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マーニー 2014年2月8日、DVDにて。 1964年度作品 監督:アルフレッド・ヒッチコック 脚本:ジェイ・プレッソン・アレン 音楽:バーナード・ハーマン 出演:ティッピー・ヘドレン、ショーン・コネリー、ダイアン・ベーカー、マーティン・ガベル、ルイーズ・ラサム 「サイコ」「鳥」のアルフレッド・ヒッチコック監督が、幼少期のトラウマから異常な行動をとってしまう女性と、彼女を救い出そうとする男の心理的葛藤をミステリー仕立てに描いたドラマ。会社を経営するマークのもとに、マーニーという女性が仕事を求めて面接にやってくる。マークは、彼女が知り合いの会社の金庫から大金を盗んで消えた女であると見抜くが、気づかぬふりをしてそのまま雇うことにする。やがてマーニーに心ひかれたマークは、彼女を犯罪から救い出すためにも半ば強引に結婚する。赤色や雷、そして男を異常なまでに嫌い、盗癖を抑えることができないマーニーを見たマークは、彼女自身が意識していない過去になにか原因があるのではと考えるが……。(映画com解説) ブライアン・デ・パルマ「パッション」を観て、ヒッチコックが観たくなりました。 そして、未見だったこの映画を観ることに。 いきなり、黄色のバッグを持った女性が歩いているシーンに、バーナード・ハーマンのスリリングなメロディが流れる。 「黄色」の色が印象に残った。 何故「黄色」なのか。 実は、主人公は「赤」に拒絶反応を起こすため、バッグが「黄色」だったことが明らかになる。 子供の頃の苦しい傷、思い出したくないという気持ちが心を閉ざした世界へ誘う。 彼女の盗む性癖、異常に怯える赤色、稲妻、男を嫌い寄せ付けないこと。 気丈な女性でありながら、母親からの愛情を求めているが近所の女の子が可愛がられていることに嫉妬する。 彼女を好きになったショーン・コネリーは、彼女を救いだすために、母親に会いに行く。 やがて、母親から彼女の幼い頃の秘密が、明らかに。。。 こんな言い方をすると語弊があるかもしれませんが、「サイコ」「鳥」とショックキングな映画を撮ってしまったヒッチコックは、自業自得なのかもしれない。 どうしても観客は、それ以上の刺激を求めてしまうと思うのです。 それを期待すると、この映画は色んな意味で物足りなさを感じます。 主人公のサイキックな行動とブロンドの髪に頼ってしまい、謎解きも、ある程度予想された範囲でした。 ただ、この映画も緊張感あるシーンもあった。 主人公がお金を盗もうと金庫の部屋に入った時に、掃除のおばさんの姿が見える。 主人公は気がついていない。 そして、立ち去ろうとした瞬間にポケットにしまった靴を落として大きな音を出してしまう。 やばいと思ったが、おばさんは気がつかない。 あれっ、と思っていたら、主人公が逃げ切ったあと、掃除のおばさんに、同僚の掃除男がおばさんの耳もとで、大きな声をかける。 そう、おばさんは耳が遠かったのです。 こういうシーンが、もっとあるとヒッチコックらしさを感じることができたと思うのです。 ティッピー・ヘドレンは、ちょっと病的で、とてもよかったです。 ヒッチコックさんは、ほんとブロンドが好きですね。 自分の大好きな馬を、自分の行動で骨折させてしまい、自ら銃で殺すシーンは、印象深いです。 母親役のルイーズ・ラサムも素晴らしかったです。 ブルース・ダーンも出ていたようです。 音楽のバーナード・ハーマンとヒッチコックのコンビはこれがラストです。
その後、仲たがいしてしまったようで、残念ですね、ショッキングなメロディはヒッチコックにぴったりです。 |

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ラストで、ティッピー・ヘドレンが幼児語で「マミー、知らないおじちゃんが・・・」としゃべるシーンがちょっと恐かったですね。
耳の遠いお掃除おばちゃん、あのシーンは傑作ですね。
2014/2/19(水) 午前 8:19
これは見ました。
ヒッチコックの映画は面白いですね。
一つ一つのカットに色々な演出を加えていて、重厚です。
それにしても、ショーン・コネリーがマネキンみたいでした^^;笑。
2014/2/19(水) 午後 9:36
トリックスターさん
子供の頃の深い傷を表すことばでしょうね。ヒッチコックは心理面の怖さを見せる映画が多いですね。
2014/2/19(水) 午後 11:34
WANTEDさん
ヒッチコックの映画は、しばらくするとまた見たくなりますね。なんなんでしょうね、この感じは。カット割もうまいですね。ショーン・コネリーがマネキン?、面白いですね。
2014/2/19(水) 午後 11:52
こんばんは。
ショーン・コネリーではなく常連のジェームズ・スチュワートだったら
雰囲気は変わったかもしれませんね。でも異常心理の美女の映画って
好きですね。
2014/2/20(木) 午後 9:06 [ hisa24 ]
hisa さん
ショーンコネリーの印象が薄いです。普通でも、なかなかしがたいですからね、女性は。それが異常心理だともうお手上げ状態で、手に負えませんね。
2014/2/21(金) 午後 11:34
こんばんは。
ヒッチコック作品に登場する美女の中でもティッピー・ヘドレン好きですね〜♪
上品かつミステリアスな感じが好きです。
あまりハラハラするような展開ではなく、私にとっては観やすい映画でした。
2014/2/26(水) 午後 9:42 [ tammy ]
tammyさん
ヒッチコックは、ほんと美人がすきですね。「鳥」のティッピー・ヘドレンはエロチックでした。この映画の悪女のような病的な表情はよかったです。娘がメラニー・グリフィスだったんですね。
2014/2/28(金) 午前 0:05
こんにちは。
良い作品なんだけど、『白い恐怖』の赤版みたいに見えちゃうところがちょっと残念。
もっとも、これはこれで魅力はあるんですけどね。
黄色いかばんのことは気が付きませんでした。
2014/6/8(日) 午後 8:33
ぴんじょんさん
「白い恐怖」は子供の頃に観てホント怖かったです。この映画も小さい時に観たら凄い印象だったかもしれません。ただ正直黄色と赤色の関係はよくわかりません。
2014/6/9(月) 午後 11:21
あ〜そうですね。あの銀行から盗むシーン。あれは面白かった。
ああいうベタなんだけどお決まりでも楽しませるというか緊張感を
煽るシーンっていですよね。
過去の凄い作品があるとどうしてもそれ以上を求めたくなるのが
人というものです。ちょっとミステリとしてイマイチで残念でした。
TBお返しします。
2014/7/4(金) 午前 0:44
エルザさん
コメント遅くなってすいません。お金を盗むシーン、お婆さんが耳が聞こえないオチはヒッチコックさすがですね。どんどん北尾が大きくなるって、監督は凄プレッシャーでしょうね。
2015/5/3(日) 午後 11:08
簡潔に良くまとめられた記事ですね…
>観客は、それ以上の刺激を求めてしまうと思うのです。
それを期待すると、この映画は色んな意味で物足りなさを感じます。
私も同じです。その点では、「並」の出来の作品でした。
掃除のおばさんの横を通る場面、一番ハラハラしました。
2015/5/4(月) 午前 6:35
alfmomさん
女版サイコって感じでしょうか、もっと柔らかかったですが。ヒッチコック、ティッピー・ヘドレン、バーナード・ハーマンの組み合わせだけでも楽しませていただきましたが。
2015/5/5(火) 午前 8:32
確かにヒッチコック作品には、刺激を求めてしまいますね。その点では物足りなさはある作品ですが、ショーン・コネリー出演作という点という事で貴重な感じはしました。
でも彼にもアクションを求めてしまう自分がいましたが。
こちらからもTBお願いします。
2015/5/14(木) 午前 11:21
atts1964さん
ヒッチコック自身も、時代の要請もあり、刺激的な傾向に拍車をかけたのかもしれません。ヒッチコックはショーン・コネリーに、ケイリーグラント、ジェームススチュアートに代わる男優を見つけようとしていたのかも。
2015/5/16(土) 午後 1:46