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戦場のピアニスト
2011年2月23日、BS放送にて。

2002年度作品
監督:ロマン・ポランスキー
脚本: ロナルド・ハーウッド、ロマン・ポランスキー
出演: エイドリアン・ブロディ、トーマス・クレッチマン、エミリア・フォックス、ミハウ・ジェブロフスキー、エド・ストッパード

1939年9月、ポーランド。ナチス・ドイツが侵攻したこの日、ウワディクことウワディスワフ・シュピルマン(エイドリアン・ブロディ)はワルシャワのラジオ局でショパンを演奏していた。街はドイツ軍に占拠され、ユダヤ人をゲットー(ユダヤ人居住区)へ強制移住させるなどの迫害が始まる。シュピルマン家も住み慣れた家を追われる。ゲットー内のカフェでピアノ弾きの職を得た彼は、様々な迫害に遭いながらも静かに時をやり過ごす。しかし、やがて一家を含む大量のユダヤ人が収容所へと向かう列車に乗せられる。その時、一人の男が列車に乗り込もうとしていたウワディクを引き留めた。 (yahoo解説より)

ネタバレあります。
最初はユダヤ人であることの印としてダビデの星を縫い付けた腕章を腕に付けさせた。
そして、ユダヤ人をゲットー(ユダヤ人居住区)に強制移住させた。
少しでも質問したり、反抗的な態度を取ると、即射殺。まるで虫でも殺すかのように何の戸惑いも躊躇もない。
前半は、ナチスの差別と残虐さとその恐怖に怯えるユダヤ人たちの目線で映画は描かれます。

家族が収容所に移動させられる中、仲間から手助けしてもらい逃げるウワディク(エイドリアン・ブロディ)。
地下組織の人間たちに匿われ、隠れます。
さらに、また違う隠れ場所に逃げます。
ウワディク(エイドリアン・ブロディ)は映画のドラマのようには戦いません。

逃げます、隠れます、怯えます。
食べるものが無くなり、痩せこけて、髭も伸び放題。
さらに一人で生活しているため、前半に比べてセリフが極端に少なくなります。
この映画は実話ということで、ドラマチックなシーンを避けて、リアルに描きます。

ウワディク(エイドリアン・ブロディ)が逃げだし迷い込んだ場所は、まるで世界の終りのような廃墟。
語弊があるかもしれませんが美しいのです。
食料を捜していた裏部屋で、ドイツ人将校に見つかります。
何者だ。ピアニストです。
殺されると思った瞬間。
何か弾け。
彼は見事な指さばきでピアノを華麗に弾きます。
それから、ドイツ人将校は食糧をくれます。

勝手な感想(妄想)です。
1対1になった時、人は感動(ピアノの演奏)すると国とか背負うものが消え、素直になるのかもしれません。
こんな素晴らしい人物を殺すことに躊躇いを覚えるのかもしれません。
ドイツ・ナチスという体制の中の一個人と、組織から離れた一個人の行動。
対比が面白い。

この映画は実話を元に映画化されたようです。
奇跡的に助かったウワディスワフ・シュピルマンは89歳まで生存されたようです。

閉じる コメント(10)

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最後は戦争の狂気と芸術との戦いでしたね。
「感動(ピアノの演奏)すると国とか背負うものが消え、素直に」
私もあの演奏の場面を見ていてそう思いました。

とにかく「生き抜くこと」。その生命力と意志力をエイドリアン・ブロディは見事に演じていました。

この映画では色々な事を考えさせられましたので、2回にわたって記事を書きました。
TBさせて下さい。でも、ご訪問はお時間があれば、で結構です。

2011/3/3(木) 午前 9:47 alf's mom

大多数のユダヤ人市民は無抵抗のまま巧妙な手口で収容所へと
送られていきますが、抵抗組織の存在でごく小数の人間は生き延びれます。ソ連の侵攻で廃墟となった町は映画見た時にはやや誇張してるんだろな〜と思っていたのですが、実際にもあのような光景だったそうです。渾身のホロコースト映画でしたね
TBしま〜す

2011/3/3(木) 午後 5:29 pony

あの廃墟をさまようシーンは圧倒的でしたね。夢に見そうでした…。
戦争はほんとうに嫌です。どんな戦争映画を観てもそう思いますが、この「戦場のピアニスト」はかなり印象に残る映画でした。

2011/3/3(木) 午後 9:25 ぼやっと

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alfmomさん
そうですね、ドラマチックでない分、ほんとはこういう風に生き延びたんだと思えます。といかく「生き抜くこと」ですね。

2011/3/3(木) 午後 11:21 シーラカンス

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ポニーさん
まるで世紀末のような廃墟は皮肉にも美しいと思えるものでした。

2011/3/3(木) 午後 11:26 シーラカンス

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boyattoさん
生き延びるということは、こういう風にしないと生き延びれないと思いました。セリフも少なく、後半、親とか兄弟のこともまったく出てこないのも生きるのに精いっぱいだったことの表れでしょう。

2011/3/3(木) 午後 11:31 シーラカンス

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これは素晴らしい作品ですよね〜
<ドイツ・ナチスという体制の中の一個人と、組織から離れた一個人の行動
そうですね。他の作品でもそうですが、ナチスの中にも善意の人が
いたというのが嬉しいですね。
そして音楽の力というのは大きいです。
TBさせてくださいね。

2011/3/5(土) 午前 0:38 car*ou*he*ak

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cartoucheさん
戦いより逃げる、隠れることが現実的で、実際はこうなんだろうなと思いました。音楽に救われたことになりますが、人間の運命の残酷さも感じました。

2011/3/6(日) 午後 2:26 シーラカンス

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実話というのが劇的ですね。
これも奇跡のお話ですが、映像はリアルでキツかったです。
こちらからもTBお願い致します。

2018/4/9(月) 午前 7:32 atts1964

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> atts1964さん
逃げる追われるリアルな恐怖を体感しました。個人と組織の戦争の映画でした。

2018/4/10(火) 午後 11:00 シーラカンス

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