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朱と緑 朱の巻 緑の巻
2014年10月12日、シネマヴェーラ「日本のオジサマ矯簡利信の世界」にて。

1937年度作品
監督:島津保次郎
脚本::池田忠雄
出演:高杉早苗、上原謙、高峰三枝子、佐分利信、岡村文子、奈良真養、東日出子、河村黎吉、藤野秀夫

松沢家に侵入者があり、令嬢の千晶が襲われたのではないかと噂が広がる。ウンザリした千晶はかねてから好意を持っていた戸山を大阪に訪れるが、そこには戸山を愛する雪江がいて・・・。朱色と緑色のように決して交混ざり合わない男女の仲を、東京と大阪を舞台に辛口のメロドラマ。佐分利は侵入犯の清三を演じている。(シネマヴェーラ解説)

映画の内容はともかく、この時代の映画が映画館で観れることに感謝です。
それに、島津保次郎監督の作品には興味があります。
「兄とその妹」は、ほのぼのとした兄妹の会話が楽しくて大好きな映画です。


朱と緑というタイトルが、変な名前だと思っていたのですが、解説にあるようにそういう意味があったのですね。

高杉早苗が主役でお嬢様なんですが、後半裁判で侵入者(佐分利信)の弁護のため、出廷発言します。
この時代に、襲われた被害者が、それも女性が、相手の弁護のため、あからさまな事実を述べることに、勇気がいるはず。

実際、発言して、法廷を出た後、高杉早苗は、崩れ落ちる。
それほどのプレッシャーを受けていたのだ。
高杉早苗が、唯一輝いた瞬間です。

しかし、この映画で一番印象に残っているのは、上原謙が間借りしている大阪の家の娘(高峰三枝子)。
上原謙を好いていて、でも上原謙には相手にされない。
その辛さを紛らわすために、競馬好きのおじさん(河村黎吉)に誘われるまま、競馬狂いをする。
河村黎吉が、またうまいことを言って、高峰三枝子をそそのかす。
河村黎吉は、ちょっと嫌らしいオヤジがほんとうまい。絶品ですね。

競馬で擦って、雨に打たれて、着物がびしょ濡れで、もうどうしようもなく、たまたま高杉早苗の父親に誘われ、知らぬ間に酒に酔い一泊する。

また競馬をするため、上原謙のお金を盗み、自分に嫌気がさし、高杉早苗に置き手紙を渡し、家を出る。
自殺を暗示した行動。
暗いエンディングは、後味が悪いですね。

上原謙は、高杉早苗、高峰三枝子、そして、高杉早苗の父親の愛人(東日出子)もいいよるモテモテぶり。

高杉早苗は、洋装ファッションが素敵です。
当時のスマートさでは、高杉早苗と桑名通子が双璧でしょうか。

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念願をかなえられた訳ですね。TBさせてください。

2014/10/25(土) 午後 9:43 [ SL-Mania ] 返信する

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SL-Maniaさん
東京でさえ、島津保次郎作品を観る機会はほとんどないです。貴重ですね。他の作品もほんと観たいです。

2014/10/26(日) 午前 9:53 シーラカンス 返信する

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かなり前ですが、FCで島津監督特集をやっていました。その解説冊子を持っています。東宝移籍後は冴えなかったみたいですね。

2014/10/26(日) 午後 3:58 [ SL-Mania ] 返信する

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SL-Maniaさん
5年前に田中絹代生誕100年特集をフィルムセンターで上映していたんですが、島津作品も多く、その当時はあまり興味がなく、ほんともったいないことをしました。

2014/10/26(日) 午後 10:52 シーラカンス 返信する

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