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ヘッドライト 2018年10月14日、BSにて。 1956年度作品 監督:アンリ・ヴェルヌイユ 脚本:アンリ・ヴェルヌイユ、フランソワ・ボワイエ 出演:ジャン・ギャバン、フランソワーズ・アルヌール ギャバンが初老男の哀感を滲ませて素晴らしいメロドラマの佳作。パリとボルドー間を走る初老のトラック運転手ジャンはこの日、街道筋の常宿でふと一年前の出来事に思いを馳せた。あの日もこの宿を訪れた彼は、そこで年若い女中クロチルドと出会い、恋に落ちた。冷たく暗い家庭に嫌気が差していた妻子持ちのジャンにとって、彼女は掛け替えのない存在となっていく。こうして新しい人生を歩む決心をするジャンだが、その矢先に職を失い、クロチルドとの連絡を絶ってしまう。クロチルドは妊娠していたが、彼の失業を知るとジャンに心配かけまいと、密かに堕胎医を訪れるのだが…。アルヌールも健気な古典的ヒロインにみずみずしい血を通わす好演で、ヴェルヌイユも細やかな演出をみせる。原題を『とるに足りない人々』という、しかし、心にいつまでも残る人物像が描けた作品。J・コズマのメランコリックな主題歌も大ヒットした。<allcinema> ネタバレあります。 平凡な日常の中、年老いた主人公はふと出会った女性と恋に落ちる。 女性も、母親との確執の寂しさから、ふと出会った中年の男性に惹かれる。 そこから、どんどんエスカレートして、最悪の結末に。 何かね〜、こういうのが人生っていうのかな。 しみじみと、胸が痛むストーリーでした。 主人公が選択したことも非難できない(女性は非難するでしょうね)。 手紙が届かなかった、すれ違いの運命。 後半、女性が苦しんで寝込んでいたあたりから、結果はある程度予想できるんだけど、それを時間をかけて描くことで、観ているものが、より二人の関係や、二人への情が深くなっていくんです。 ジャン・ギャバンがまた優しいんです。 一旦家族を捨てたんです。 でも、ラストでまた家に戻って暮らしているような話。 自業自得と言ってしまえばそれまでですが、だから、余計に、主人公の気持ちが切ない。 哀惜、哀切、やっぱり、この映画は、人生の一コマのように見える。
この映画、自分は好きですね。 |

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初老の運転手のジャン・ギャバンが哀愁をにじませていました。
また音楽も物悲しさをさらに引き立てていましたね。
TBさせてください。
2018/10/15(月) 午後 10:36
これはもう、もの悲しくうら寂しい主題曲、強い風に埃がまう街道沿いのカフェの遠景、ここからやられました。
何もいいことのなかった人々の人生ドラマでしたね。
TBさせてください。
2018/10/15(月) 午後 11:25 [ あきりん ]
いや、非難はしませんよ〜。
ジャン・ギャバンですからね、フランス映画は人生を描く、です。
邦画でのリメイク、ありましたね、仲代達也と藤谷美和子でしたか・・これ邦画じゃあダメなんです。
2018/10/15(月) 午後 11:50
しがない妻子持ちの男が若い娘と幸せな新生活なんて夢物語でしかないのに、つい本気になってしまう…その男心分からぬでもないんだけどね。最初に回想話である事を明かしてしまっているだけに観るのがつらくなってきます。でも傑作!
2018/10/16(火) 午前 1:10 [ 原達也 ]
高校生の頃見てジャン・ギャバンの身勝手さに反感を持った覚えがあります。フランソワ・アルヌールには同情しました。大人になって再見しましたが、成瀬巳喜男の世界の外国版だなと感じました。
2018/10/16(火) 午前 7:27
恋愛に年齢は関係ないということを知らさせてもらいました。なかなかギャバンのような大人の魅力は出せませんね(笑)
2018/10/16(火) 午前 8:18
> fpdさん
ある程度結末は想像できたのに、歳のせいかな、ジャンギャバンに入れ込んでしまった。ジャンギャバンの映画で一番好きかも。
2018/10/16(火) 午後 8:05
> あきりんさん
場末のカフェ、ウェイトレスがいつも男とつるんで居なくなる。二人の道行も、ちょうど自分の年齢になったからこそ、分かる映画に思えました。若い時は面白くないと思ったかもしれません。
2018/10/16(火) 午後 8:12
> じゃむとまるこさん
ありがとうございます笑。昔の映画も、やっぱり、いいものはいい、フランス映画の雰囲気に酔わされちゃう、ギャング以外のジャンギャバンもいいなと思いましたね。
2018/10/16(火) 午後 8:19
> 原達也さん
もし自分だったらと、考えますね。まあありえないけど、老いらくの恋、夢物語、これから、主人公は、どう生きていくのか、その先も見たい。
2018/10/16(火) 午後 8:41
> ギャラさんさん
単純には割り切れないもの、人生の機微、そのモヤモヤとした感じはそうかもしれません。
2018/10/16(火) 午後 9:27
> 瀧野川日録さん
年齢の差もあって最初は戸惑っていましたね。人生は何が起きるかわからない、自分を信じて生き抜けるしかないのかな。
2018/10/16(火) 午後 9:30
こんばんは。
これぞジャン・ギャバン、これこそフランス映画という感じでした。
TBさせてくださいね。
2018/10/17(水) 午後 9:51 [ hisa24 ]
ギャバン様♡ でも女の物語でもあり
この頃の映画は奥があって、切なくて、やはりいいなあ
トラバお願いします♪
2018/10/17(水) 午後 10:37
> hisa24さん
皆さんご覧になっているんですね。おっしゃるようにジャン・ギャバンがいい味を醸し出していたんですよね。やっぱり普通のオッサンではなかった。
2018/10/18(木) 午後 9:52
> ベベさん
ジャン・ギャバンもよかったですが、フランソワーズ・アルヌールもあまりに可哀そうで、儚い人生でした。でもジャン・ギャバンに出会えたことでよかったかも。
2018/10/18(木) 午後 10:03