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真夏の方程式 2013年9月6日、船堀シネパルにて。 2013年度作品 監督:西谷弘 脚本:福田靖 出演:福山雅治、杏、風吹ジュン、前田吟、山崎光、白竜、吉高由里子、北村一輝、塩見三省、西田尚美、田中哲司 東野圭吾原作、福山雅治が天才物理学者・湯川学を演じる人気シリーズの劇場版第2作。子ども嫌いで有名な湯川が、10歳の少年・恭平と海辺の町で夏を過ごすことになり、事件に巻き込まれていく姿を描く。手つかずの美しい海が残る玻璃ヶ浦で海底資源の開発計画が持ち上がり、その説明会に招かれた湯川は、宿泊先の旅館「緑岩荘」でひとりの少年・恭平と出会う。やがて旅館の近くで男性の変死体が発見され、遺体の身元が「緑岩荘」に宿泊していた元捜査一課の刑事・塚原だということがわかる。地元警察は塚原の死を転落死として処理しようとするが、現地入りした捜査一課の岸谷美砂は、塚原の死に不可解な点があることに気づき、湯川に事件解決への協力を依頼する。(映画com解説より) う〜ん、どうなんでしょうか。 「容疑者Xの献身」が凄い映画だったので、期待して観たんですが、登場人物の覚悟の度合いの差が出たかなと思います。 もしかしたら、「容疑者Xの献身」の原作が凄すぎたんでしょうね。 第6回本格ミステリ大賞、第134回直木賞受賞、「このミステリーがすごい!」のベスト1を獲得するといったそうそうたる作品。 冒頭、冬の歩道橋で一人の女性を追いかけ、ナイフで刺す犯人目線の映像から始まる。 いったい犯人は誰なのか。 そして、一転、夏の電車で少年が携帯を使って客からクレームを受け、居合わせた湯川学が、おにぎりを包んでいたアルミホイールで携帯を巻く。 アルミホイールは電波を通さないと。 湯川学の個性と少年の尊敬を一瞬で表現するシーン。 いい感じのスタートです。 その後、少年が海の中を見たいという願望を湯川学のペットボトル実験で叶う。 発想が面白いし、海の中の画像が何とも美しい。 海の水しぶきが夏の暑さを和らげてくれます。 ここでも携帯電話が使われています。 冒頭シーンと繋がっていますね。 一人の男が民宿に泊まる。 元刑事です。 民宿を経営している家族が少し動揺する。 彼らには、人に言えない何か秘密があるようだ。 ある日、男は岸壁から落ちて亡くなった。 しかし、死亡解剖の結果、死因は一酸化中毒。 いったいどうなっているのか。 これ以上はネタばらしになるので書きませんが。 ちょっと辛口コメントです。 我慢してくださいね。 犯人が、少年を巻き込むことが、どうも後味悪いです。 少年に心の傷を負わせることより、家族を守ることの方が大事だと。 それに、ラストで、湯川学が真犯人に少年を見守ってやってくれと言います。 そこまで、うら若き少年に負い目をさせるのかよ。 それに、人を殺しても自分は守るという覚悟のなさが、犯人の心情に入り込めない原因です。 だから、よけいに殺人のトリックを見せたいだけの薄っぺらさを感じるのです。 ようは「容疑者Xの献身」の犯人自身が、殺人罪を納得している潔さに共感できるのと真逆なんですね。 冒頭の犯人も、受身ではなく、自ら女を追って殺害します。 正当防衛ではなく、自主的に激情して犯罪を犯します。 家族の秘密を、犯人は知らないふりをして、殺人を犯す。 その苦しさと家族の中での微妙な関係は深いものがありますが。 西田尚美の嫌な女が、とてもよかったです。
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別に、映画評論家(もしくは宣伝マン)ではないのだから、
つまらない映画は、正直に教えてください。
時間を無駄にしたくないので。
2013/9/12(木) 午前 0:06
自分は、どっちかって言うとシーラカンスさんに同感ですよ。
厳しい意見というより、むしろ率直な感想だと思いますね。
少なくともこの映画は、そういった感想が持たれ易くできていると思います。
あまりに、美談にしようと言う雰囲気がありますが、それには無理がある事件ですよね。
原作にも似た感想を抱きました。
2013/9/12(木) 午後 9:23
猫さん
自分はその映画のいいところも気に入らないところもできるだけ素直に書こうと思っていますので。まあ寛大な気持ちで読んでやってくださいな。
2013/9/12(木) 午後 10:57
WANTEDさん
そうですね、この映画の設定は自分にはどうも納得できなかったですね。同じ感想でほっとしました。
2013/9/14(土) 午前 9:38
ふぁろうさん
TBありがとうございます。
2013/9/14(土) 午後 0:59
先日、伊豆に行った際に、この映画のロケが行われた海岸と民宿を見てきました。
この映画は女房が観ていますが、私は未見です。
ちいさな、いい海岸でした。
2013/9/15(日) 午後 9:54 [ koukou ]
koukouさん
わざわざロケ地までいかれたんですね。奥さんがこの映画がお好きのようですね。海が美しい静かな場所に見えました。
2013/9/16(月) 午前 8:22
遅ればせながら、TBさせてもらいます。
ナイス!、クリック
2013/10/14(月) 午後 5:37
ぴくちゃあさん
TBありがとうござます♪
2013/10/14(月) 午後 9:40
原作を数年前に読んでいたんですが内容の詳細を覚えていなかったので新鮮な気持ちで見れました。
ホント切ない展開でしたが、あの子にとって湯川が支えになったということと湯川があの子にしてあげたことを考えると湯川の成長を感じました。
TBお願いします!
2013/10/24(木) 午前 7:07
かずさん
容疑者Xしか読んでいませんが、この小説はトリックと覚悟のバランスが絶妙でした。それから比べるとちょっとバランスを欠いているように思います。湯川と少年の気持ちは繋がっていましたね。
2013/10/25(金) 午後 11:13
確かに、原作の差があるかもですね。
私も、「容疑者X」は読んでいるのですが、本作の原作は読んでません。
確かに、前半の子供との関わり合いを台無しにする展開であるし、トリックも・・・
TBお返しします。
2014/5/6(火) 午後 9:16 [ ひろちゃん2001 ]
ひろちゃんさん
自分も原作は読んでいませんが、読む気を失くしましたね。「プラチナデータ」は逆に映画を見る気が失せました。急がし過ぎて乱作?なんでしょうか。
2014/5/7(水) 午後 8:59