最近気になること

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銀座二十四帖
2011年3月26日、神保町シアター「女優とモード 美の競演」にて。

1955年度作品
監督:川島雄三
脚本:柳沢類寿
出演:月丘夢路、三橋達也、北原三枝、大坂志郎、岡田真澄、浅丘ルリ子、河津清三郎、安部徹、芦田伸介、織田政雄

無名画家の絵をめぐり美貌の夫人、花屋の店主らに裏社会の魔の手が延びる。森繁の軽妙な“銀座解説”が楽しい風俗映画。浅丘ルリ子の花屋さん役が可愛く乙女必見。(神保町シアター解説より)

この前の記事「二十四の瞳」の次が「銀座二十四貼」、二十四繋がりとは珍しい巡り合わせ、って次「二十四」を考えるのは至難の業ですよ。二十四時間テレビぐらいか。怪人二十四面相、それは二十か二十一か。

さて、さて・・・
やっぱり、川島雄三はユニークな映画を作る監督ですね。

冒頭、銀座の俯瞰ショットに森繁の「銀座のスズメ」とかいう変な歌が流れる。
その後、時々ナビゲーター森繁が登場人物を解説したり、銀座界隈のウンチク、裏話をユーモアを交えて語りかける楽しさ。
映画もサスペンス(銀座のGMという闇の人物捜し、謎の絵描き大坂志郎)、ラブロマンス(月丘夢路と三橋達也)、コメディタッチ(オネエ系安部徹、北原三枝)、ファッション系美女(北原三枝)、フィルムノワール系(オーソンウェルズばりの河津清三郎)と何でもありの映画。
三橋達也がどこか過去を引きずっているかのような面持ちだし、自分は銀座の町を悪から守っているかっこいいセリフまで飛び出す。
そう、まるで日活アクション映画に登場するヒーローの原形のようです。

映画の画面も拘りがあるようです。
登場人物の後ろに壁があるのに、後ろから撮ってみたり(セットを外して撮っているとしか思えない)。
岡本喜八監督も同じようなカットをよく使っていましたが。
色々と面白い画面を工夫しているのを見るのも楽しいものです。

この映画のヒロインは月丘夢路ですが、北原三枝の方が素敵です。
スタイルもよく、快活で、おしゃべりで、ダンスも踊り、パジャマのファッションショーあり、登場するたびに衣装が変わり、彼女のファッションを見るだけでも十分楽しめます。
北原三枝がこんなにチャーミングでコケティッシュな女性だとは、驚きでした。彼女の映画を見直す必要がありますね。
浅丘ルリ子も15歳、なんとも清純そうな可愛い花屋の売り子役で出演。
織田政雄がギャラリーのシャレた店主で出演していました。あまり似あわないですね。

プログラムピクチャーの映画でありながら、川島雄三監督の個性が十分に感じられる映画でした。
普通の監督が撮れば、ごく普通のありふれた映画になっていたでしょうね。才気を感じます。

閉じる コメント(10)

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川島監督作品は裕次郎出現前の日活を代表したような印象を持っています。その裕次郎を使った「幕末太陽伝」が日活最後の作品というのは象徴的です。本作も三橋達也がスマートですね。

2011/3/29(火) 午後 0:43 [ SL-Mania ]

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川島監督曰く「風俗映画というか、当時の銀座を記録するのが主で、ストーリーは従になった作品デス」
「…ナレーションを、登場人物の心理説明のために用いるのは、やめよう…」といわれていました。
確かに、三橋達也が「亡霊背負って」ていう映画でしたね。
月丘さん(川島監督追っかけて、松竹から?移籍)、北原さん、浅岡さんとか、メチャ美形で、特に川島作品では、北原さんをよく撮る感じでした。G・Mサイン、出し方がオモロイですね。(^_^;)

2011/3/29(火) 午後 10:05 [ moemumu ]

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SL-Maniaさん
日活アクション登場とともに日活を去ることに。この映画の三橋達也は日活アクションスターの原型のように見えました。

2011/3/29(火) 午後 10:06 シーラカンス

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moe*u*uさん
川島監督はどうも統計やウンチクがお好きなような気がします。バーの軒数や柳の種類とか森繁のナレーションを聴いているだけで楽しかったです。そういえば、「人も歩けば」でフランキー堺のナレーションが登場人物の声色をまねるなんて可笑しかったです。北原三枝って顔がちょっと暗めの印象があったんですが、どうしてどうして素敵でした。

2011/3/29(火) 午後 10:29 シーラカンス

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川島雄三っていう人間の”人間分析”がエエですねっ。(^_-)-☆
>バーの軒数や柳の種類とか森繁のナレーションを聴いているだけで楽しかったです。
藤本義一は、例の「貸間あり」では茶筅の先が何本になっているか、調べさせられたそうです。数へのコダワリ+モノへの趣味はすごいですね。「箱根山」では”芦ノ湖”は、なんでも朝日が差し込む湖として、芦ノ湖になったのだ、とジオラマみたいなん作って佐野周二が解説する。(Wikiにもなさそう)
銀座…では、監督が”住み慣れた”ところでもあり、つくり易かったかも。
しかし、何か新しい発見をしないと気がすまない監督であり、常に助監督の今村、浦山たちは苦労したでしょうね。人物の背後からシャシン撮ったり(穴あけていたかも)、コダワリある監督です。o(^-^)o

2011/4/2(土) 午後 8:31 [ moemumu ]

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浅丘ルリ子が印象的です、かわいいです。

2011/4/3(日) 午後 1:45 [ koukou ]

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moe*u*uさん
「箱根山」のラストでは10年後まであと何秒と秒読みする変な終わり方でした。数字へのこだわりがありましたね。メインのストーリーに全く関係ない予断話が私は好きですね。不思議な「絵ずら」を撮ることに興味を示すことも気に入っています。

2011/4/3(日) 午後 10:14 シーラカンス

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koukouさん
少女らしい袖にフリルの服を着た浅丘ルリ子は可愛かったです。北原三枝も素敵でした。

2011/4/3(日) 午後 10:17 シーラカンス

川島雄三の作品だったのですね。ちょっと変な映画ですが、私、こんな
変な映画、好きです。一番好きだったのは、三人の女優のファッション
でした。浅丘ルリ子は確か中原淳一がデザインした服を着ていた
と思います。北原三枝は大阪の娘なのに全く大阪弁をしゃべらない。
「なぜ大阪弁じゃないの?」と訊かれても「私にも分からない」
なんて平気で答えて。関西生まれでない女優に変なイントネーションの
大阪弁をしゃべられるよりずっとスマートに聞こえました。
石原裕次郎と出会う前の北原三枝は本当に魅力的ですね。
難波の高島屋や今は無き大阪球場も出てきて、観ていてワクワク
しました。主役の三橋達也には興味わかずでした。
「女性の観客にこう言う鑑賞のされ方をされても文句言わないでね、
川島監督」と言ってみたい映画でした。。。

2019/2/9(土) 午前 4:34 とらんぷ

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> とらんぷさん
こんなマニアックで変てこな映画をご存知なんですね。北原三枝のクール美女、スタイルもいいし、ほんと惚れてまいそう。川島監督は何でもあり、才気溢れて、情に流されない、唯一太陽傳がちょっと主人公の影を見せていたように思えます。

2019/2/11(月) 午後 9:30 シーラカンス


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