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八甲田山 2015年1月24日、新文芸坐「高倉健追悼」にて。 1977年度作品 監督:森谷司郎 原作:新田次郎 脚本:橋本忍 撮影:木村大作 音楽:芥川也寸志 出演:高倉健、北大路欣也、三国連太郎、加山雄三、大滝秀治、小林桂樹、緒形拳、下條アトム、前田吟、秋吉久美子、神山繁 1902年(明治35年)に青森の連隊が雪中行軍の演習中に遭難し、210名中199名が死亡した事件(八甲田雪中行軍遭難事件)を題材に、一部創作を加えた作品である。 極限状態での組織と人間のあり方を問いかけ、短い上映期間にもかかわらず日本映画として配給収入の新記録(当時)をマークした。高倉健、北大路欣也、三國連太郎主演。北大路欣也の台詞「天は我々を見放した」は当時の流行語になった。監督は森谷司郎、音楽は芥川也寸志で翌1978年3月の第1回日本アカデミー賞音楽賞を受賞している。 (ウィキペデイアより) ネタバレあります。 この映画は一体何が言いたかったのだろうか。 ロシアとの戦争があるかもと、ロシアが青森を制圧した場合を想定して、冬の八甲田山を越えることができるか実験をしてみろと、軍のお偉い人たちが半強制的のような命令を下したからだ。 命令とはいわないけど、無茶ぶりの提案を部下が出来ないとは言えない。 縦社会、特に軍隊の上下関係では無理とはいえず、そこから、死の雪中行軍となった。 2組が、別々の場所から出発して、八甲田山で出会おうと、何ともロマンチック?な計画。 2組の事前計画の違いが天国と地獄の差に。 高倉健の連隊は、迷うことを恐れ村の人を案内人に使う。 北大路欣也の連隊は軍隊のメンツから使うことを断る上司(三国連太郎)。 上司の勝手な判断で、大軍を率いるが、反論できない北大路欣也。 上司が、高倉健の連隊に人数で負けることを嫌ったせいだ。 風通しが悪い組織。 ライバル意識から大雪でも中止しない北大路欣也。 途中から上司が指揮権をふるい、判断ミスを繰り返し、どんどん悪い方向に向かい、死人を増やしていく。 従うしかない兵隊がバタバタ倒れるシーンはあまりに哀れだ。 遭難だ。 人が死を意識すると、狂っていくのがよくわかる。 この辺りの、ジワジワ締め付ける恐怖感はほんと凄い。 それに、本物の雪山の撮影、人工で雪崩を作ったとか。 よくもまあ無事に帰ったことと思う。 正直、冬の山は怖い。 前が見えず、どこを歩いているのかもわからない。 リーダーの判断ミスが致命的だったと言いたかったのか。 一組は成功、もう一組はほとんど全滅。 両極の対比させた作り方は、あまりにも画一的な気がする。 自然の恐怖、思いあがった人間への警鐘(かっこいい言葉です)、リーダーのあるべき姿、リスク管理等々。 ラスト自分の意思で行動した兵隊(緒形拳)が現在まで生き延びたことが象徴的だ。 と理屈を書きながら、高倉健が、亡くなった北大路欣也の前で涙を流すシーンに感情がよぎる。 勝ち組でありながら、男が男に涙する友情みたいなものがあって、またこの映画が、どういう映画なのか分からなくなってしまうのです。 高倉健だけが、人を大事に思っていた。 三国連太郎は、最初の登場から悪人だと思いましたね。 秋吉久美子は可愛かったです。 すいません、また中途半端な感想でしたね。 169分、長い映画でした。
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ラストが、「もういいよ〜」と言いたくなるほど、長かった記憶があります。
2015/2/10(火) 午前 2:10
ぼくもこれ、よく意味が理解できませんでした。
^_^
2015/2/10(火) 午前 5:05 [ dalichoko ]
この映画は公開当時観ています。「天は我を見放したか」という北大路欣也の台詞が流行語みたいになったのを思い出します。主題は組織運営の違いでしょうが、生き残った部隊も結局は戦場で全滅してしまうというテロップが出て、いっそう空しい気分になったものです。三国連太郎扮する将校はその後の軍部の姿勢を象徴する人物。極めて官僚的な発想で、面子が優先するというもののようにました感じました。
2015/2/10(火) 午前 9:52 [ SL-Mania ]
猫さん
理論的な構成に人の感情を入れていて、だから曖昧な表現になってしまっているように、こんなに客観的に見えるのも、誰にも共感できないからでしょうかね。
2015/2/11(水) 午前 11:18
chokoboさん
リアルな映像が強すぎて、ほんと怖かったです。そのせいかもしれません。
2015/2/11(水) 午前 11:20
SL-Maniaさん
「天は我を見放したか」、めっちゃ流行りましたね。「生き残った部隊も結局は戦場で全滅してしまうというテロップ」、あ、全然覚えていなかったです、そういうことですか。戦争も組織も辛い思いをするのは下っ端ですね、この映画でも兵隊のことを何とも思っていないですもんね。
2015/2/11(水) 午前 11:25