最近気になること

ほとんど映画、ちょいと小説、きまぐれに音楽、の感想など気になることを記事にします!

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ハード・コア
2018年12月16日、大阪ブルク7にて。

2018年度作品
監督:山下敦弘
脚本:向井康介
出演:山田孝之、佐藤健、荒川良々、康すおん、石橋けい、首くくり栲象、松たか子

山田孝之と佐藤健が兄弟役を演じ、作・狩撫麻礼、画・いましろたかしによる伝説的コミック「ハード・コア 平成地獄ブラザーズ」を実写映画化。山田が主演のほかに自らプロデュースも務め、「映画 山田孝之3D」などでも組んだ山下敦弘監督がメガホンをとる。あまりにも純粋で不器用なために世間になじめずに生きてきた男・権藤右近。群馬の山奥で怪しい活動家の埋蔵金堀りを手伝って日銭を稼ぐ彼にとって、心優しい仕事仲間・牛山だけが心を許せる相手だった。右近の弟でエリート商社マンの左近は、そんな2人の無為で自由な日々を歯がゆい気持ちで見守っている。ある日、右近と牛山は、牛山が暮らす廃工場で、古びた1体のロボットを見つける。その分野に詳しい左近が調べると、実は現代科学すらも凌駕する高性能なロボットであることが判明。彼らはロボットと不思議な友情を築いていく一方で、その能力を使って巨額の埋蔵金を密かに発見してしまう。個性派俳優・荒川良々が牛山役を演じる。(映画com解説)

なんかね、山下敦弘の映画って、いつも繁栄した華やかな日本に逆らっているような映画ばかり撮っているような気がするんですよね。
いいように言えば、置き去りにされた人たちの現実と哀歌、優しく見守っているようにも見える。

主人公たちは、どうみても忘れられた男たち。

軽薄な時代についていけない純粋な主人公(山田孝之)は、世直しが必要とする右翼の志熱い男(首くくり栲象←凄い名前だ)の下で活動する。
世の中は間違いだらけじゃないか、その世の中でうまく生きていくのが何故悪いと主人公の弟は言う。
牛山(荒川良々)は受験戦争で心を病み、たまたま主人公と知り合い、同じ行動をする。
資金源確保のため、日々金塊捜しをする右翼の団体。

そこに、今までにないAIロボットを発見、世渡りのうまい主人公の弟(佐藤健)も加わり、男たちとAIロボットとの金塊発見へとお話は展開していきます。

さらに主人公が、右翼の幹部(と言っても二人ですが)(康すおん)の娘(石橋けい)に誘惑されて、ちょっと話が絡みあい面白くなる。
でも、山田孝之のキャラもあり、シリアスになるところがどんどん喜劇的に見えてくるのは果たして監督の意図どおりかどうか。

AIが持てはやされる昨今、人間の労働力に代わって置き換わるのではと噂されるが、この映画のロボットは、正義感溢れるヤツで、ダメな主人公たちをいつも助けてくれるのです。
変な話、人に見捨てられた男たちがロボットに救われるという社会の皮肉にも映るのです。

右翼の伏線があり、主人公たちはテロ殺人者にされかかる。
警察に包囲され、もう逃げ場はない。

ラストは、果たして本当の幸せな現実か。
それとも、今の社会では生きづらい人たちのためにユートピアの幻想を監督は見せてあげたかったのか。
逆にそこでしか生きられないことを敢えて言っているようにも思え、あまりに悲しい。

死んだはずの弟は、ちゃっかり金を抱えて日本に帰ってきた。
世渡りのうまいヤツは、所詮こんなもんだ。
生きるのがうまい。

荒川良々の鼻水タラタラ演技は、映画らしくていいな〜。
TVでは絶対見られないからね、汚いからカットされるはず。

佐藤健のエロシーンも、なかなかやるな〜、役者らしくなってきた。

ワンシーンながら、スナックの客で松たか子が出演。
渋谷で暴れる若者を見て、子供ねと言う。
そしてスナックに入ってきた若者たちとカラオケをしてキスをする。
結局、若い男を待っていたことが分かる秀抜なシーン。
主人公がその後、若者を殴るが、本当は軽薄な松たか子を殴りたかったはず。

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泳ぐ人
2018年12月1日、CSにて。

1968年度作品
監督:フランク・ペリー
脚本:エレノア・ペリー
出演:バート・ランカスター、ジャネット・ランガード、キム・ハンター

プール付きの豪邸ばかりの高級住宅地。海パン姿の男がプールを完泳する。彼は家々のプールを泳ぎ継いで帰宅しようとしていた。住民達とは旧知で親しく言葉を交わす。洗練された会話術、中年とは思えぬ筋肉美、ニカッとした笑顔、美しい思い出を懐かしむような遠い眼…彼もまたこのソサエティの一員であり周囲に馴染んでいる。だが一軒また一軒とご近所(のプール)を訪問するうち、人々の態度は次第に険のあるものへ変化していく。(ザ・シネマ解説)

まあ、変てこな映画。
独創的な映画。

ネタバレあります。

高級住宅街の金持ちの家に、海パンの主人公が現れる。
家の人は、旧友のように親しげに語らい、元気だったんだ、久しぶりだなと言う。
プールを泳いで渡って自分の家まで行くんだよ。

家族は元気にしているのかと聞かれ、
娘はテニス、妻は家にいるよ。

最初は元気いっぱい。
若い女性と出会って、馬に乗ったりして、楽しそう。

そして、次第に、人々がよそよそしくなる。
ある人は、顔も見たくないと。
あまり好まれていなかったことが分かってくる。

昔の恋人とも出会う。

そして、日差しの強い夏のような季節から、寒々とした景色へ変化していく。
まるで、人の一生を見ているかのような描き方。
若々しい若者のような姿から、後半は、中年の老人へと変貌していくように見える。

最後は痛々しい。
嵐の中、海パン一丁で自分の家と思しき場所にたどり着くが、家は朽ち果て、扉は空かない。
「娘はテニス、妻は家にいる」というのは多分違うようだ。
そう信じたいと思う自分の幻想か、妄想か。
思い出したくない厳しい現実を見た。
今までの過去を忘れたいため、ウソのことばで現実から逃げていたんだろうな。
哀れな主人公。
人の一生を一日で描き、幻想シーンも盛り込んだ、なかなか面白い映画でしたよ。

邦題の「泳ぐ人」は原題通りのようです。

それにしても、バート・ランカスターという役者は色んな役をする俳優だと感心します。
この映画も最初から最後まで海パンでしたから。

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暗殺のオペラ
2018年8月13日、CSにて。

1970年度作品
監督:ベルナルド・ベルトルッチ
脚本:ベルナルド・ベルトルッチ、マリル・パロリーニ
撮影:ヴィットリオ・ストラーロ、フランコ・ディ・ジャコモ
出演:ジュリオ・ブロージ、アリダ・ヴァリ

「暗殺の森」「ラストタンゴ・イン・パリ」などで知られるイタリアの巨匠ベルナルド・ベルトルッチが、1970年に手がけた長編監督第4作。ラテンアメリカ文学の鬼才ホルヘ・ルイス・ボルヘス「伝奇集」に収められている「裏切り者と英雄のテーマ」を原作に、物語の舞台を北イタリアの架空の町に置き換えて描いた。ファシストによって暗殺された父の死の真相を探るべく、アトスは北イタリアの田舎町を訪れる。この町で父は英雄的存在になっており、謎は少しずつ解明していくが、そこには意外な事実が待ち受けていた。ジュリオ・ブロージが若き日の父と息子の2役に挑戦し、「第三の男」のヒロイン役で知られるアリダ・バリが父の愛人役を演じた。日本では1979年に劇場初公開。2018年、デジタルリマスター版でリバイバル公開。(映画com解説)

遅ればせながら。
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。


裏切りのお話。

ドイツファシスト時代のイタリアのある町、一人の反ファシストの男が暗殺され、語り草の英雄の伝説と化した。
時代は変わり、その英雄の息子が、その町の女性から招待され、父親が誰に殺されたかを探るミステリードラマにもなっている。
でも、ミステリー色は強くない。
あくまでも監督の個性が強調される。

この映画を観ると、「暗殺の森」の原点がここにあることが分かる。
ただ、危うさ、狂気は「暗殺の森」には及ばない。

元々は、反ファシズムの若者たちによるムッソリーニの暗殺計画。
それが、いつの間にか、スパイ、裏切り、英雄を殺せという自作自演の陰謀劇へと変貌する。
勇気と反逆、色んな思いが交錯する。
真実には意味がないと言う。
個人は全体の一部、全体は個人の一部と言う。
人の感情の脆さは感じ取れる。

その時代を過ごした監督の苦悩ぶりが色強く反映しているように思える。
思想的な裏切りと諦め、信じることへの不毛。

ラスト、まるで、忘れられたかのような町。
時間が止まったように、主人公は生い茂った草から抜け出せない。
過去から抜け出せない。

緑の鮮やかさ、青空のブルー、ヴィットリオ・ストラーロの絵画のような切り取った映像は美しい。

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夜は短し歩けよ乙女
2018年12月20日、CSにて。

2017年度作品
監督:湯浅政明
原作:森見登美彦
脚本:上田誠
声優:花澤香菜、星野源

「四畳半神話大系」「有頂天家族」などで知られる人気作家・森見登美彦の初期ベストセラー作品で、黒髪の乙女に思いを寄せる冴えない大学生の物語をユーモラスに描いた「夜は短し歩けよ乙女」をアニメーション映画化。監督は、テレビアニメ化された「四畳半神話大系」や「マインド・ゲーム」「ピンポン THE ANIMATION」など独特な表現手法のアニメ作品で人気の湯浅政明。同じく「四畳半神話大系」も手がけた、劇団「ヨーロッパ企画」の上田誠が脚本を担当。シンガーソングライターのほか、ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」などで役者としても人気の星野源が、主人公の声を担当した。所属クラブの後輩である「黒髪の乙女」に恋心を抱く大学生の「先輩」は、「なるべく彼女の目に留まる」ことを目的とした「ナカメ作戦」を実行する日々を送っていた。個性豊かな仲間が巻き起こす珍事件に巻き込まれながら季節はめぐっていくが、黒髪の乙女との関係は外堀を埋めるばかりでなかなか進展せず……。(映画com解説)

なかなか面白かったです。
でも、感想がまとまらない。

学生の頃の匂いが、よくも悪くも伝わってくるのです。

京都という古の街の、妖怪たちがうごめうているちょっと不穏な感じとか、酒豪たちの勝負とか、変な人たちとの出会い、繋がりとか、それを普通に描くのではなく、シュールに大胆に、色鮮やかに、幻想的に、最後は、ボーイミーツガールの純愛のお話でした。

観る者を混乱の渦に落としまくり、下品そうで上品で、京都という街が、古書の神が現れたり、本を大事にしている原作者が垣間見える。

まあ、学生のノリの悪ふざけとも見えるしな〜。

真面目にストーリーを追っていってはダメな映画のような気がする。
流れにまかせて、気楽に観れば、それなりに楽しめる。
一日の話のようにも見えるし、何日かのようでもあり、人生のように長いようでもあり。
さらに、文学的な匂いも強い。

京都の妖怪的危うさの楽しさ、脳内パニックの爆発した妄想のシュールな映像美。

凄いな〜。
まあ、独創的な映像に酔いしれることは間違いない。

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サムライ
2018年12月3日、CSにて。

1967年度作品
監督:ジャン=ピエール・メルヴィル
脚本:ジャン=ピエール・メルヴィル
撮影:アンリ・ドカエ、ジャン・シャルヴァン
出演:アラン・ドロン、ナタリー・ドロン、フランソワ・ペリエ

ジェフ・コステロは一匹狼の暗殺者である。多額の報酬をもらい、恋人のコールガール・ジャーヌにアリバイを頼んだうえで依頼された暗殺を実行していた。ある日、いつものように暗殺を実行したジェフは退散する途中、歌手のヴァレリーに顔を見られてしまう。これで警察にマークされる事となってしまったジェフは命を狙われるはめになる。 そんな中、ジェフは新たな殺しの依頼を受けるが、そのターゲットはヴァレリーだった。(ウィキペディアより)

クールな殺し屋のお話。
大昔、子供の頃TVで観たきりで、昔から見たかった映画。

ちょっとした感想です。
ネタバレあります。

冒頭、殺伐とした寂寥感の部屋の中で、タバコの煙だけが漂う。
そして、「サムライの孤独ほど深いものはない」とテロップが流れる。
その後も、醒めた映像は、実に冷たくて決まっている。

無表情のアラン・ドロンが、憎いほどかっこいいのだ。
トレンチコートを着て、いつも帽子のツバを気にして、真っすぐに直すクセ。
小鳥を飼っているが、部屋に盗聴器が仕掛けられているかを察知するため。
誰にも愛情を注ぐことはしない。

雰囲気はバッチリなのに、お話が、う〜ん、ちょっとイマイチかな。

依頼を受けた殺しを冷静に実行するだけ。
その時にピアノ弾きの女性に顔を見られてしまう。

そりゃ、顔もバレバレだし、堂々と殺しをするんだから当然だ。
今まで何回も殺しをしているなら、普通捕まってしまっているだろう。
計画が緻密ではないんですね。
まあ愛人にアリバイ工作を頼んで、男が来る前にわざと出会って違うアリバイを作ってしまうのはうまいと思いますが。

警察に容疑者として捕まって、うまく釈放されたけど、依頼人は自白するのではと、主人公は追われることに。
そして、別の殺しの依頼が。

ラストがまたカッコいいんです。
空砲です。

でもよく考えたら、何故ピアノ弾きの女性を殺さなかったのか、何故助けたのかよくわかりませんでした。
それほど彼女に愛情を感じたようにも見えなかったし、不可解なんですよね。

車を盗む時に、当たりが出るまで大量のカギを一つずつ鍵穴に差し込むシーンも気に入っています。

まあ、クールな雰囲気とアラン・ドロンのカッコよさを楽しむ映画かなと思いました。

ナタリー・ドロンはクールな美人ですね。

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