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ロイドの要心無用 2011年4月12日、シネマヴェーラ「映画史上の名作5」にて。 1923年度作品 監督:サム・テイラー、フレッド・ニューメイヤー 出演:ハロルド・ロイド、ミルドレッド・デイヴィス、ビル・ストローザー、ノア・ヤング、W・B・クラーク 大志を抱き大都会に来たロイドも、今はしがないデパート店員。しかも首寸前のロイドは、壁登りの販促キャンペーンで汚名返上しようと企てるが…。あまりにも有名な大時計宙づりシーンをはじめ、スリル満点のアクションが次々と展開されるロイドの最高傑作。12階のビル壁を、スーツに革靴でよじ登るというロイドの体を張った演技に、観る者すべてが手に汗握り喝采をおくるはず(シネマヴェーラ解説)。 ルビッチの「天国は待ってくれる」と「ロイドの要心無用」の二本立。 渋谷にある映画館のせいか、若い人で満席状態でした。 こんなに古い映画を見に来る若い人がいるのかと驚きと嬉しさと。 それに結構みんな笑っていましたね。受けていました。 私も笑っていました。若いですから、って。 サイレント映画ですから、ロイドの動きだけで笑えるのは凄いと思います。 ニコニコ顔のロイドに深刻さがなく、飄々とした感じが、今の時代の若い人にも合うのかもしれません。 コメディのアイデアもなかなかよく練られて楽しいです。 ファーストシーン、鉄格子の中にロイドがいて外には恋人が、鉄格子の奥には絞死刑の首輪の紐がある。 これから死刑になるのかと思っていたら、恋人が鉄格子の中に入ってきて抱き合い、そこへ汽車が入ってくる。 そう、ここは駅のプラットフォームでした。 デパートの生地売り場の店員をやっているロイドが昼休みに荷物を運ぶ車の中で休憩をしていたら、そのまま車が動き出した。昼休みに帰らないとクビです。 急病人を装い救急車に乗って帰り、マネキンに隠れてデパートの中へ、そして大きな荷物の影に隠れて売り場へと。 想定どおり荷物はどこかへ、丸見えのロイドが体を曲げて小さくなり、一歩ずつ歩くさまに大笑いしました。ベタなんですが、執拗に歩く姿に思わず笑ってしまいます。 立身出世のため、13階のデパートを登ると宣伝効果があるというアイデアを出す。 友人が鳶職で登ったことがあるからだ。 しかし、友人が警官に追われたため、13階のデパートを登るはめに。(写真) いくら何でも多分デパートの横に落ちないようなセットがあるんだろうとは思うのですが、それでも、1階ごとに高くなり外の風景が小さくなっていく中で、激しく落ちたり時計台にぶら下がったりの活躍ぶりにハラハラドキドキです。 あとでハロルド・ロイドのことを調べたら、映画の事故で右手の親指と人差し指を失くしているようで、この映画でも義指をつけてデパートを登っているらしい。
信じられないことです。 プロ根性に脱帽です。 |

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今若い方でもこういった古典も熱心に見てレビュー書かれる人を
見かけるようになりました。いい映画上映する映画館あるんですね〜
2011/4/17(日) 午後 7:07
ポニーさん
そうなんですか、何とも嬉しいことですね。古い映画でも十分楽しめる映画があることを実感できることに感謝です。
2011/4/17(日) 午後 10:34