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好色一代男 2018年11月26日、CSにて。 1961年度作品 監督:増村保造 原作:井原西鶴 脚本:白坂依志夫 出演:市川雷蔵、若尾文子、中村玉緒、中村鴈治郎、水谷良重、船越英二、近藤美恵子、伊達三郎 井原西鶴の代表作である同名の浮世草子を、市川雷蔵主演で映画化した作品。脚本と監督は前年の「偽大学生」でもコンビを組んだ白坂依志夫と増村保造が務めた。雷蔵が珍しく、世間知らずで女好きな主人公を飄々と演じている。 京都にある但馬屋の息子の世之介は、女遊びが大好きで放蕩三昧。豪商春日屋の娘のお園と縁組が進んでも女遊びは止まらず、ついには父から勘当代わりに江戸の出店へ行かされる羽目に。だが支配人の目を盗んで遊び放題、さらには吉原一の高尾太夫の身請けをしてしまい、ついに父から勘当されてしまった。頭を丸め寺に入る世之介だったが、そこでもなお浮気のくせが治まらず、寺を追い出されてしまう。世之介は北国の漁師町へ流れていくが、そこで網元の妾お町と駆け落ちを図り…。<allcinema> ちょっとした感想です。 この映画の主人公には、軽妙洒脱ということばがよく似合う。 主人公は、女性が大好きで、大事にする、守る、幸せにしたいと願う男。 だから、女性を大事にしないヤツには抵抗、反抗する。 親父はケチで母親の着る服も粗末なものしか着せない。 食べるものも質素で、大事にしない。 だから、当てつけに、女郎通いで金を使いまくる。 ドケチ親父と放蕩息子の構図。 修行に出された先でも、うまいこと言って、金を使いまくる。 それがバレて、寺に奉公に出される。 そこでも、やっぱり女に惹かれる。 女性を守るんやという主人公が、虐げられた女性を救うことになり、結局網元に抵抗する、お上に反抗する、という構図となる。 だから、痛快なんです。 大阪ですが、粋なんです。 バカにするなよ、偉いさんに負けてたまるかという気持ちになるのです。 最後は、お上に追われて、好色丸という名前の舟に乗って、身受けした女と日本を飛び出す心地よさ。 面白かったです。 早いテンポの良さもいいです。 今観ても十分楽しめますよ。 所詮、寓話ではあるんですが、脚本家、監督の意図が十分伝わってきます。 市川雷蔵は、柔らかいですね。 「ぼんち」の方が古いか。 「ぼんち」の主人公よりもっと柔らかくしたような主人公。 市川雷蔵が素晴らしかった。 すいません、間違っていました。
身受けした女はお上に拳銃で撃たれて殺されてしまったのでした。 若尾文子は色っぽいな。 |

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初見は浅草の映画街のトキワ座という映画館だったかと思います。増村作品らしくテンポはいいですが、話が盛り込みすぎでもう少し整理したらいいのにと思ったものです。この監督は役者に大芝居させませんね。長い台詞を早口で云わせるので、俳優にそんな余裕を与えないのかもしれません。
2018/12/14(金) 午後 10:57 [ SL-Mania ]
「ぼんち」も良かったですが、これも面白いですよね。雷蔵ファンなので嬉しい作品です。硬派も軟派もこなせる役者だなぁ、と。
2018/12/14(金) 午後 11:35
> SL-Maniaさん
リズミカルなテンポの良さ、盛りだくさんでも、軽妙な反抗、今でも今の時代だから、通用すると思います。面白かった。
2018/12/16(日) 午前 8:20
> アンダンテさん
雷蔵ファンのアンダンテさん、ほんと眠狂四郎のニヒルなやくから、ぼんちの軽妙な役まで、幅の広い艶のある俳優さんだなとつくづく思います。早くに逝かれて、歳を重ねた役も見たかったです。
2018/12/16(日) 午後 0:08