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近頃なぜかチャールストン 2011年2月26日、新文芸坐「鬼才・岡本喜八 七回忌 はじめての人のための岡本喜八」にて2回目を鑑賞。 1981年度作品 監督:岡本喜八 脚本:岡本喜八、利重剛 音楽:佐藤勝 出演:利重剛、古館ゆき、財津一郎、本田博太郎、小沢栄太郎、田中邦衛、今福将雄、殿山泰司、千石規子、堺左千夫、岸田森、平田昭彦、寺田農、伊佐山ひろ子 自らを独立国“ヤマタイ国”の閣僚と名乗る非行中年グループと非行少年の奇妙な交流を、現代日本に対する鋭い風刺を込めてコミカルに描いたドラマ。監督は「独立愚連隊」の岡本喜八。非行少年の小此木次郎(利重剛)は婦女暴行未遂で入れられた留置場で、無銭飲食の中高年(小沢栄太郎、田中邦衛、今福将雄、殿山泰司、千石規子、堺左千夫、岸田森)たちに出会う。彼らは自分たちを独立国“ヤマタイ国”の国民と称していた。翌朝、それぞれに釈放されるが、次郎は彼らのことが気になり、お手伝いのタミ子(古館ゆき)とヤマタイ国を探し始めるが……。(allcinema解説より) 独立国“ヤマタイ国”の閣僚を自認する老人たちの日本を批判するストーリーをコミカルに描いた変てこりんな映画。 若者と老人が同じ独立国で生活するという面白い題材でありながら、もう一歩突き抜けないまま、終わってしまった感じかなあ。 いかんせん予算が少ないせいか、それとも老人たちの話のせいか、喜八監督特有のとび跳ねた爽快さが足りない。どこか暗い感じがします。 独立国“ヤマタイ国”なんだから、老女が生き生きと活躍した「大誘拐」のように、日本をあっと驚かすぐらいの仕業が必要だと思います。 若者と老人の組み合わせもあまり効果的に機能しているとも思えず、結局老人たちのちょっとした脅しで終ったのは寂しい。 戦争を引きずっているのは明らか。 「肉弾」で死んだ寺田農が、戦争で生き延び亡霊が殺し屋となって、現代の若者(利重剛)を殺そうとするが、独立国“ヤマタイ国の陸軍大臣(田中邦衛)が守るということでしょうか。 なんか色々頭で考えないといけない喜八作品って、面白くないです。 体や心で感じる映画でなくっちゃ。 娯楽映画を作る中で喜八監督の個性は際立つように思います。 喜八組の俳優さんたちを見るのは、とても楽しいです。 ハイテンションのドジ刑事本田博太郎は、いつもリーチと叫ぶ。 今でも不思議な俳優さんで好きですね。 生命保険金のため狙われる利重剛も当時はまだ10代で、今も堅実な俳優さんですが、監督もやり、多才な人です。
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