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蜂の旅人 2011年4月15日、早稲田松竹にて。 1986年度作品 監督:テオ・アンゲロプロス 脚本:テオ・アンゲロプロス 出演:マルチェロ・マストロヤンニ、ナディア・ムルージ、セルジュ・レジアニ 北ギリシアを蜜蜂と旅する老人を通して、人間の愛と老いを描いた作品。スピロは小学校教師を辞め、娘の結婚と同時に旅に出た。彼の家は代々、養蜂を営んでいたのだ。蜂に蜜を吸わせて移動していると、ヒッチハイクしている少女に出会った。彼女はスピロを誘惑するが、もちろん無視。だが、しつこく付きまとわれる。なんとか一人旅に戻った彼は旧友を訪れ、懐かしい思い出を語り合った。だがその後、またあの少女がスピロの前に現れる……。(allcinema解説より) 同じアンゲロプロス監督の「アレクサンダー大王」「ユリシーズの瞳」は、頭で感じるのではなく、体で感じる凄さみたいなものがありました。(どこかブルース・リーみたいですね) しかし、この映画は、画面に「力」を感じませんでした。 自分の体調が悪かったこともあります。 それでも、主人公があまりに個人的な旅をすることが面白さに欠ける気がします。 上記の2本は、個人の旅に見せかけて、歴史のうねりであったり、世界の戦争であったり、権力であったりともっと大きな人類の物語みたいなものを実感しました。 老いたマルチェロ・マストロヤンニは、別れた妻を訪れたり、娘に会ったりと、前を向かず、過去を振り向いてばかりいるように思えるのです。 出会った少女ともうまくいかず、未来に影を落とします。 ラストは、育てた蜂の箱をひっくり返し、蜂に刺されて自殺したようなものです。 アンゲロプロスなので感情移入しようとは思いませんが、映画の広がりが感じられない映画でした。
併映の「エレニの旅」がほんとは観たかったのですが、残念ながら、時間が合わず、今回は未見です。惜しいです。 |

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