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恋人たちの失われた革命 2011年2月19日、早稲田松竹にて。 2007年度作品 監督:フィリップ・ガレル 脚本:フィリップ・ガレル、マルク・ショロデンコ、アルレット・ラングマン 出演: ルイ・ガレル、クロティルド・エスム、モーリス・ガレル、ブリジット・シィ、エリック・ルリア 1968年、パリの五月革命。兵役制度を拒絶しデモや集会に参加していた詩人フランソワ(ルイ・ガレル)は、ある日、彫刻家を目指すリリー(クロティルド・エスム)と出会い、互いに恋に落ちる。1969年、五月革命に燃えた若者たちは、新しい“何か”を渇望し、別々の道を模索し始める。また、この愛が永遠に続くと信じていたフランソワとリリーも新しい居場所を求め始め…。激動の時代の情熱と絶望を描ききったフィリップ・ガレル監督による壮大な抒情詩。(amazon解説より) いきなりデモ隊と警察との荒々しい映像が流れ、それが延々と続く。 やはり、タイトル通り「革命」と呼ばれる政治色の強い映画かなと思って見ていたら、あれって。 ブルジョアの男の家にたむろする男や女の若者たちが、アヘンを吸い、革命を論じている。 革命を実行するでもなく、その意思も無く、ただ口に出すだけで、毎夜毎夜アヘンを吸い、男と女が戯れている。 アヘンを吸う映画は「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」を思い出した。 時代はまったく異なるが、この時代であっても使われていたんだ。 詩を書く学生のフランソワ(ルイ・ガレル)と彫刻家を目指すリリー(クロティルド・エスム)も同じメンバーで恋に落ちる。 それから以降、革命と言えるような映像はまったく流れない。 あくまでも、男と女の恋愛映画。 アヘンに染まった怠惰な暮らし。 別に、革命に期待したわけではないが、この中途半端な描き方はどうなんだろうか。 起承転結なストーリーではない、あるがまま、これが現実の青春?。 ブルジョアの男は、警察にアヘンを嗅ぎつけられることを恐れてモロッコへ旅立つ。 そして彫刻家の先生が、リリーに一緒にアメリカに行こうと誘う。 最後は、フランソワを置いて、旅立つリリー。 一人、この地に残ったフランソワは、薬を飲んだ翌朝、目覚めることがなかった。 ドロドロの恋愛映画でもなく、あっさりと2人は別れる。 若者特有の過激に非難中傷するわけでもない。 いったいこの映画はなんだろうか、情熱も感じられず、冷静に見えてしまう映画。 誰にも共感できず、映画が流れていくのをただ見つめるだけ。
監督の自伝的な映画らしいが、自然すぎるほどに、ああ、こういう時代だったんだと醒めた目でみている自分がいた。 この監督特有かもしれないモノトーンの映像は、美しいですが。 |

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さすが。早稲田松竹でご覧になっていたのですね。
しかしこれマイナー映画ファンにも辛いほど
淡々としてますよね。
私はインターバルを入れたので気分を変えて楽しめましたが・・
TBさせてくださいね。
2011/10/9(日) 午後 7:17
カルさん
フィリップ・ガレル監督、ちょっと自分には苦手な監督ですかね〜。。。。きどった感じがぬぐえません。
2011/10/10(月) 午後 7:06