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さざなみ 2019年2月21日、CSにて。 2015年度作品 監督:アンドリュー・ヘイ 脚本:アンドリュー・ヘイ 出演:シャーロット・ランプリング、トム・コートネイ、ジェラルディン・ジェームズ 長年連れ添った夫婦の関係が1通の手紙によって揺らいでいく様子を通し、男女の結婚観や恋愛観の決定的な違いを浮かび上がらせていく人間ドラマ。結婚45周年を祝うパーティを土曜日に控え、準備に追われていた熟年夫婦ジェフとケイト。ところがその週の月曜日、彼らのもとに1通の手紙が届く。それは、50年前に氷山で行方不明になったジェフの元恋人の遺体が発見されたというものだった。その時からジェフは過去の恋愛の記憶を反芻するようになり、妻は存在しない女への嫉妬心や夫への不信感を募らせていく。「スイミング・プール」のシャーロット・ランプリングと「カルテット!人生のオペラハウス」のトム・コートネイが夫婦の心の機微を繊細に演じ、第65回ベルリン国際映画祭で主演男優賞と主演女優賞をそろって受賞した。(映画com解説) 仲のよかった熟年夫婦、ある1通の手紙から、二人の関係が狂い始めるというお話。 まるで、成瀬監督の映画を観ているようで、男女のちょっとした機微がまるでホラー映画のごとく、ドキドキ緊張しながら観ていました。 昔の恋人が山で遭難して、50年ぶりにその遺体が見つかったという手紙が届く。 それから夫は、昔の恋人を思い出し、今までの考え方が変わっていく。 久しぶりのラブもうまくいかないのも、恋人の影響かも。 もし、恋人が死んでいなかったら結婚していた? 現実主義の君がどうしたんだ、珍しい。 ああ、と答える夫。 ダメだな、それを言っちゃ。 夫は女性の心理が分かっていないようだ。 そして、昔の恋人の写真を見せる。 懐かしそうに、恋人との思い出を語り始める夫。 まったく、妻の様子を感づいていない様子。 ダメだな、危ないですよ。 妻は、そしらぬ顔をしながら、我慢しきれず、納戸を探して彼女の写真を見つけ、スライドフィルムを映写する。 その時、ウっと声を出す妻。 このシーンが分からなかった。 もしかしたら、恋人は妊娠していたのでは(考えすぎかな)。 何か、見つけたのは確かだ。 それとも、ネックレスかな。 自分たちには子供はいない。 作らなかったのか、できなかったのかは不明だが、自分にないものを恋人は持っている。 妻は恋人に嫉妬する。 夫の気持ちは、もう自分ではなく、恋人に注がれていると。 あなたの周りには恋人の匂いが漂っていると言い切る。 せめて、結婚45周年パーティだけは、仲良く見せたいからお願い。 大丈夫だ、凄いスピーチをするから。 夫の素晴らしい挨拶は、自分自身が感動して涙を流していた。 しかし、妻は固い表情のまま。 二人のダンスも次第に不機嫌になり、手をほどく。 ここで映画は終わるのです。 この後、果たしてどうなるのかな。 嫌な予感がする、離婚しそうかな。 ジワジワと真綿で締めつけてくる感じ。 1通の手紙が届く前は、仲睦まじい夫婦だったのに。 こんなに変わってしまう。 人の感情は一瞬で変貌する。 妻は、夫に愛情を持っていたかどうか、でも大事にしていたと思われる。 心の移り変わりは激しく、なかなか元には戻らない。 夫に裏切られたと思ったかもしれない。 さらに、嫌悪感が増していくんだろうな。 ホントに怖い話です、身につまされる。 シャーロット・ランプリングの微妙な表情が怖いんです。 元々あまり笑わない役が多いし、目が醒めているように見えるんです。 今回は、シャーロット・ランプリングの表情をずっと見ていました。 今公開中のシャーロット・ランプリング主演の「ともしび」も面白そうだ。 話は変わって、シャーロット・ランプリングって、倍賞千恵子に似てません?
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ブログさぼっていた時期で劇場鑑賞してるんですが記事にしてなかったです。そうそう、シャーロットランプリングの表情ってこわいよね。笑ってるけど目だけは笑ってないみたいな・・・・。あおして、あのシーンで終わり。この夫婦どうなったのか気になりますね。
2019/2/27(水) 午後 11:34
こんばんは。
夫は軽い認知症が入っているのではないか?とも思いました。でなければあそこまで空気が読めないっていうのは?と思いました。
自分の気持ちばかりで妻を傷つけているとは全く感じていないようでした。
そうなんです、シャーロット・ランプリングは目が怖いんです。
2019/2/27(水) 午後 11:59
シャーロット・ランプリング、若い頃は魔性の女と言われていましたね。何を考えているのか判らない、それが魅力だったのでしょう。なので今はこういう役が多い?とも思われます。ある意味、役柄が限定されてしまうのかなと。上手いですけれど、キャラではなあ い役で見てみたい気もします。
2019/2/28(木) 午前 4:28
さざなみが徐々に大きな波になっていくプロセスが丁寧に描かれていて,仰るとおりドキドキする映画ですね。死んでいる人間が生きている人たちを支配するという意味では,とても怖い映画ですね。
TBお願いいたします。
2019/2/28(木) 午前 6:27 [ 飛行機雲 ]
シャーロット主演作は、最近も公開されましたが、彼女の演技で物語を追い、想像する作りになっていますね。
今作のラストは彼女の怖さを強く感じました。
TBお願い致します。
2019/2/28(木) 午前 6:57
> LAGUNAさん
若い時に比べたらシャーロットランプリングはまろやかになってはいますが、それでも醒めた印象が強いですね。
2019/2/28(木) 午後 8:34
> じゃむとまるこさん
自分も最初はそう思いました。でも、普通に話もしているし、近所の人とも違和感ないし。40周年の時に喧嘩をしたというエピソードがありましたが、もしかしたら認知症も絡んでいるのかもしれませんね。まあ無邪気すぎますね。目と薄い唇がクールな印象を与えます。
2019/2/28(木) 午後 8:38
> アンダンテさん
自分が観てきた映画では同じような強面の役が多かったですね。普通にしていてもどこか裏があるんじゃないかと思わせますね。
2019/2/28(木) 午後 8:40
> 飛行機雲さん
死者は蘇って、生きている人を惑わす。このまま穏やかな人生を送らせてあげたかったけど、それもまた人生と諦めるしかないんでしょうね。
2019/2/28(木) 午後 8:42
> atts1964さん
最新作も俄然興味が湧いてきましたが、さすがにすぐ見るのはしんどいです。ちょっとテンションの高い映画を観ないと落ち着かない。
2019/2/28(木) 午後 8:55
1通に手紙で、長年連れ添った夫婦に ”さざなみ”が起こりましたね。
確かに、年輪を重ねた表情が倍賞千恵子に雰囲気も似ていますね。
TBさせてください。
2019/3/6(水) 午前 11:02
> fpdさん
人の感情の危うさを痛感します。似てるでしょう⤴笑。
2019/3/7(木) 午後 9:35