:44 シーラカンス

予想以上に見応えのある作品でした♪
ティム・ロビンス、モーガン・フリーマンの演技も素晴らしかったです^^
ラストの爽快さはなかなか味わえないですね(*^▽^*)

TBお返ししますね!!

2011/1/21(金) 午前 8:44 れじみ

無冠の名作ですもんね〜♪
後世の方にもたくさん観て欲しい作品でした。
トラバお返しさせて下さいね^^

2011/1/21(金) 午後 8:46 くるみ

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ねじみさん
コメントありがとうございます♪ 映画らしい映画でした。見事な脚本です。静かなモーガン・フリーマンの表情が少し変わっていくさまが素晴らしかったです。ラストも良かった!

2011/1/22(土) 午前 10:32 シーラカンス

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くるみさん
あ、そうですね。反抗、自由、希望といったアメリカらしい要素がつまった素晴らしい映画でした♪

2011/1/22(土) 午前 11:13 シーラカンス

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素敵な記事ですね〜
本当にこの映画には映画として楽しめる要素がギッチリと詰まっていると思います。
ラストの爽快感は忘れられませんね。
大変遅くなってすみません。TBさせてくださいね♪

2011/1/24(月) 午後 11:01 choro

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choroさん
コメントありがとうございます。
ほんと、映画の良さをすべて盛り込んだような映画でした。痛快さと爽快さに観ている方も気持ちがよかったです♪

2011/1/25(火) 午後 9:10 シーラカンス

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名作という言葉はあまり使わないのですが、これはまさに名作!!
エンタメ性があるながらも社会への批判や彼の気持ち、そして友情が詰まった作品でした。
ほんとラストは爽快ですね。
TBさせてくださいね。

2011/1/27(木) 午後 1:37 car*ou*he*ak

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Cartoucheさん
脱獄映画でありながら、主人公が一風変わった趣のある映画でした。希望とかちょっと照れるテーマをこれだけうまく見せられると納得してしまいます。

2011/1/27(木) 午後 11:19 シーラカンス

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スティーブン・キングものでは、これがとグリーン・マイルがいいですかね。

2011/4/13(水) 午後 0:45 [ dalichoko ]

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chokoboさん
確かに、2本とも素晴らしい映画ですね。「スタンドバイミー」、「デッドゾーン」なんかも好きですね。

2011/4/13(水) 午後 9:00 シーラカンス

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有り得ない話を、有り得たように見せる。それが映画の醍醐味なんでしょうね。勧善懲悪にも喝采しました。
希望は大事ですね。
TBさせてください。

2013/5/12(日) 午前 9:55 ギャラさん

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ギャラさん
まさに映画らしい映画でした。所詮つくりものであっても、人の特にアメリカでは自由が尊重されるアメリカらしい映画でした。

2013/5/12(日) 午後 8:13 シーラカンス

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私は計画的に脱獄のための下準備を薦めていたと思うのですよね。
でなければ、あれだけの動きとか周りを懐柔していく展開には
持っていけないと思うからです。入所当時から何か考えていたのではと。

しかし、観ている側はそれに気付かせないくらいの刑務所での
面白い物語が詰まっているので、最後に脱獄となったときに
一気に驚きと楽しさが湧き上がってくるのだと思うのですよね。

薦められて家で観ていたのですが、やはり映画館で観ると尚
いいものです。
任期のある作品ですよね。一般受けするだろう内容ですし、
作品の質としても実際非常に優れたものがあると思います。

2013/5/20(月) 午前 1:38 エルザの大聖堂への行列に並ぶ人

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エルザさん
見せないところがまた映画的な昂揚があって、ほんとよくできた映画でした。誰もが感動できる展開で、納得の1本です。

2013/5/21(火) 午後 11:02 シーラカンス

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映画は「夢」や「希望」があって、いい気持ちにさせてdくれるのがやっぱりいいですよね。ナレーターとしてモーガン・フリーマンを使ったのも大成功だと思います。

2017/11/8(水) 午前 7:35 瀧野川日録

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> 瀧野川日録さん
まあ嘘くさい夢や希望は興ざめで、演出の工夫で、共感できる映画は好きです、ワガママですね。モーガンフリーマンは渋くてナレーターでまた雰囲気が変わりました。

2017/11/9(木) 午後 7:28 シーラカンス

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