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アパッチ 2018年10月15日、CSにて。 1954年度作品 監督:ロバート・アルドリッチ 脚本:ジェームズ・R・ウェブ 出演:バート・ランカスター、ジーン・ピータース、ポール・ギルフォイル、チャールズ・ブロンソン 1886年、アパッチの族長ジェロニモはアメリカ合衆国に降伏したが、ただひとり青年マサイだけはそれを拒み、脱走を図る。やがて彼はセントルイスに逃亡。その地でチェロキーの農夫に出会い、トウモロコシの種をもらう。その後、故郷に戻ったマサイは抵抗を続けながらも、生まれてくる子供のために農業を始めることに……。名匠アルドリッチ監督がランカスター演ずる先住民を主人公にすえて描く異色ウェスタン。(映画com解説) かつて、たった一人でアメリカ軍に立ち向かったインディアンがいた! その名はマサイ。凄絶な戦いの末、アパッチ族は白人に降伏する。その中で、マサイただ一人が脱走に成功。しかし故郷に戻った彼を待っていたのは、白人に完全支配された仲間の裏切りだった。そんな非常な白人と、裏切り者に対して、マサイは無謀な戦いに挑むが……。(amazon解説) 今はインディアンではなく、先住民と呼ぶみたいですね。 アメリカ合衆国に屈したジェロニモは酒におぼれ、同じ仲間で抵抗するマサイ(バート・ランカスター)を敵とみなして、攻撃を加える。 白人からも追われ、ジェロニモからも追われ、八方ふさがりの主人公。 この当時、先住民を主人公に据えた映画は少なかったのでは。 それも、同じ先住民のジェロニモからも追われるとは、ある意味味方と言えるはずなのに。 白人が正義、先住民が悪役、という時代の中、こういう映画を撮ったアルドリッチ監督が凄い、やはりアルドリッチは異端だ。 子供のために、もらったトウモロコシの種を育てる主人公と妻(ジーン・ピータース)。 結局、白人に捕まって、ただトウモロコシの種を育てた初めての先住民という肩書で、命は救われ、先住民に農業を普及することで共存の道が開かれた。 なんか、曖昧な中途半端な結末、お互いの妥協点を見出したかのような結末。 生きていくためには、子供を守るためには、こういうことが必要だなと大人の対応ぶりに、それはそれで納得できたんですが、映画的には面白くない。 調べてみると、噂では、ラストは監督の本意ではないということ。 最初の脚本では、ラストは壮絶な主人公の死だったらしい。 配給元であるユナイテッド・アーティスツが主役の死はダメと、監督、主役も説得させられて、こういう結末になってしまったとか。 監督の3作目、まだそこまで主張できる立場ではなかったのか。 設定は斬新ではあるけど、「攻撃」までの強烈さは、まだ見受けられない。 それにしても、バート・ランカスターは、色んな役をする。 俳優魂、恐れ入ります。 ジーン・ピータースは、サミュエル・フラー「拾った女」の女優だったんだ。
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バード・ランカスターが「ランボー」に見えてしまいましたが(笑
)
滅びの美学のトップ、アルドリッチ監督が、まさかのほのぼの系?ハッピーエンド
トラバお願いします♪
2018/10/22(月) 午後 9:50
私も結末を観た時は曖昧な物を感じましたがそういう裏事情があったのですね。バート・ランカスターとアルドリッチといえば他にも『合衆国最後の日』がありますね。こちらは結末が過激すぎて興収はイマイチだったらしいですが。
2018/10/23(火) 午前 1:12 [ 原達也 ]
> ベベさん
ハハ、裸の写真だけで「ランボー」ではないですよね、前にもフレディマーキュリーとか言ってましたね。そう平和的な大人の対応でした。これはこれで生活を重視した協調路線でいいんですが、ちょっとカックンでした。
2018/10/23(火) 午後 9:05
> 原達也さん
そんなにアルドリッチ作品は観ていないんですが、いつも反骨ですよね。そんなことを考えると、イマイチですね。『合衆国最後の日』は未見で、観てみたいです。
2018/10/24(水) 午後 9:18