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冷たい熱帯魚 2011年3月30日、ヒューマントラストシネマ有楽町にて。 2010年度作品 監督:園子温 脚本:園子温、高橋ヨシキ 出演:吹越満、でんでん、黒沢あすか、神楽坂恵、梶原ひかり、渡辺哲 熱帯魚店を営んでいる社本(吹越満)と妻の関係はすでに冷え切っており、家庭は不協和音を奏でていた。ある日、彼は人当たりが良く面倒見のいい同業者の村田と知り合い、やがて親しく付き合うようになる。だが、実は村田こそが周りの人間の命を奪う連続殺人犯だと社本が気付いたときはすでに遅く、取り返しのつかない状況に陥っていた。(シネマトゥディ解説) ネタバレあります。 知り合いから予想外の展開の映画だと薦められた。 殺人者村田(でんでん)の圧倒的なパワー。 普段は近所の世話好きなおっちゃん風の優しい口調の村田(でんでん)が、いきなり大声で叫び変貌する。 妻や子供に気を使い何も決められずに逃げてきた社本(吹越満)に、「お前はすべて自分の力で決めてきたのか」、「お前は責任を持って生きてきたのか」「俺は人殺しをしたが、今まで逃げずに自分が決めてきた」と罵声を飛ばす。 まるで自己啓発セミナー、地獄の特訓ばりの強烈なダメ出し。 観客は自分が罵倒されているかのごとく傷つき、どこか説得力があり、やばい。 いやいや騙されてはいけない、こんなヤツに私の全人格を否定されてたまるものか。 パワフル村田(でんでん)も何十人も人を殺して、バラバラにしている。 県警からも目をつけられている。 社本(吹越満)に、お前を後継者にするから、バラバラにするやり方を覚えとけと。 そう言った村田(でんでん)は、この生活に疲れたことの表れか。 子供の頃、父親に厳しく躾けられ、その反動か。 死ぬ間際に、お父さん許して閉じ込めないで、お母さん助けてと囁く。 あの気弱の社本(吹越満)が、今度は村田(でんでん)に代わり暴力をふるう強圧的な男に変身。 人は強気に見えても弱くなったり、弱そうなヤツも強く振る舞ったり。 何かのきっかけで、人は変わってしまう恐ろしさ。 生きるってことは痛いんだよと自殺する社本(吹越満)。 それを見ていた娘は、予想外に「バカヤロー、とうとう死にやがった」と蹴りまくる。 人生訓めいたものも通じない若い世代。 もう何が何だかわからない。 園子温監督の物事を明確に発信する「力」勝負の映画は、あまり好きではない。 影響を受けないように、こちらまで力を入れていたが。 でんでんは、人格の怖さと弱さを両方見せて個性溢れる演技で、素晴らしかった。
たぶん今年の主演男優賞を受賞するでしょう。 |

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公開されてすぐ見に行きましたが、
いやあ、でんでんを悪役に抜擢した段階でもう勝負あった!という映画ですね。
私のブログの記事に「アマゾンゴールド」のHPのリンクを貼っておきましたが、
そこの動画を見ると、でんでんの神演技をうかがい知ることができて
ニヤッとすることができますよ。
主演男優賞は間違いなしとしても、この映画をテレビで放映することができるのか
ちょっと心配になりますけど。
ラストのしっちゃかめっちゃかさは異論があるところですね。
2011/4/4(月) 午前 11:52 [ 鉄平ちゃん ]
鉄平ちゃんさん
凄い映画でした。圧倒されましたね。そうですね、優しいおっちゃんが悪役をするとめっちゃ怖いですね。でんでんは凄すぎます。いや〜、TVは絶対無理でしょう。昔「紀子の食卓」を観ましたが、これも地上波では放映されていないと思います。
2011/4/4(月) 午後 10:41
確かに「自己啓発セミナー」!!って感じでしたね!そうそう、めちゃくちゃな論法なのに、なぜか説得力があると言う・・。強烈な作品でした。何かのきっかけで人は変わってしまうのでしょうね〜。そんな人間のいやな本質?を見せられたようで、そこもまた恐ろしかったです。
具合まで悪くなったけど、そんな作品ってなかなかなかったから、今思えば観れて良かったかもです(笑)TBさせてくださいね!
2011/4/5(火) 午前 7:38
くろねこさん
なんか真理があるので、自分自身がつぶされそうで怖かったです。まさに強烈ですね。人は弱いから圧倒されると変わってしまうのでしょうね。そうですね、そのことがわかっただけでも、この映画の価値があったかもしれません。
2011/4/5(火) 午後 9:56
是非、観たいののですが、チャンスが、、、
2011/4/6(水) 午後 7:35 [ koukou ]
koukouさん
強烈で刺激的な映画です。圧倒されますよ。
2011/4/6(水) 午後 10:48
いや〜、凄い映画でしたね。
でんでんはもう冒頭から強烈で、食あたりを起こしそうになるくらい濃かったですねぇ。
TB、させてくださいね。^^
2011/4/14(木) 午前 1:05
サムソンさん
強烈のひとことですね。どこかで割り切って観ないと気分が悪くなりますね。ラストもそこまでやるかって思いましたね。親子の絆、繋がりはどこへやら。愛情とは何なのかって、ね。
2011/4/14(木) 午後 11:14
chokoboさん
TBありがとうございます。「悪」の存在を見せつけながら、人間の弱さも見てとれる映画でした。ラストの娘の行動が一番怖かったりして。人生のしがらみがない分だけ、宇宙的で超越した恐怖ですね。
2011/4/14(木) 午後 11:52
でんでんの怪演が光ってましたね。
一方、吹越満の豹変ぶりも凄かったです。
内容はハードですが、その映像にのめりこみました♪。
2011/4/19(火) 午後 10:59
ふぁろうさん
でんでんが強烈で悪魔のごときでした。吹越満も気の弱い男から豹変ぶり。いい悪いは別にして、すざましい映画でした。
2011/4/20(水) 午後 9:28
いやあ、すさまじい映画でした。素晴らしい映画でした。
映画にはこれだけのことが出来るのだというような、映画の持つ力を感じさせられました。
TBさせて下さい。
2011/4/30(土) 午後 10:58 [ あきりん ]
あきりんさん
いい悪いは別にして、すざましい映画でした。ぬるま湯に浸かっていた日本人を目覚めさすパワーがありました。睡魔に襲われることがまったくなかったです。
2011/5/1(日) 午後 8:59
凄かったですね〜あの形勢逆転と「お父さんごめんなさい」って謝る姿と、そこからの社本の変貌が見応えありました、
韓国映画でこんなパンチの映画ありすが、日本も来たなぁ〜とおもいました、
TB返させてください。
2011/5/8(日) 午後 7:28
くらげさん
凄い映画でしたね〜、良くも悪くも。怖い男が女々しい男に、小心ものが横柄な男に豹変する、人間なんてこんなもんなんだという核心をついた映画ですね。あんまり見ていないですが韓国映画にありそうですね。
2011/5/9(月) 午後 9:13
自分はコメディとして見てしまったんですが、ホラーの最たるのもでしたね。
でんでんを始め、キャストも凄かったです。
TBお返しいたします。
2011/8/12(金) 午前 1:10
kaz.さん
観客誰も笑わなかったので、ついつられてマジで観てしまいました。
ホラーでしたが途中から肉系は慣れてきましたね。エログロ、ラストはまた唖然でした。
2011/8/12(金) 午後 9:20
好みが分かれる映画化と思いますが、エロ・グロ・バイオレンス描写のすさまじさは、目を覆うほどでした。
でんでんと黒沢の悪人ぶりは、邦画ではまれにみる凄味がありますね。でんでんが豹変するところ・・など、映画としてゾクゾクです(笑)。悪のポリシーというのか、妙に説得力があるところもありますね。
TBさせてください。
2013/8/19(月) 午前 11:29
fpdさん
凄い映画でした。癒し系映画が多い中で、目が覚める衝撃でした。人のよさそうなでんでんの豹変ぶりが、恐ろしかったです。娘もまた怖い。
2013/8/20(火) 午後 10:15