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夫婦善哉 2011年4月7日、神保町シアター「華麗なるダメ男たち〜色男、金と力はなかりけり〜」にて。 1955年度作品 監督:豊田四郎 原作:織田作之助 脚本:八住利雄 出演:森繁久彌、淡島千景、司葉子、浪花千栄子、山茶花究、小堀誠、田村楽太、三好栄子、田中春男、上田吉二郎 曾根崎新地で売れっ子芸者の蝶子(淡島千景)は、大阪の化粧問屋の道楽息子である柳吉(森繁久彌)と駆け落ちする。柳吉は親から勘当されてしまったため、生活が苦しくなってしまった。蝶子はヤトナ(臨時雇い)芸者として働き始めるが、柳吉は蝶子の稼いだ金を道楽に使ってしまうのだった。(allcinema解説より) 今回は関西弁で書いてみますわ。 関西弁でいうと、やらかい映画やね。 曖昧でええ加減な関西人のニュアンスがよう出てて、名作とは言われへんけど、愛着のある映画やと思います。 好きやで、この映画。 船場のボンボンのあかんたれぶり、何をやっても、すぐ厭きてしまう柳吉(森繁久彌)が、これまためっちゃええねん。 親から勘当されてしもて、養子に家を盗られてしまう情けなさ。 ヤツ当たりしかでけへん柳吉はほんまに情けないやっちゃ。 こんなあかんやつに惚れてどうしようもないほどについて行く蝶子(淡島千景)は、まさにミューズ。 腐れ縁の男と女のお話は、スルメのように噛めば噛むほどに味わいが出てくる映画やと思う。 「おばはん、頼りにしてまっせ」 関西人の愛情表現。 関西でも、今はこんな言い方はもう使えへん。 けど、ええ言葉の響きやで。 ええ言葉が失われるのは、寂しい気がするけど、まあしゃあないかな。 やらかい森繁久彌と淡島千景は絶品ですわ。
山茶花究、三好栄子、田中春男は、好きなバイプレ−ヤー。 俳優を見ることも映画の楽しみですわ。 |

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監督も主演俳優も関西人ですので、大阪の雰囲気が伝わってきますね。「頼りにしてまっせ」は流行りになったと聞いています。司葉子が出ていますが、今のところ私が観たこの人の出演作で一番古い作品になります。
2011/4/15(金) 午前 6:01 [ SL-Mania ]
洲崎パラダイスと好対象をなす作品ですね「ヅルヅル」感が出て、織田作らしいと思いました。
川島監督やったら、織田作でも、作品化しなかったでしょう、もっと、人間のヅルさ、女性の生命力(ど厚かましさ)そして最後の去っていくラストがこいつにはないので、やらんかったでしょうね
2011/4/15(金) 午前 7:00 [ moemumu ]
SL-Maniaさん
関西弁の柔らかい雰囲気が楽しめる映画でした。「頼りにしてまっせ」、この映画を象徴している、いいことばです。最初司葉子とは気ずかず、誰だろうと思っていました。
2011/4/16(土) 午前 10:47
moe*u*uさん
確かに、川島監督なら女のしたたかさをもっといやらしく描いていたでしょうね。この映画はお互い愛情の絆で結ばれているまさに恋愛映画ですね。豊田四郎監督作品を初めて観ましたが、あまり個性が少ない印象ですね。
2011/4/16(土) 午前 11:15
↑にも書いてはりますけど、これがヒットしたんで日活は織田作の盟友であった川島監督で、織田作の『わが町』を撮ったのであります。ワテはこっちの方が好きやけど、川島が『夫婦善哉』撮ったらどないなもんになったかを妄想するとたまらんです。はい。
2011/4/17(日) 午後 9:25
低人さん
そうなんですか、知りませんでした。川島監督だと、もっと不思議感溢れる映画が見れたかもしれませんね。十分妄想できます。
2011/4/17(日) 午後 10:36