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カルメン故郷に帰る
2011年3月13日、新文芸坐「追悼 高峰秀子」にて、2回目鑑賞。

1951年度作品
監督:木下恵介
脚本:木下恵介
音楽:木下忠司、黛敏郎
出演:高峰秀子、小林トシ子、笠智衆、佐野周二、井川邦子、坂本武、見明凡太郎、佐田啓二、望月優子、三井弘次

上州北軽井沢の浅間山のふもとの村で育った娘・おきんは、家出をして東京に出、リリィ・カルメンという名のストリッパー(高峰秀子)になっていた。彼女は男性たちを魅了する裸踊りを芸術だと信じて疑わない。とある初秋に、おきんは同僚の踊子・マヤ朱美(小林トシ子)を連れて故郷へ錦を飾りに帰ってくる。芸術の擁護者を自任する校長先生(笠智衆)は、村から芸術家を輩出したと大喜び。村人たちも共に帰郷を歓迎した。ところがふたりを目の当たりにして、村とは不釣合いな派手な出で立ちと言動に戸惑ってしまう。おきんの父(坂本武)は彼女が子供の頃に牛に頭を蹴られ、それが原因で少し頭が弱くなったと疑っており、かわいい娘を不憫に思い憂う。学校で運動会が開催されふたりも見学に行くが、大失態を起こして滅茶苦茶にしてしまう。名誉挽回とばかり芸術披露を思いつき、業者のおだてもあり「裸踊り」を行うことになるが、父や校長先生は恥かしいやら悲しいやらで・・・。(ウィキペディアより)

日本初の総天然色映画。
総天然色映画とはカラー映画のことです。
私がまだ子供の頃は、まだ総天然色映画と呼んでいました。(歳がわかりますネ)
時代ですね〜。
カラー映画だということを敢えて宣言するほどの価値が、まだこの時代には十分あったのでしょう。

ストーリーも、今観ると、ほのぼのとしたものです。

ストリップを「芸術」と信じるリリィ・カルメン(高峰秀子)が故郷に錦を飾るため帰ってきました。
村人は最初は「芸術」を歓迎していましたが、肌を露出した派手な衣装を纏ったカルメンに、驚きと興奮を覚え、村は混乱します。
さらに、カルメンたちは、その「芸術」を見せようとして、あくどい町の名士は「芸術」の名のもとに金儲けにカルメンたちを利用し、ストリップを上演します。
スケベな男たちは大喜び、カルメンたちも自分の「芸術」を見せられて大喜び。
伏線では、戦争で目が見えなくなった元先生(佐野周二)が故郷の歌を作り、学校で歌って聴かせます。
村長たちは彼こそが素晴らしい「芸術」家だと称えます。
戦後6年の田舎の村を舞台に、民主主義や既成概念の混乱、混迷をユーモアを交えて、「芸術」論争を繰り広げます。

ドタバタ調の可笑しさや弾けぶりが今見ると不足しているように感じました。
それは、木下監督の苦手な分野なのかもしれないし、この当時と現代のスピード感の違いからくるのかもしれません。

リリィ・カルメンの高峰秀子が、珍しく露出度の高い衣装、派手なメーク、奔放で魅力溢れるキャラクターを演じていました。
歌って踊る高峰秀子に拍手ですね。
元先生(佐野周二)が歌う故郷の歌より、リリィ・カルメン(高峰秀子)が歌うオシャレなブギの歌の方が好きです。

木下忠司作詞、黛敏郎作曲の主題歌を高峰秀子が歌っています。
映像はないですが、楽しい歌詞と黛敏郎のセンス溢れるメロディです。高峰秀子は歌がうまいです。
カルメン故郷に帰る 高峰秀子

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私も本作を1〜2か月前に見ました。

「ドタバタ調の可笑しさや弾けぶりが今見ると不足」
確かにそうでした。
でも高峰秀子の天真爛漫ぶり、決して「脚線美」とは言えない健康的なラインの足を
さらけ出す姿など、とてもほのぼのとして、
ホンモノの悪人のいない美しいこの村はユートピアのように思えました。
そしてユードピアに笠さんの存在は欠かせないと思いました。

2011/3/26(土) 午前 1:21 alf's mom

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alfmomさん
いつもの我慢強くふてくされた高峰秀子ではなく、奔放でちょっと太めの「脚線美」をさらけ出して、本人も楽しそうでした。どんな映画でも笠智衆の存在感はすごいですね。

2011/3/26(土) 午後 2:04 シーラカンス

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木下監督は、諧謔的趣味ていうか、高峰秀子さんがぜんぜん似合わないストリッパーとかさせて、そういう笑いを撮る。これで木下さんは、デコちゃんと”以外に”ソリが合うと感じたんでしょうか。
二十四の瞳の大石先生、カルメン、そして多くの成瀬作品、同じ火地と思えない。
デコちゃんは、やっぱすごい女優さんでしたね。

2011/3/29(火) 午後 10:20 [ moemumu ]

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すまそ、ですけれど、「火地」は「人」の間違いで、、、。(^_^;)
「草軽鉄道」って少しシーンで出てくる。これ鉄道ファンが見たら大変喜ぶくらいレアなカットだと思いました。

2011/3/29(火) 午後 10:26 [ moemumu ]

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初のカラー作品で、照明が足りなくて、ライトをどんどん強くしたら髪の毛が焼け焦げた、という逸話も。

2011/3/30(水) 午後 8:12 [ dalichoko ]

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moe*u*uさん
「二十四の瞳」で子供に「お前はそんなに死にたいんか」というセリフがどこかユーモアのある言い回しでびっくりしました。こういう予想外の嬉しさを木下監督は感じたのではと勝手ながら思います。高峰秀子はすごすぎです。私の中では日本の女優ではベストワンです。

2011/3/30(水) 午後 10:55 シーラカンス

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moe*u*uさん
私も調べていたら「草軽鉄道」が出てきました。鉄ちゃんからしたら涙ものなんでしょうね。

2011/3/30(水) 午後 11:01 シーラカンス

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chokoboさん
その話聞いたことがあります。
高峰秀子の目が悪いのも、カラー映画のライトの強さとか。

2011/3/30(水) 午後 11:16 シーラカンス

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今観ると、不足な感じ・・・まさにそんなイメージです。
もう少し、何か、キレのある展開や動き、そんなものがあって
欲しい気がしましたね。
でも仕方ないのかもしれません。時代が変わって取り残されてしまう
ものと、いつまでも良しとされるものがありますが、この作品は
前者なのでしょう。

高峰秀子はとても可愛らしい女優さんですよね。
あのちょっと勘違いしながらもがんばっちゃうあたりは
好感がもてたりしますが、ちょっと今で言うイタイ女性な
感じが観ている私には辛かったというのはありますね・・・。

TBお返しいたします★

2013/7/14(日) 午前 3:29 エルザの大聖堂への行列に並ぶ人

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エルザさん
この時代の古さがぬぐいきれませんね。木下監督の苦手な分野でしょうか。高峰秀子は、ほんといいですよ、ふてくされた表情は絶品です。もし機会があれば、他の映画も観てほしいです。

2013/7/14(日) 午後 10:11 シーラカンス

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映像記録さん
TBありがとうございます。

2019/3/2(土) 午後 11:29 シーラカンス

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