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東野圭吾 レイクサイド 2010.12.27 妻は言った。「あたしが殺したのよ」―湖畔の別荘には、夫の愛人の死体が横たわっていた。四組の親子が参加する中学受験の勉強合宿で起きた事件。親たちは子供を守るため自らの手で犯行を隠蔽しようとする。が、事件の周囲には不自然な影が。真相はどこに?そして事件は思わぬ方向に動き出す。傑作ミステリー。(本の解説より) 四組の親子が、死体を隠ぺいすることにあまりに協力的であることの不自然さ 主人公は、やがて妻が犯人とは思えず、探偵のように調べ始めます。 やがて、恐ろしい事実が浮き彫りになります。 犯人の謎解きはある程度予想されたものでした。 そのことより、その後の主人公の行動が面白いのです。 犯人を見つけて、警察に行こうとした時に彼は止めます。 ある理由で、覚悟を決めるのです。 「死体が湖の底から消え去るには何十年もかかるだろう。その間ずっとびくびくしていなければならない。たとえ死体がなくなったとしても、俺たちの魂はこの湖畔から離れられないんだ」 「白夜行」「幻夜」「容疑者Xの献身」「秘密」の主人公たちは、誰かを守るために命がけの「覚悟」をします。
この小説も、上記の小説と同じように(覚悟のレベルは違いますが)、主人公は犯人と同罪と考え、犯人を守るため、やはり覚悟します。 そういう視点で読むと、東野圭吾さんらしく、なかなか興味深いものでした。 |
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